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大幅下落で調整局面のビットコイン、上昇相場が「2012年夏」と類似か|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●ビットコイン強気相場でディップした際のサポート帯

●海外専門家が、56万〜73万円の大幅調整を予想する理由とは

金融市場と仮想通貨

6日の仮想通貨市場は、ビットコインが狭いレンジで推移するなど、落ち着いた市場にある。

5日夜には、国税庁がネットを介した収入に対して適正に課税する目的での専門のプロジェクトチーム発足報道があり、仮想通貨投資の懸念点を改めて意識させる内容となったが、一定の水準を維持した。

また8日には、仮想通貨の関連トピックも議題に含まれる、G20財務大臣・中央銀行総裁会議を予定している。

ビットコインテクニカル分析

4月2日の急騰以降、年初来高値を更新し続けたビットコインだが、5月末に記録した9,000ドル到達を境に急反落。短期的な下落トレンド入りで、調整局面にある。

4月2日の急騰後も何度か下値を探る動きもあったが、5,000ドルライン(55.5万円)の底堅さを確認するようにしてから、徐々に上値を伸ばし続け(青チャネル)、最重要ラインである6,000ドル(66.6万円)付近を突破した。心理的節目の上方ブレイクを境に、そのボラティリティを含め、滞在するステージが一変した(赤チャネル)ことがわかる。

初動時を起点にしたフィボナッチ・リトレースメントで確認すると、fib0.236は86.6万円、fib382は78.9万円と、いずれも下値支持線として意識されているラインにあたるが、注目すべきは、ちょうど61.8%と6,000ドルライン(橙)が完全に重なっている点だ。2018年の下落トレンドで何度も反発してきたサポートであり、大幅調整が起きた際もこのラインの前後で推移すれば、局面と見なされる可能性が高い。

また、仮想通貨自主規制団体JVCEAの要請を受け、同タイミング(5月28日)で、国内最大手取引所bitFlyerの証拠金取引(レバレッジ)最大倍率が、15→4倍に変更されたことも、決して無関係ではないだろう。

仮想通貨のデータサービスを展開するCryptoCompareの最新月次報告では、bitFlyer Lightning(BTCFX)は、デリバティブ市場で首位にあるというデータも開示されており、同取引所における出来高減少の影響は無視できないからだ。

とは言え、中・長期的に見ると上昇トレンド転換していることは市場コンセンサスにあり、相場のプルバック(上昇過程の大幅調整)と見る向きも多い。

米中貿易戦争などの影響でリスクオフに傾倒する株式市場からの逃避資産が上昇を後押ししているという見方もあるが、だとすれば、今回の初動に乗り遅れた投資家は数多いと見られ、主要アルトの現物買いを含め、指値で待ち構える潜在的な買い圧力は無視できない。

天井を示唆する高値圏での急落により警戒感が台頭しているのは事実であるが、セオリー通りに深い押し目を作るかどうかは不透明だ。上昇トレンドの過程で大きく押すようなことがあれば仕込み場と言えるものの、6,000ドルラインを明確に下回った場合、上昇トレンドの機運が打ち消されるリスクもあるため、最悪のシナリオも頭に入れておく必要はある。

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急落する国際株式市場と、急騰する仮想通貨市場の関係性に高い関心が集まっている。新債権王が「BTC市場と株高」に独自の見解を示したほか、全米で放映中のCMの影響も相場を後押しした。

ビットコインのサポートライン、専門家の見解

海外の仮想通貨アナリストMoon Overlord氏は、強気相場で一時的にディップ(急落)した場合に意識される価格帯として、5,500ドル(59.5万円)〜6,000ドル(66万円)前後を挙げた。

同氏は、「ビットコインの強気相場での急騰局面では、歴史的に見ても、必ずと言っていいほど、-30%ほどの急落が見られる」と指摘。調整を挟んだ後のさらなる上昇を示唆した。

米仮想通貨投資ファンドも調整局面に言及

また、米仮想通貨投資運用ファンドであるAdamant Capital社も、レポートで、同様の見解を示した。

同ファンド独自の指標である「Relative Unrealized Profits & Losses」(相対未実現損益)に基づいて相場を分析したところ、現在の上昇相場が、「2012年夏の相場」と類似している点について指摘。

2012年当時、相対未実現損益において半年間で82%の上昇が見られたが、その際のBTC価格は1,000円~1,500円のレンジを推移していたとする。

2019年の現相場における相対未実現損益を見ると、年末の底値到達からすでに87%の上昇を記録しており、これから7年前同様のレンジ相場が再発すると予想している。

直近最高値を元に概算すると、およそ27%から44%の引き戻しになるため、56万〜73万円での推移が想定されるという。

いずれのアナリストも-30%級の大規模価格調整、または引き戻しが考えられると予想しており、注目すべきラインの一つとして意識しておきたい。

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