- 米テキサス証券委員会が仮想通貨投資会社に業務停止命令
- テキサス州の証券委員会は仮想通貨の投資商品などを提供する仮想通貨投資会社FxBitGlobeに対して、認可を受けたブローカーディーラーを偽って投資商品を販売しているとして、業務停止命令及び改善命令を発した。
登録不正を行なった仮想通貨投資会社が業務停止命令を受ける
米テキサス州の証券委員会は仮想通貨プラットフォームなどのサービスを提供するFxBitGlobeに対して、同州でのサービス提供に対する緊急の停止命令及び改善命令を発した。
同社は偽の住所を使用し、政府の記録を偽造することで、認可を受けている証券会社(ブローカーディーラー)かつ投資アドバイザーであるとの誤った印象を与えた上で、仮想通貨に関連する投資商品やバイナリーオプション、その他商品を、世界中で違法に提供したとして業務停止命令を受けた。
FxBitglobeのウェブサイトによると、500ドル(約5万円)から最大で5万ドル(約500万円)の投資プランを提供しており、その投資額によって、25%から最大75%の利益を謳っている。また、知人などに紹介を行った場合、5%の紹介手数料がえられるという。
連邦の証券取引委員会(SEC)は無くなることのない仮想通貨に関連した詐欺に対して、去年の5月には、スキャムコインの販売サイトに典型的な要素をまとめて盛り込んだ 偽のICOサイト「Howey Coins」を作成し、消費者保護の観点から公開している。このサイトではコインの購入ボタンをクリックすると、SECのサイトに飛ばされる仕組みとなっている。
スキャムコインに典型的な要素としては、早期の購入者への過剰な特典や、著名人を掲載して健全な印象を持たせるといったやり方などがある。
ただ、スキャムコインのサイト側も、今回業務停止命令を受けたFxBitGlobeのようにデザインに凝ったものが多くなってきているのが現状で、一見して詐欺かどうかを見分けることは難しくなっているようだ。
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