はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン・シルバー誕生?/ビットコインを取り巻く現状を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン・ゴールドに続き、ビットコイン・シルバーのハードフォークを行う計画が出てきている
これは、現在の主要マイナーたちの中央集権化しつつある状況を変え、多くの人にマイニングに参加してもらい、非中央集権に戻すことを目的としています。
当初はSegWit2xが圧倒的な支持を得ていた
しかし徐々に”不明確性”を考慮し、既存のビットコインブロックチェーンを支持する機関も増えてきています。

多くの仮想通貨取引所がSegWit2xに対する支持を取りやめる中、ビットコイン・シルバーとして新たなフォークが業界を賑わせようとしています。

ビットコイン・ゴールドがビットコイン・ブロックチェーンからフォークして一日も立たない内に、ビットコイン・シルバーの開発者はBitcointalk内の掲示板で、”ビットコインを非中央集権に再度戻す”と宣言し、新たなプロジェクトを発表しました。

ビットコインゴールドも、未だ問題が絶えず、取引を開始もしくは、すでにトークン配布を開始している取引所は未だ世界でも多くありません。

またビットコインホルダーは、次々に発表されるハードフォークに、多少疲れてきているのではないでしょうか?

ビットコインゴールド価格大幅下落、DDos攻撃に合いウェブサイトがダウン
ビットコインゴールドの価格が24日のハードフォーク後に急落しました。アルトコインへの資金流入、DDoS攻撃(サーバの負荷や通量を増加させる、攻撃元が分散化されたDoS攻撃)を受けたことが原因と予想されています。

ビットコインシルバーの掲示板での内容は、下記のように記載されていました。

「ビットコイン・シルバーは一般消費者向けのマイニング機器を評判の良い企業で製造、流通させ、世界中の新しい人々にマイニングに参加する機会を与えます」

10月25日時点で、技術的な詳細は公開されていませんが、ビットコイン・シルバーはビットコイン・キャッシュやゴールドと同様の方法で流通させ、12月にはビットコイン(プライベート・キー)の所有者向けに展開される予定です。

具体的なハードフォーク実行のブロック数や日程は公開されていません。

ビットコインは、ビットコイン・ゴールドのフォークから24時間後には8%も価格を下げ、今後もSegWit2xフォークの不透明さから仮想通貨消費者やビジネスに影響を与えることになる可能性が議論されています。

SegWit2xがどのように扱われるかという議題に対し、毎日のように仮想通貨業界での主要プレイヤーの意見が飛び交っていますが、その意見は千差万別です。

10月25日の水曜日に、香港取引所の一つである ANXPRO は、「少なくとも短期的に見ると、ビットコインのSegWit2xフォークは支持できない」と語りました。

「セキュリティと堅実性は、私たちの最優先事項です。よって、ANXPRO は現時点では、この不明確で不堅実なブロックチェーンを支持することはできません」とユーザーに対してメールを送信しました。

同時期に、主要取引所である Coinbase は、SegWit2xへ支持表明内容を一変させ、ビットコインユーザーを混乱させる結果となりました。

これに伴い、CEOのBrian Armstrong氏は発表に不明確性があったと説明し、謝罪しました。

ANX PROのSegWit2xの対応内容

SegWit2xについて、ANX PRO目線ですが、状況が書かれているので一読ください。

SegWit2Xは、ビットコインのトランザクション処理能力を向上させるために、5月に提案された、セグウィットとハードフォークの妥協案として提案されました。

SegWit2xのセグウィット(ビットコイン自体の容量を小さくする)はすでに完了していますが、11月にブロックサイズの拡大を目的としたハードフォークが予定されています。

– 2つの派閥に大きく分かれたビットコインコミュニティーでのそれぞれの相違する変更点(意見の対立)は、既存のウォレットに適合するため、ビットコイン・エコシステムに、取引承認に関する混乱と反発を引き起こす可能性があります。

– これは、様々な結果が想定されます。下記は、起こりうる可能性として考えられるほんの一例です。

  • ”本物のビットコイン”はどちらなのかという議論や混乱が残ったまま、2つのチェーンが共存(これは、SegWit2xが既存のモバイル・ウォレットやライト・ウォレットによって有効なチェーンであると認識される可能性を考慮すると非常に複雑になります)
  • どちらか一方のブロックチェーン(コミュニティ)による妥協、または、緊急ハードフォークによって、一つのブロックチェーンに収束する可能性

– ANXPRO は、どのような結果になるかは、未だ不鮮明ではありますが、ビットコイン主要ネットワークが大混乱に陥る可能性は非常に高いとしています。

– ANXPRO は、フォーク日以降の一定期間取引停止を制定する予定です。ANXPROはこの期間に、ネットワーク、業界、そして顧客フィードバックを監視し、下記の要項を確かめる予定です。

  • ビットコインの取引の安全性を確約できるのはいつか
  • どちらの(または両方の)ブロックチェーンが支持されるのか
  • 各々のブロックチェーンでどのような通貨名及び表記名を使用するか

– ANXPROは、どちらのチェーンにも参加できるように、顧客にハードフォークが起こる前に取引所からビットコインを引き出すことを推奨しています。

– ANXPRO は、少なくとも短期的に見て、ビットコインのSegWit2xハードフォークを支持していません

Bitcoin Silver Wants to ‘Make Bitcoin Decentralized Again’ Amid More 2x Rejections

OCT 25, 2017 By William Suberg

参考記事はこちらから
仮想通貨ビットコイン最新ニュースまとめ:価格に関する情報を随時更新
仮想通貨ビットコイン(BTC)のニュースをまとめた特集記事です。価格の下落や高騰についても触れていきます。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧