- サイアム商業銀行がXRPに言及
- タイ国最古の商業銀行で、国内資産規模大手のサイアム商業銀行が、仮想通貨XRPの将来的な利用に関する可能性を示唆する内容をツイッターで投稿。発表が行われれば重要ファンダとなり得る内容となる。
サイアム商業銀行がXRPに言及
タイ国最古の商業銀行で、国内資産規模大手のサイアム商業銀行が、仮想通貨XRPの将来的な利用に関する可能性を示唆する内容をツイッターで投稿していたことがわかった。
We will be using Blockchain Technology for ripple but as for XRP, you may have to wait for further announcement.
— SCB Thailand (@scb_thailand) 2019年5月22日
これは、今月サイアム商業銀行の送金アプリケーション上でリップル技術を利用した国際送金に関する内容が明記されたことに関心をよせたユーザーの質問に答えたもので、もうすぐリップル技術を介した送金に関するアナウンスを行うと言及したほか、XRPに関しても「将来行うアナウンス待っていて欲しい」と回答。XRP利用の可能性を示唆したものとなる。
サイアム銀行のXRP利用に関しては、2018年11月のフィンテックイベントにてリップル社CEOがXRP利用に言及する場面があったが、サイアム銀行が具体的な話題に触れるのは初めて。昨年より水面化でテスト運用しているのではないかとの憶測も飛び交っていた。
今回の回答の温度感(英語の内容)では、アナウンスを確実に行うというわけではなく、可能性の範囲ではあるものの、タイの大手商業銀行より実際に利用を開始するとの発表が行われれば、XRPにおける重要ファンダメンタルズ要因となり得る内容となる。
なお、このコメントに対するユーザーのコメントでは、世界規制が整うのを待っているとのコメントも散見され、先のG20で議論される仮想通貨関連の話題で、世界的な統一規制に関心を寄せており、世界規制の内容が国際送金領域に関わるXRPの将来性を見る上で重要とする見方が強まっていることがわかった。
G20に関しては、2019年6月8・9日に日本の福岡で開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議で、仮想通貨に係るアンチマネーロンダリングやテロ資金供与対策を定める新規制に合意する見通しであることが共同通信社などの報道内容からわかっているほか、資産流出防止策や顧客保護策に係る各国の規制に活用する手引書が策定される議論が行われると見られている。
実際に国際規制案が制定されれば、仮想通貨に係る内容では世界初めての国際規制となるため、これらの規制によって決済領域に係る仮想通貨ビジネスに進展が見られるか注目が集まっている。
具体的なG20の内容に関しては、以下の記事からご覧になれます。