WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン長期保有者の売却行動に変化 市場の方向性は今も不透明か=アナリスト分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

長期保有者に損切りの動き

仮想通貨アナリストらは今週、ビットコイン(BTC)が重要な転換点に差し掛かっているとの見方を示している。長期保有者(LTH)の行動パターンに変化の兆しが見られる中、価格は数日間にわたり狭いレンジで推移しており、市場参加者は今後の方向性を注視している。

オンチェーンデータ分析を専門とするDarkfost氏は13日、長期保有者の降伏の兆候が現れ始めていると指摘した。ビットコインが現在の価格水準(90,000〜92,000ドル帯)で取引されたのは約9カ月前の2025年4月が最後で、それ以降に購入した投資家の多くが含み損を抱えている状態だという。

同氏によると、最近LTH SOPR(長期保有者消費アウトプット利益率)が一時的に1.0を下回り、一部の長期保有者が損切りを選択している。

LTH SOPRは、長期保有者が売却時に利益を出しているか損失を出しているかを測る指標で、1.0を下回ると損切りを意味する。

出典:Darkfost氏のX投稿

また、同氏は、最近30日間平均は1.18とプラス圏だが、年間平均の2.0を大きく下回っていると指摘、さらに悪化すれば短期的には弱気材料になると述べた。

同氏によると、実現利益の減少は売り圧力が弱まっている兆候とも解釈できる。しかし、短期的に強気相場が継続するには、LTH SOPRが安定し、理想的には再び上昇トレンドに転じる必要があるという。

なお、執筆時ビットコインは前夜発表の弱い米インフレデータを受け上昇し、2025年11月以来の高値を記録し一時96,000ドルに到達した。

関連:ビットコインは2050年までに290万ドル到達可能か VanEckが3つのシナリオを分析

方向性巡り不透明感

オンチェーンデータ分析企業Glassnodeも、長期保有者が2025年下半期の高頻度売却から2026年1月の低頻度売却へと移行していると指摘した。

利益確定の量は、浅い弱気局面で観察されるレベルまで冷え込んでいる。こうした状況は不確実性の高まりと関連しており、強気相場の中間的な一時停止期、または深い弱気相場の初期段階で見られる傾向があるという。

一方、機関投資家向け分析を提供するBitcoin Vectorは、ビットコインが大量のオンチェーンおよび取引ボリュームを伴う高圧縮ゾーンで数日間推移していると指摘。価格が狭いレンジに閉じ込められ、大きなエネルギーが蓄積されている状態だという。

同社によると、横ばいレンジからのブレイクアウトを3度目の試みが進行中だ。過去2回の試みは失敗に終わっており、「3度目の正直となるか、それともまたフェイクアウトか」と問いかけている。こうした圧縮された状況は、近いうちに上下いずれかへの大きな価格変動が起こる可能性を示唆している。

ただし、市場では異なる見方も存在する。一部のアナリストは、売却頻度の低下を長期保有者が蓄積フェーズに入った兆候と解釈している。

関連:「クジラはビットコインを買い増していない」=クリプトクアントが見解

オンチェーンデータでは、長期保有者の供給量が増加に転じたとの指摘もあり、現在の価格水準を買い増しの機会と捉える投資家も存在する。長期保有者の行動を巡る解釈は分かれており、市場の方向性には依然として高い不確実性が残っている。

関連:パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/15 木曜日
10:05
ビットコイン下落、米CPI上振れで利上げ警戒|仮想NISHI
*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。 クリプト市場マーケットレポート(10/15 AM10…
10:00
ポリゴン、米48州で規制準拠した資金移動に対応 コインミー買収完了で
ポリゴン・ラボが米仮想通貨企業コインミーの買収を完了した。米48州で規制下の資金移動に対応する決済基盤に、タザペイ、メッシュ、トク、キラの4社が初期の導入企業として加わった。
09:37
ブラックロックQ3決算、仮想通貨ETF残高約12.6兆円 3か月で1.6倍
米ブラックロックは14日発表の2026年第3四半期決算で、仮想通貨ETFで構成するデジタル資産部門の残高が796億ドル(約12.6兆円)と3か月で約1.6倍に増えた。純流入は79億ドル。サークルとセキュリタイズへの出資でも評価益を計上した。
09:25
ビットワイズ、「AIや金利がどう動いてもビットコインは長期的に上昇」と予想
ビットワイズのマット・ホーガン氏は14日、AIや金利の行方にかかわらず長期的にはビットコインが上昇するとの見方を示した。9月の米CPIが予想を上回り8.2万ドルを割り込む中、アナリストの下値見通しは分かれた。
08:22
米ホワイトハウス仮想通貨評議会のウィット事務局長が退任、後任未発表
米ホワイトハウス仮想通貨評議会の事務局長を務めたパトリック・ウィット氏が、国防総省からの出向期間の満了で退任した。ホワイトハウスは後任に関する質問に答えておらず、クラリティー法案は上院で停滞中。
07:25
米SEC、コインベースなど一部企業の業績連動バイナリーオプションを承認
米SECは13日、Cboeが上場する企業の業績指標連動バイナリーオプションを承認した。コインベースの取引高などに「はい」か「いいえ」のポジションを取れ、仮想通貨関連企業の業績を取引できる手段が加わった。
06:55
英大手銀、ステーブルコイン2兆ドル到達予測を2030年に後ろ倒し
スタンダードチャータードが、ステーブルコイン市場が2兆ドルに達する時期の予測を2028年から2030年に延期した。供給量は約3,090億ドルで停滞する一方、送金額は拡大し、同行は規制を最大のリスクに挙げた。
06:35
クラーケン基盤企業ペイワード、欧州の銀行買収へ 仮想通貨企業で初
仮想通貨取引所クラーケンの基盤を担うペイワードは、リトアニアで免許を持つサルド銀行の持ち株会社を買収する正式契約を結んだ。完了は2027年を予定し、規制当局の承認が条件となる。
06:10
ビットコイン8.2万ドル割れ、米消費者物価の上振れで利上げ観測再燃
米9月の消費者物価指数が予想を上回り、仮想通貨ビットコインは14日夜急落し8万2,000ドルを割り込んだ。10月の利上げ確率が約54%に上昇し、金利見通しへの懸念が再燃した。
05:40
米上場エバーノース、保有する4.7億XRPを運用へ リップルやコインベースなど4社と連携
米上場の仮想通貨XRP保有企業エバーノースは14日、リップル、クラーケン、コインベース、ビットゴーの4社と連携し、2026年第4四半期から4億7,300万XRPの運用を始めると発表した。
10/14 水曜日
21:45
米ストライブ、2日連続でビットコイン追加購入を発表 上場企業保有量で世界4位に
仮想通貨ビットコインを保有する米ストライブが、2日間で2,822BTCのビットコインを取得した。保有量は35,595BTCに増え、上場企業では5位から4位に上がった。
18:10
マウントゴックス元CEOがAmazonで買ったレジャーで不正装置発覚
マウントゴックス元CEOのカルプレス氏は11日、Amazon Japanの出品で購入したレジャーのNano Xに、画面の復元フレーズをLTEで外部へ送信する装置が入っていたと明らかにした。東南アジアのクリプトビリス経由の被害との関係は不明。
16:24
SBIと吉本興業が合弁へ デジタル証券でコンテンツ資金調達の新手法めざす
SBIホールディングスは14日、吉本興業HDとエンタメ領域で戦略的業務提携に向け基本合意したと発表した。合弁会社を設立するほか、セキュリティトークン基盤を活用し、IP・コンテンツ領域で新たな資金調達手法の創出に取り組む。
14:15
韓国、仮想通貨の課税基準を11月にも告示へ 約30万円超に22%
韓国国税庁のイム・グァンヒョン庁長は13日の国政監査で、仮想通貨の課税基準を定める告示を11月ごろに出す準備を進めていると明らかにした。2027年1月の課税開始を控え、ステーキングの扱いや2028年5月からの申告・検証、猶予論をまとめた。
14:05
予測市場ポリマーケット(Polymarket)とは?仕組み・法的位置づけと日本の現在地
予測市場ポリマーケット(Polymarket)の仕組みと、価格が確率を示す理由を解説。予測精度の検証や資本背景に加え、「賭博か、金融商品か」をめぐる各国の規制と日本での法的な位置づけを整理。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧