はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リスクの上昇要因に新情報、ネムが前日比10%高と好調に推移|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●前日のビットコイン価格が異常な値動き

●Liskプロジェクトと提携の可能性が示唆される欧州金融機関

●LongHashが、バブル・レシオで分析

金融市場と仮想通貨

2019年3月13日(水)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
3/9(月) 25,450ドル(-22) 21,125円(+99) 43.1万円
3/10(火) 25,650ドル(-206) 21,503円(+378) 42.6万円
3/11(水) 25,554ドル(-96) 21,290円(-213) 42.9万円
3/12(木) 25,720ドル(+148) 21,456円(-140) 43.0万円
3/13(金) 25,473ドル(-200) 21,287円(-169) 43.0万円

本日の東京株式市場は、3営業日ぶりの反発で、前日比165円高の21,450円に。

昨日は、英議会下院は14日夕(日本時間15日未明)、欧州連合からの離脱延期をEUに求める政府動議を賛成多数で可決したことで、懸念されていた「ハードブレグジット」が回避されたことも好感された。

強行突破となれば世界同時株安で日本市場も暴落があり得ただけに、市場心理の改善には繋がっているものの、依然として米中通商協議の合意に対する不透明感は拭え切れていない。

英国のEU離脱問題については、「延期期間が6月30日を越える場合、5月の欧州議会選に英国が参加を求められる」ことになる。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、BTCの軟調もあり長短まちまちだが、日経連動度が低いため、反応はいずれも薄い。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

前日夜、ペナントのレジスタンスラインまで上昇後にbitFlyerのマイナス乖離2.24%まで膨らむほどの急落、その直後、チャネル下限で急反発するなど、上下のストップロスを狩り取るような動きで乱高下を見せている。

BTCFXの主要取引所の出来高を確認すると、bitMEXの大口主導の動きだった可能性が高い。

bitFlyer

BITFINEX

BitMEX

短期足で見ると、いかに常軌を逸した値動きで、逆指値が狩られていることが分かる。このような急騰・急落を伴う荒れた相場は滑るリスクもあるため、逆指値を普段より浅めに設定しておくか、そもそもスキャルピング以外は無理に触らない方が良い。

出典:GMOコイン ウォレットアプリ

もうじき4時間雲を抜けることで、どのような動きに変わるのか注視したい。

仮想通貨ネム(XEM)が高騰

仮想通貨ネム(XEM)のブロックチェーンの普及・促進を目指す「ネム財団」は8日、新体制移行のための運営費として、2,500万XEM(1.2億円相当)の資金調達完了を発表したほか、決済処理能力を大幅に向上させる「カタパルト(Catapult)」のローンチ計画を、今月末に発表予定であることも明かしている。

カタパルトのテストネットは、現在Cowへのバージョンアップが完了し、これまでのSDK開発プロジェクトに、Python、PHPとUnityを追加するため、開発者が数名採用されたことも報告している。

NEM財団が2500万XEMの資金調達完了|待望のカタパルトローンチプラン発表は今月末と予告
NEM財団が、最新の進捗状況を報告した。新たな製品や運営体制への資金として、2500万XEMの資金調達を完了したほか、待望のカタパルトローンチプランの予定を予告した。

同財団は昨年12月、グローバルブロックチェーン企業(EMURGO/Cardano)、Fetch.AI、NEM財団、米Ripple)の4社で、新組織「Blockchain for Europe」を結成したことも発表している。

協会の目標は、分散元帳(DLT)とブロックチェーンテクノロジーの本質と可能性について、EUおよび加盟国の関係機関で理解を深め、今後の規制がヨーロッパのイノベーションを促進することにある。

月末に向けた材料のほか、財団の再編成と直近の動きから、思惑が強まっているものと考えられる。

Lisk、ドイツのWEG銀行と協業か

仮想通貨Lisk(リスク)の上昇要因として、新たな情報が浮上した。

ドイツの地元プライベート銀行「WEG Bank AG」が、Liskプロジェクトと提携している可能性が示唆されている。

上記は、「LSK Highlights」というコミュニティの情報発信元が公開したもので、ライトコイン財団のCharlie Lee氏と、仮想通貨決済プラットフォームTokenPayの対談の中で言及された。

TokenPayは昨年11月、WEGとパートナーシップを締結した。対談内容によれば、TokenPayのCEOは、「WEGは現在、リスク財団と提携している」と言及した。

Lisk側は、WEGとのテストを完成したのち、ライトコイン財団はWEGの口座も開く予定としている。

LiskとWEGの間で、どのような協業が行われているかは不明だが、Lisk側が、金融機関におけるブロックチェーン利用を目論んでいる可能性はあるとされている。

出典:CoinMarketCap

LongHash提供:バブル・レシオ

Coinpostのコンテンツ・パートナーである世界的仮想通貨・ブロックチェーンデータサイト「LongHash」が、「リスク・リターン」、「バブル・レシオ」に関するチャートを公開した。

アルトコインのリスク・リターンは、以下の通りだ。

出典:LongHash

このチャートは、過去30日間における、時価総額上位アルトコインの投資効率を測る、最新の「シャープレシオ(リスクリターンレシオ)」を表している。

*シャープレシオは、投資のリスク(価格変動)の大きさに比べて、どれだけリターン(収益率)を得られるか”運用効率”の高さを示したものだ。

今週は、BAT(Basic Attention Token)が最も高いリターンを出しているが、直近好調中のBNB(バイナンスコイン)は2番手となった。

一方で、先週に続き、TRX(トロン)が最もリターン率が悪い通貨となっている。

続けて、「バブル・レシオ」は、以下のようになる。

出典:LongHash

LongHashによると、バブル・レシオとは「ビットコインの時価総額、使用アドレス数、メトカーフの法則(ネットワークのバリューを評価する基準の一つ)をもって統計したもので、図一の赤色の線画高いほど、ビットコインがバブル状態にある可能性が高いとの目安である。」

LongHashは、「今週のBTCバブル指数は約0.69で、2018年のATHから60%下落してきている。」としている。

データ提供:LongHash(@longhash_jp) 

より多くのチャートを読みたい方は、こちらからLongHashの日本語公式ページへアクセスできます。

CoinPostの関連記事

日本政府、仮想通貨に関して「金融商品取引法」と「資金決済法」の改正案を閣議決定|暗号資産に変更へ
日本政府は15日、金商法と資金決済法の改正案を閣議決定した。ビットコインなど仮想通貨の呼称が「暗号資産」に変更されるほか、顧客資産流出時の弁済に備える、資産の確保などを義務づける。業界の健全な発展に向け、大きな前進となる。
「ブラック・マンデー」を予測したスイスの大物投資家、仮想通貨ビットコインを人生初購入|懐疑的な姿勢から一転
世界有数の投資家マーク・ファーバー氏が、仮想通貨に懐疑的な姿勢から一転して、BTCを購入したことが判明した。大手仮想通貨企業XapoのCEOと対談したことが理由の一つとなったという。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
20:00
Aptosのエコシステム責任者が語るエコシステム戦略|独占インタビュー
Aptosのグローバルリーダーが語る、エコシステムの成長戦略と日本市場への本格参入。DeFi、AI、クリエイターエコノミーなど注目分野や、10億ユーザー規模を見据えた技術開発について聞いた。
16:51
NVIDIA決算好調、米株上昇と仮想通貨相場回復の連鎖起点に
11月19日NVIDIA決算発表後、Nasdaq総合指数0.6%高。マイニング企業株(IREN10%高など)がAIシフト恩恵で買われ、BTCは89,000ドル安値から91,000ドル回復。専門家は電力供給の重要性を指摘、関連投資機会を分析した。
16:44
米民主党議員がトランプ一族関与のワールドリバティに調査要請 国家安全保障への懸念示す
エリザベス・ウォーレン上院議員らが、トランプ大統領一族が関与するDeFiプロジェクト「ワールドリバティ・フィナンシャル」に対する調査を要請した。北朝鮮・ロシア関連団体へのガバナンストークン販売が国家安全保障リスクになると指摘し、利益相反の懸念も表明した。
16:00
米大手取引所クラーケン、SECにIPO申請を提出 評価額3.1兆円
米仮想通貨取引所クラーケンが米SECにIPO申請を提出。評価額は200億ドル(約3.1兆円)で、2026年第1四半期の上場を目指す。トランプ政権の友好姿勢を背景に、仮想通貨企業の上場ラッシュが続く。
14:09
ビットワイズのXRP ETFが米国で上場へ カナリーに次ぐ2つ目の現物型商品
ビットワイズのXRP現物ETFがNYSEに上場へ。欧州GXRPに続く2本目のXRP商品で、米国では初提供。XRPCの初日取引高90億円超など、アルトETF市場が急拡大している。
12:35
ビットコイン9万ドル回復、エヌビディア好決算で投資家心理改善 マイナー売り圧に変化の兆しも
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+3.4%の1BTC=92,331ドルに。 20日にかけて、88,000ドル付近から92,000ドル超…
11:59
ブロック社が強気の財務見通し、3年で粗利益2.5兆円目指す  自社株買いも発表
ジャック・ドーシー率いるブロック社が今後3年の財務見通しを発表。粗利益の年間15億ドル増加を予想し、株価が7.6%上昇した。AI・仮想通貨事業も強化している。
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧