はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムの開発者コミュニティ、新アルゴリズム「ProgPoW」に関して再び議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム開発者コミュニティ、ProgPoW導入に再び賛成
15日に開催されたイーサリアム開発者会合にて、ASICマイニングの耐性を強化する新たなアルゴリズム「ProgPoW」について意見が交わされた。ETH保有者が投票できるコミュニティサイトによると大多数が新アルゴリズム導入に賛成の見方である。
ASICとは
ASIC(Application Specific Integrated Circuit)は、マイニング専用の電子的回路(集積回路)のこと。FPGAの100倍のハッシュパワーを持つとされている。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

イーサリアムの開発者コミュニティ、ProgPoWに関して再び言及

イーサリアムの開発者コミュニティは15日、第57回目となった開発者ミーティングを開催し再び「ProgPoW」に関して意見を交わした。

ProgPoWは「Proof-of-Work」の略称で、2018年利用率の上昇が見られたASICマイニング機器の活用意欲を妨げるためにGPUに優位性を与えるアルゴリズムだ。

現在イーサリアムで導入されているアルゴリズムのETHhashにもASIC耐性があるものの、個人もしくは中小規模によるGPUマイナーを排除する可能性のあるASICの利用を極力避けるべきだとする多数意見の元、新たに「ProgPoW」の導入に向けた動きが進んでいる。

ProgPowに関する議論は2019年に入ってから進められており、当初はASICマイニング機器を受け入れていくべきだとする意見もあったが、コミュニティ投票サイト「CarbonVote」によると現在イーサリアム保有者の現在は94%がProgPoW導入への賛成を意味する「YES」と回答している。(本稿執筆時点)

しかしこの統計には拘束力はないため、あくまて一つの指標だと捉えていいだろう。

出典:CarbonVote

通常のマイニング機器であるGPUよりも効率性が高いASICは個人でも購入は可能であるものの、コストがGPUよりも高いため個人マイナーの参入障壁を高めることなどが危惧されている。

1月のミーティングからASIC耐性を強化するProgPoWに関する議論が交わされ、会合後、実装の仮決定が報道されていたが実際に導入までにはまだまだ時間がかかりそうだ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

仮想通貨イーサリアムのコミュニティ投票、新システム実装は80%が賛成に
現在、イーサリアム「ProgPoW」の実装の是非を問うコミュニティ投票で、80%以上の票が賛成に集まっている。投票結果に拘束力はないもののコミュニティの大多数がそれを望んでいることが改めて明確になるだろう。
仮想通貨イーサリアム、コード監査のため『ProgPoW』実装延期の可能性が浮上
イーサリアムの開発者コミュニティは、第三者機関によるコード監査の実施を予定しており、以前に仮決定していたProgPoWの実装が延期される可能性が出てきた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:35
コインベース、ステーブルコイン決済プラットフォームを開始 USDC保有で年利4.1%
コインベースが企業向けステーブルコイン決済プラットフォーム「Coinbase Business」を発表。USDC保有で年利4.1%、低手数料・即時決済でB2B決済の課題を解決。会計ソフト連携も対応。
13:20
ユニスワップがソラナ対応開始、非EVMチェーン初の統合実現
ユニスワップが非EVMネットワークとして初めてソラナに対応し、ウェブアプリでSOLトークンの直接スワップが可能になった。100万以上のトークンにアクセスでき、今後はブリッジングやクロスチェーン機能も予定している。
12:50
ビットコイン価格モメンタム弱まるも、クジラの買いは堅調=CryptoQuant
CryptoQuantが仮想通貨ビットコイン市場の近況を分析。短期的な上昇の勢いが弱化しているがデータは大口投資家の買い増しを示唆していると指摘。上昇再開の水準などを分析した。
11:46
ビットコイン11万ドルを割り込み続落、米中首脳会談控え市場の緊張高まる
ビットコインは前日比2.39%安の108,800ドルに下落。トランプ大統領が中国との貿易戦争継続を認め、月内の米中首脳会談を控える中で市場に緊張感が広がっている。VIX指数は5カ月ぶり高水準に急騰し、地銀の融資問題も重なり市場心理が悪化。一方で金価格高騰を背景にトークン化された金の時価総額が34億ドルに達するなど、リスク回避の動きが鮮明となっている。
11:30
米上場Zeta、ビットコイン決済で約350億円私募調達 SolvBTCトークン採用
米上場ZetaがBTC決済で2.3億ドル私募。SolvBTC採用により、ビットコインを受動的保有から利回り創出型の生産的資産へ転換する財務戦略となる。
11:10
リップル、XRPトレジャリー設立で1500億円資金調達を主導
リップルがXRPトレジャリーのため10億ドル規模の資金調達を主導していることが明らかになった。SPAC経由で資金を調達し、XRPに特化した最大級のデジタル資産保有企業を設立する計画だ。
11:00
仮想通貨IEO投資の稼ぎ方 今後の予定、参加方法|2025年版
暗号資産(仮想通貨)投資で公募価格の数倍もの高値付けることもある国内外のIEO事例ですが、初値で公募割れしたケースもあるなどリスクも付き物です。今後の注目IEOにはナナメウエ社の「YAY」、NOT A HOTELの「NAC」をbitFlyerやGMOコインが販売検討しており、口座開設がおすすめです。国内外のIEO成功事例、参加方法まで解説。
10:45
スクエアのビットコイン決済端末、米国のコーヒーショップへ導入
ジャック・ドーシー氏が率いるブロック社のスクエアで、仮想通貨ビットコインの決済事例が報告された。Compass Coffeeがビットコイン決済対応のスクエア端末を設置したとXに投稿している。
10:30
アーサー・ヘイズらがイーサリアムの年末1万ドル予想を維持、大幅下落後も強気姿勢
ビットマインのトム・リー会長とアーサー・ヘイズ氏が、イーサリアムの年末1万ドル到達予測を改めて表明した。現在価格から142%上昇の見込みだが、歴史的平均は21%増に留まっている。
09:40
コインベース、競合バイナンスのBNBを上場の計画 CZ氏は関連トークンの取り扱いも推奨
米コインベースが競合バイナンス関連の仮想通貨BNBを上場予定リストに追加した。CZ氏はBNBエコシステムの成長を背景に、他のBNBチェーン銘柄の上場も推奨している。
08:50
仮想通貨トレジャリー企業のバブル崩壊か、ビットマインのトム・リー会長が指摘
ビットマインのトム・リー会長が、多くの仮想通貨保有企業が純資産価値を下回る取引状況を指摘し、バブル崩壊の可能性に言及した。メタプラネットも企業価値指標が基準を下回る事態となっている。
08:12
ビットマインが押し目買いか、600億円超のイーサリアムを追加購入
トム・リー氏率いるビットマインが押し目買いで10万4336ETHを新規購入した模様。同社は総供給量の5%取得を目標に掲げ、イーサリアム保有を継続的に拡大している。
08:00
フロリダ州、退職基金の10%までビットコイン投資を認める法案提出
フロリダ州議会が州の公的資金と退職基金の最大10%をビットコインなどの仮想通貨に投資できる法案を提出した。インフレヘッジとして位置づけ、2026年7月施行を目指している。
07:10
OKXとスタンダード・チャータード、機関投資家向けサービスを欧州へ拡大
仮想通貨取引所OKXは、スタンダード・チャータード銀行とのパートナーシップ拡大を発表。機関投資家が資産を同銀で保有したまま残高をOKXに反映させる機能を欧州経済領域でもローンチした。
06:45
米SEC委員長「仮想通貨規制は10年遅れ」、イノベーション促進へ方針転換
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨規制の遅れを認め、業界発展を最優先課題に位置づけた。イノベーション免除制度の導入やトークン化推進により、海外流出企業の呼び戻しを目指している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧