シタデルから2億ドル調達
米仮想通貨取引所クラーケンは、米大手ヘッジファンド のシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保したとフォーチュン誌が18日に報じた。この投資により企業価値は200億ドルと評価された。クラーケンは9月にもジェーン・ストリート、DRW、HSG(旧セコイア・キャピタル・チャイナ)、オッペンハイマー、トライブ・キャピタルなどから150億ドルの評価額で6億ドルを調達していた。
シタデル・セキュリティーズのジム・エスポジト社長は声明で「市場におけるデジタルイノベーションの次の章を形作るクラーケンの継続的な成長を支援できることに興奮している」と述べた。シタデルはクラーケンとリスク管理や市場構造分析などで協力する。
ケン・グリフィン氏が率いるシタデル・セキュリティーズは以前米国の規制不透明性を理由に、仮想通貨取引所でのマーケットメイキングやデジタル資産関連の投資を避けてきた。しかしドナルド・トランプ大統領が1月に就任した後、同社はコインベース、バイナンス、クリプト・ドットコムなどの取引所で取引する計画を立てたとブルームバーグが2月に報じていた。
また、11月初めにはリップル社がシタデルや資産運用会社フォートレス・インベストメント・グループなどから5億ドルを調達したと発表している。
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クラーケンは2回の資金調達で合計8億ドルを確保し、来年予定されている新規株式公開(IPO)前にバランスシートをさらに強化した。追加資金を北米以外の市場への拡大や新たな決済商品の開発などに使用する予定だ。
これら2回の資金調達前、クラーケンはベンチャーキャピタルから2,700万ドルしか調達していなかった。2011年に設立された同取引所は今年の第3四半期に売上高を前年同期比で2倍以上の6億4,800万ドルに伸ばした。
なお、クラーケン共同最高経営責任者のアージュン・セティ氏は11月のIPO計画に関する質問で「プライベート企業として今日バランスシートに十分な資本があり、上場を急ぐつもりはない」と語った。
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