仮想通貨市場低迷で赤字転換
著名投資家マイケル・ノボグラッツ率いるギャラクシーデジタルは3日、2025年10~12月期および通年の業績を報告した。暗号資産(仮想通貨)市場の低迷を受け、前四半期に4億8,200万ドル(約750億円)の純損失を計上している。
10~12月期は調整後1株当たり損失1.08ドルを計上した形だ。アナリストの事前予想は、1株当たり損失91セントだった。
同年7~9月期には過去最高の業績で、利益は1,500%以上増加して5億5,000万ドルに達していたところからの変化となった。
2025年の年間純損失は2億4,100万ドルに上り、ギャラクシーデジタルはこのことについて、仮想通貨価格の下落と、ビットコインマイニングインフラに関連する約1億6,000万ドルの一時的費用が発生したことなどによると説明している。
仮想通貨の取引量は前四半期比で約40%減少していた。
一方で、ギャラクシーは売上高と利益の減少にもかかわらず、バランスシートへの現金とステーブルコインの積み増しによって流動性を高めている。第3四半期末の現金とステーブルコインの残高は26億ドル(約4,050億円)で、前四半期の19億ドルから36%増加した。
ステーブルコインとは
価格が常に安定している(stable)仮想通貨を指す。ステーブルコインは暗号資産の一種で、BTCやETH、XRPなど変動性のある資産とは異なり、米ドルなどに裏付けられその価値を保つことが目的だ。米ドルの裏付けによるステーブルコイン(USDT・USDC)のほか、アルゴリズムを利用するステーブルコインもある。
また、総資本は、主に2件の戦略的エクイティファイナンス(株式による資金調達)により、前年比38%増加し、30億ドル(約4,700億円)に到達している。
資産運用・インフラソリューションのプラットフォーム上で預かっている総資産は2025年末時点で120億ドル(約1.9兆円)であり、資産運用事業への純流入額は年間20億ドル(約3,100億円)で、有機的成長率34%を達成した。
ギャラクシーデジタルは、今年1~3月期に1億ドル(約156億円)規模のヘッジファンドを立ち上げる予定だと報じられている。資産の最大30%を仮想通貨に配分し、残り70%は従来型金融サービスに関連する株式に投資する見込みだ。
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データセンター事業を拡大中
ギャラクシーデジタルは、データセンター事業も行っている。テキサス州に大規模な施設を建設中であり、2026年上半期には、クラウドコンピューティング・プロバイダーのコアウィーブに133メガワットの電力インフラを供給する予定だ。
先月、テキサス州の送電事業者であるERCOTから、この施設に830メガワットの電力容量を追加する承認を取得し、総発電容量は1.6ギガワットとなった。
カンター・フィッツジェラルドのアナリストは、この発表について、「ギャラクシーが北米で最大規模かつ最も急速に成長しているデータセンター開発業者の一つになりつつあるという当社の見解を裏付ける」としている。
なお、ギャラクシーデジタルがインフラを提供するコアウィーブは、AI(人工知能)に特化した企業だ。昨年はビットコイン(BTC)マイニング大手コア・サイエンティフィックを買収する計画が発表されたが、この契約は頓挫した。
コア・サイエンティフィックは、他の様々なマイニング事業者と同様に、AIに焦点を当てたハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)へのインフラ提供に軸足を移している。
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