資産保全の手段としてビットコイン保有
モバイルゲーム開発のKLab株式会社は11日、経営戦略の一環としてビットコイン(BTC)を購入したことを発表した。購入金額は2,000万円で、約1.2BTCを購入単価約1,669万円で取得した。
同社は購入理由について以下のように述べている。
「近年、暗号資産、特にビットコインが『デジタルゴールド』として市場の基軸資産として安定した分散投資先と見なされてきております。当社におきましても、長期的な資産保全の手段のひとつとして、短期的に使う予定がない資金の一部を暗号資産として保有することといたしました」
同社は保有を通じて、暗号資産及びブロックチェーン技術への理解を深め、将来的には事業への活用も検討するとしている。リスク管理については適切なモニタリング体制を整備し、保有方針や売却戦略を柔軟に見直す方針。保有する暗号資産は四半期ごとに時価評価し、評価損益を損益計算書に計上する。
国内では今夏以降、複数の上場企業がビットコインをトレジャリー資産(企業の余剰資金を運用する資産)として保有する動きが広がっており、ゲーム業界でも暗号資産を活用した事業展開が本格化しつつあるようだ。
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国内ゲーム業界でも進む暗号資産戦略
KLabは『BLEACH Brave Souls』『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』などの人気IPを活用したモバイルゲームを国内外で展開。時価総額136億円、従業員約400人の東証プライム市場上場企業だ。
同社は2022年に100%子会社として株式会社BLOCKSMITH&Co.を設立。BLOCKSMITHはブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』やポイ活アプリなどのWeb3関連事業を展開している。
同じくプライム市場上場でモバイルオンラインゲーム事業やブロックチェーン等事業を行う株式会社gumi(3903)は、時価総額217億円、従業員約300人の規模でKLabと匹敵するが、暗号資産トレジャリー戦略では先行している。
gumiは8月に25億円相当のXRP購入を決定し、ビットコインとの両軸戦略を発表。10月には子会社を通じた予測市場サービスの事業化検討を明らかにした。さらに2月には10億円規模のビットコイン(BTC)購入を決議し、Babylonを使ったBTCステーキングによる収益化も視野に入れている。
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