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「最高年俸1500万円相当」中国の中銀フィンテック研究機関のブロックチェーン求人

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国中銀のフィンテック研究機関、ブロックチェーン人材を確保に
中国の中央銀行が運営する金融技術研究所が現在新たに三つのブロックチェーン技術関連求人を公開していることがわかった。年俸800万円〜1500万円という高い報酬が約束される。

中国中銀のフィンテック研究機関、ブロックチェーン人材を確保に

中国の中央銀行である「中国人民銀行」が運営する金融技術研究所が現在三つのブロックチェーン技術関連求人を出していることがわかった。

今回求人を公開しているのは、その研究所に所属する「深センフィンテック研究院」であり、主にフィンテックおよびデジタル通貨の関連プロジェクトに特化する部門だ。現在の3つの最新求人に加え、同部門は計29のポジションを公開している。

出典:lagou.com

新たに加わったポジションは、ブロックチェーン開発エンジニア、ブロックチェーンアーキテクト、シニアテクニカル専門家であり、年俸は800万円〜1500万円という高い水準と設定されている。特にシニアテクニカル専門家のほうでは、ブロックチェーン技術、スマートコントラクトやコンセンサスのアルゴリズムなどに関して精通しており、なお3年〜5年のブロックチェーン関連の職歴を持つことが必須となる。

他にもエンジニアの場合は、JavaやPython、Solidityなどのプログラミング言語の知識やビッグデータなどのコーディング技術が求められる。また同求人によると、これらのブロックチェーン技術専門家たちは国規模のブロックチェーンプロジェクトに携わる機会も与えられるという。

中国の銀行は2017年より国内全土に向けて、仮想通貨取引所の運営およびICO キャンペーンおよび購買などの投資活動を全面禁止し始めており、今もその譲らない方針を取っているが、一方では他の政府機関と連携しながら国レベルのブロックチェーン計画を積極的に進めている。

先月、中国の国家外貨管理局(FAFE)は既存の国際貿易金融に見られる非効率を改善するために、特化したブロックチェーンシステムを開発し、試行していることが報じられた。ブロックチェーン技術の発展に積極的に人材を募集し、多額な報酬を約束する中国政府は現在全世界においても稀に見る存在で、ブロックチェーン大国として今後の動きにも注視したい。

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