はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

人気キャラスタンプのライセンス料は2000ETH(約5000万円)、クオン社がブロックチェーンを活用したライセンス権を販売

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クオン社がブロックチェーン活用のライセンス権販売を開始
株式会社クオンがブロックチェーンを活用し、人気キャラの独占ライセンス権の販売を開始した。実績のあるキャラクターのライセンス権をNFT化して販売する試みとして注目される。

クオン社がブロックチェーン活用のライセンス権販売を開始

インターネット発のキャラクター開発や流通を手がける株式会社クオンは、ブロックチェーンを活用して、同社が保有するキャラクターの独占ライセンス権の販売を、リンカー合同会社と協業で開始した。

ライセンス権の販売は、「ニャータウン」と「ファンタスティック相撲」のキャラクターで、それぞれNFT化(ブロックチェーン上で生成される代替が不可能なトークン)された形で、OpenSea社運営のNFT取引所で販売される。

ライセンス権ごとに販売

人気キャラクターのライセンス料は、「ニャンタウン」が2000ETH(約5200万円)、「ファンタスティック相撲」が500ETH(約1300万円)となっている。

また、ニャンタウンのFacebook Messengerでのダウンロード合計数は約1億2900万、ファンタスティック相撲は約6億となっており、それぞれ世界で1億以上ダウンロードされているキャラクターである。

すでに実績のあるキャラクターのライセンス権をNFT化して販売するといった新たな試みであるが、クオンはブロックチェーンを用いる利点を次のように挙げている。

  • 世界中の事業者からの取引オファー獲得
  • スマートコントラクトが実現するエスクロー取引(第三者が介在し、代金と商品の安全な交換を保証する取引)による安全な決済
  • 電子署名によるライセンス保有証明などが可能となり、従来のライセンス取引での手間やコスト、リスクが大幅に低下

同社は、2015年頃から全世界の有名チャットアプリと提携しており、日本での普及率の高いLINEスタンプを始め、カカオトーク、Facebook、WeChat、Zalo、Hike、Kik Messenger等でもスタンプを展開。累計ダウンロード数は、27億件(2019年4月末)、累計送信回数は240億回を超えている。

また、2018年には、ブロックチェーン上でキャラクターを採掘するアプリケーション「CryptCrystal」の開発、運営を行なっており、15万人が事前登録、1万以上のキャラクターがすでに採掘されているという。

dAppsでの利用が目立つNFTであるが、今回はライセンス権の販売といったところで活用される格好となった。今後も、そのような様々な新たなユースケースの誕生が想定される。

CoinPostの関連記事

dAppsのイーサリアム取引量が過去最高記録を更新|ゲーム市場では国内がリード
dAppsにおける仮想通貨イーサリアムの取引量は先月、776,000ETHに達して4ヶ月連続続伸。昨年12月に記録したATHを更新した。分散型取引所やギャンブルアプリ領域が特に急伸しているという。
日本企業も続々参入:dAppsゲーム市場の成長と可能性(寄稿:dAppsMarket)
1日6,600ETH動くこともあるdAppsゲーム。市場拡大に伴い大手企業も参入し始めており、ゲームを通してデジタル資産に投資できる新しい可能性が話題になっています。当記事は「dAppsMarket」さんから寄稿頂きました。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧