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機関投資家向け仮想通貨取引所、米サウスダコタ州認定のカストディ企業の保管サービス提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家向け仮想通貨取引所、BitGoカストディ対応へ
機関投資家のみを対象とした仮想通貨取引所LGO Marketsはカストディなどを提供するBitGoと提携を発表。DEX(分散型取引所)のように仮想通貨の自己担保、または米サウスダコタ州が認定するカストディ企業に預ける2つのオプションから選ぶことが可能となった。

機関投資家向け仮想通貨取引所がカストディ企業と提携へ

機関投資家向けの仮想通貨取引所LGO Marketsがウォレット企業BitGoのカストディサービスやウォレットを提供することが発表された。

機関投資家にのみサービスを提供していく方針のLGO Markets社のユーザーは米サウスダコタ州の銀行部からカストディ企業として認定を受けているBitGo社のカストディサービスが利用できることになる。

3月上旬に口座開設を開始していたLGO Markets社は既に10の機関投資家クライアントを有しており、ビットコイン現物取引を提供する方針を表明していた。

またLGOは顧客が完全に権限を保ったまま仮想通貨の保有を提供する分散型取引所に類似した点から、「ハイブリッドDEX」と称されていたが今回BitGo社のようにカストディサービスを提供することとなった。

おそらく多くの機関投資家のニーズに応えるためのものだと考えられるだろう。

機関投資家から仮想通貨のリスクとして価格変動のリスク、セキュリティ面のリスク、そして風評被害的なリスの3点が主に挙げられる。仮想通貨特有のマーケットリスクのみならず、仮想通貨の秘密鍵を失うリスク、仮想通貨がマウントゴックスやコインチェックなどのように盗難されるリスクが危惧される動きが見られる。

こうした不安を払拭する上で、カストディサービスは機関投資家の仮想通貨市場および業界への参入に必要な動きだと言えるだろう。

米国サウスダコタ州の銀行部からカストディアンとして認定を受けているBitGo社はゴールドマンサックスなどから64.5億円相当の出資を受けているほか、以下のような大手企業から利用されている。

  • CMEグループ
  • SBIホールディングス
  • Ripple
  • Upbit
  • Bitstamp
  • LINE

BitGo公式サイト参照

このような大手企業から信頼されている点からも、ビットコイン現物取引提供を予定しているLGO MarketsがBitGo社と提携することは機関投資家からの参入をさらに呼び込むこととなるかもしれない。

BitGo社のCEOであるMike Belshe氏は両社ともに「取引所が単体でカストディアンとして仮想通貨を保有しない分散化されたマーケット」実現に向けての動きだと説明した。

今週カナダの仮想通貨取引所Quadriga CXは保有資産290億円相当の仮想通貨が保管されたアカウントへの唯一の秘密鍵を管理していた創設者のGerald Cottens氏の急死により顧客のデポジット返金などが不可能となり破産申請を余儀なくされている。

また仮想通貨取引所で多く散見されるハッキングなどのセキュリティ騒動も取引所がホットウォレットでなくコールドウォレットで資産を管理することでリスクを削減できるとする見解もあり、仮想通貨取引所が今後カストディサービスをより活用していくことは業界全体にとってもいい動きとなるかもしれない。

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