はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

人気仮想通貨ウォレットMyEtherWalletなど、フィッシング詐欺など不正行為に注意喚起 ユーザーへの対策促す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

二つのオンラインウォレットがフィッシング攻撃を受けたか
仮想通貨オンラインウォレットElectrumとMyEtherWalletはブログにて、ユーザーの個人情報を狙ったフィッシング詐欺に関して、注意喚起を行なった。偽サイトによるアップデートの要求やEメール送信元を装った手法が確認されており、注意が必要だ。

二つのオンラインウォレットがフィッシングに対する警告を開示

仮想通貨のウォレットのフィッシング詐欺が、再度流行し始めているようだ。

利用者に警鐘を鳴した、仮想通貨オンラインウォレットElectrumMyEtherWalletは、公式ブログにて、ユーザーの個人情報を狙ったフィッシング詐欺がおきているとの報告をおこなった。

フィッシング詐欺とは

フィッシング詐欺とは、送信者を詐称したEメールを送りつけたり、偽のEメールから偽のホームページに接続させたりするなどの手法で、クレジットカード番号、口座情報(ユーザID、パスワード等)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言う。

MyEtherWalletの警告に関して

まず、MyEtherWalletの公式チームは、個人情報フィッシングの恐れに関して、警告ツイートを行なった。

現在、フィッシングのEメールが送られており、ユーザーの個人情報を探ろうとしているが、ご注意ください。

MyEtherWalletから直接ユーザー様へEメールを送ることはなく、「サポート」から受け付けた問い合わせに対する返信のみとなります。

我々は、秘密鍵やその他大切な個人情報について、聞き出すことは絶対にありません。

ユーザーのみなさんは常に不審なメールにはご用心ください。

昨年の9月、大手サイバーセキュリティ会社のSegasecのレポートによると、MyEtherWalletは、多くの利用者がいる人気ウォレットである一方で、米著名のフォーチュン誌が年1回編集・発行するリストの1つであるフォーチュン500に選出されている銀行よりも多くのハッキング攻撃を受けたことが報じられるなど、これまで詐欺や攻撃にも悩まされてきた。

同社も対策を講じているが、ユーザー側が攻撃の糸口を作り出してしまうフィッシングなどは、特に対策が難しく、ユーザー側の細心の注意が必要となる。

Electrumの警告に関して

もう一つのウォレットElectrumでは、ユーザーから偽サイトによる詐欺行為が判明したという。

出典:Reddit

この画像は、Electrumウォレットの「v4.0.0」のバージョンアップに見せかけた偽サイトであるが、実際Electrumにはv4.0.0というバージョンは存在せず、v3.3.3が最新バージョンとなる。

なお、Electrum側は、今後の最新バージョンリリースの発表時には、公式からの発表を行うとし、公式情報とは異なるヴァージョンのサイトには注意してほしい、との警告を行なっている。

出典:Electrum

また、Electrumからもv3.3.3以前のバージョンではフィッシングの脆弱性が依然残っているため、必ずelectrum.orgからアクセスを行なった上でダウンロードすることを忠告している。

ハッキングや不正アクセスが未だユーザーを悩ます仮想通貨業界、ユーザーは自ら資金を守るためにも、十分な注意は不可欠だ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨Zcash、水面下で偽装通貨の発行を可能とする脆弱性を修正 被害報告はなし
代表的な匿名通貨Zcash(ZEC)における偽造が可能となる脆弱性が昨年発見されていた事をZcash Companyが公表した。なお、ZEC偽造の脆弱性は既に10月時点の大型アップデート「Sapling」で改善されているため、通貨保有者は特別な処置をとる必要はない。
仮想通貨だけではない?年間220兆円相当の不法取引を許容する金融業界の全貌
国連薬物犯罪事務所の調査で年間220兆円相当の不法な取引が行われていることが判明。シティグループやJPモルガンチェースなどの大型金融機関も資金洗浄を許容している実態に迫る。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧