はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アメリカンエクスプレスがブロックチェーンで顧客情報を管理し還元するシステムを特許出願

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アメリカンエクスプレスがブロックチェーンを活用したシステムを特許出願
クレジットカードでお馴染みの企業アメリカンエクスプレスが、ブロックチェーン技術を応用して顧客の利用履歴を正確に収集し還元するシステムを発表しました。
銀行やカード会社など決済システムを導入する企業のブロックチェーン導入相次ぐ
決済システムを導入している多くの企業がブロックチェーン技術応用するというニュースが相次いでいますが、競合他社が多い業界で勝ち抜く為にはすでに技術導入は最低ラインとなっているのか?

American Express(Amex)グループの、旅行関連及び金融サービスを提供している『American Express Travel Related Services Co.』は、ブロックチェーン技術を利用した個人顧客向けの褒賞(還元)システムの特許を出願しました。

この褒賞制度は、ポイントやデジタル通貨または特定のプロダクトと紐づいた商品を顧客の正確な利用履歴を元に還元するシステムとして機能します。

2017年10月中旬に米国特許商標庁(USPTO)によって公開された特許出願に基づき、同社はこのブロックチェーン技術を情報の保存と更新につなげるリソースとして利用し、顧客の利用支出パターンの履歴である個人データをブロックチェーンで収集した上で、その顧客にあった正確な報酬を提供できる環境を提供する予定です。

※アプリケーション概要の一部は以下の通りです。

  • ブロックチェーンの構造は、増大し続けるデータやリストの履歴を分散化したデータベースとして保存ができます。
  • さらにブロックチェーンの各ブロックには、処理された時間の記録と前のブロックとリンクした情報が保存され、各取引履歴とブロックチェーンで実行された結果を分散させて保存することができるため、セキュリティ面も強化することができます。

アメックスブロックチェーン技術プロジェクト

競合他社である他のクレジットカード企業も次々にブロックチェーン技術を応用するプロジェクトを打ち出しています。

この状況を勝ち抜く為にも、アメックスも同様にブロックチェーンをベースにしたアプリケーション開発プロジェクトを進めています。

アメックスは7月に同社のブロックチェーン技術をより促進するために、『Linux Foundation』によって開始された『Hyperledger Blockchain consortium』に参加しました。

Hyperledgerはオープンソースのブロックチェーンプラットフォームで、ブロックチェーンの技術を仮想通貨だけでなく最大限に利用できる環境をつくることを目的として生まれた、ブロックチェーン技術の推進コミュニティです。

Amexの最高情報責任者(CIO)Marc Gordon氏は以下のように語りました。

このコンソーシアムへ参加したことにより、我々の既存のビジネスプロセスとアプリケーションを大きく変革をもたらし、顧客やビジネスパートナーにブロックチェーンの功績として革新的な製品の提供することができるでしょう。

American Express Files Patent on Blockchain-Based Personalized Customer Rewards System

Oct 24,2017 by Lisa Froelings

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

先日アメックスの競合他社であるマスターカードもブロックチェーン活用を目指し、すでに仮想通貨を一切利用しないという”法の規制を受けない”独自ブロックチェーンの開発し成功したことを発表しました。

マスターカードがブロックチェーン技術を適用した決済システムを導入
大手クレジットカード提供会社であるマスターカードが支払い処理システムにブロックチェーン技術を導入決定しました。最大の特徴は、既存の多くのブロックチェーンとは違い、仮想通貨を使用せず、国家の通貨を使用します。

このように銀行だけでなく、決算手段を有する企業の中で勝ち抜くためにはすでにブロックチェーンは最低条件にまで来ているのではないか?と思わせるほど、多くの企業がこの技術の開発に精力的に乗り出し投資をしています。

我々が日々利用する銀行送金やカード決済がより早くより安価なコストで導入または、利用できる日も近いのではないでしょうか?

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
14:54
暗号学者アダム・バック、ビットコインの現実的な量子リスクは最短でも20年後 「備えは十分可能」
暗号学者アダム・バック氏が量子コンピュータによる脅威について「20-40年は安全」との見解を示した。一方、専門家の間では5-10年以内のリスクを指摘する声もある。
13:40
エルサルバドル、下落局面で約155億円相当のビットコイン押し目買い 保有高は7474BTC
エルサルバドル政府が市場下落局面で約155億円相当のビットコインを追加購入し、保有高は7474BTCに達した。2025年1月に法定通貨地位を撤廃したものの、ブケレ政権は戦略的準備資産としての蓄積を継続している。
13:25
ヴィタリック、イーサリアムのプライバシー保護ツール「Kohaku」を紹介
仮想通貨イーサリアムのブテリン共同創設者がプライバシー保護ツール「Kohaku」を新たに紹介した。Railgun連携やゼロ知識証明で匿名性を強化する開発ロードマップを解説する。
13:10
CZ氏、6650億円の罰金返還なら米国に再投資と言及
バイナンス創業者CZ氏が米司法省への約6650億円の罰金返還時に米国再投資を表明。トランプ大統領からの恩赦後、民主党議員からの腐敗疑惑批判に対し、感謝と慎重さのバランスを強調した発言として注目される。
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧