はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ銀行幹部「米国の利下げはビットコイン(BTC)市場にとってポジティブ要因」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

利下げへの懸念がビットコイン高騰の要因か
米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性が示唆される中、ドイツ銀行幹部が「BTCにポジティブ要因になる」と言及した。世界の景気動向が、株や為替といった国際金融市場以外にも影響を及ぼし始めている。

利下げへの懸念がビットコイン高騰の要因か

27日に一時150万円まで急伸し、522日ぶりの高値を付けたビットコイン。その価格急騰の要因の1つとして、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利下げに踏み切る可能性を示唆していることが挙げれるとする見方もある。

そのような見解を示す人物の1人が、ドイツ銀行幹部のジム・リード氏である。同氏はCNBCの経済番組に出演した際に次のように発言した。

もし中央銀行が(金利引き下げに)積極的になれば、代替通貨は魅力的なものになっていくだろう。

またリード氏は、「既存のフィアットベースの通貨システムは不安定で、終焉に近づいている」と同番組中で発言し、中央銀行の政策に対して否定的な姿勢を示した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、20日に「世界景気への懸念から、多くのメンバーが金融緩和の必然性が高まっていると考えている」と発言。トランプ氏の利下げ要求や米中貿易戦争の影響の中で、早期利下げに転じる可能性が高まっているのが現状だ。

利下げがビットコイン価格高騰につながる理由

金市場においても、米国の金融政策環境が持つ意味合いは大きく、ビットコインと似た性質をもつ「金(ゴールド)」市場が注目されている。金の性質として、発行体が存在しないために信用リスクと無縁である点が挙げれる。そして、それはビットコインとも共通する性質だ。

金やビットコイン(BTC)は、金利や配当などの収益が発生しないため、金利水準が高い局面では金価格は値下がりしやすくなる。一方で金利水準が低下すると、金を保有することによる機会損失は縮小し、投資家はドルよりも金を選ぶ傾向が強まるとされる。

その傾向を踏まえると、世界的な通貨安懸念が、金だけでなくビットコイン価格の高騰要因となっていると言える。また先週発表されたFATF(金融活動作業部会)によるガイダンス公表など、仮想通貨市場の健全化に向けた動きも加速している。

今後は、各国中銀政策など景気動向には一層注視したい。

CoinPostの関連記事

米FRBパウエル議長「仮想通貨リブラは潜在的利点とリスク両方持つ」規制当局からの高い期待値
米国連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が新発表の仮想通貨リブラについて言及。新たな通貨の誕生に前向きな姿勢を示した。
G20、仮想通貨の技術革新とリスク保護の両立へ|財務大臣・中央銀行総裁会議が閉幕
6月8日から9日にかけて開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議にて仮想通貨規制に関する具体的な議論が展開された。今後も技術革新とリスク保護の両立を可能にする規制策定に努めていく方針となった。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/27 火曜日
17:50
【ビットコイン・ドージコイン他】月1万円で今いくら?|ドルコスト平均法の実績シミュレーション
過去に仮想通貨を買い始めていたら今いくらになっているのか、積立投資の利益をシミュレーション。ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナ、ドージコインの利益を算出しました。
15:30
ブラックロック「BUIDL」ファンド徹底解説|29億ドル突破の仕組みとメリット
ブラックロックのトークン化ファンドBUIDLが29億ドル突破。米国債裏付けデジタル資産の仕組み、投資方法、パートナー企業、市場シェア40%の成長要因を徹底解説。2025年注目のRWA投資戦略とリスクまで解説。
13:45
ビットコイン金融『Avalon』に戦略投資、YZiラボ主導
YZi Labsがビットコイン基盤のオンチェーン資本市場を構築するAvalon Labsに投資。同社のBTC担保ステーブルコインUSDaはDeFiLlama第2位のCDPプロジェクト。
13:15
コインベースに集団訴訟、顧客データ漏洩に伴う株価下落で「重大な損失」
米暗号資産取引所大手コインベースが、2024年12月発生のデータ漏洩事件の開示遅延により集団訴訟に直面している。これはインドで発生した従業員による不正行為に由来し、米司法省も調査に乗り出している。
12:26
アルトコインは売り優勢、ヴァンス米副大統領講演のビットコインカンファレンスに市場の関心
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン10.8万ドル台で高値維持。今週ラスベガス「ビットコイン2025」で現職副大統領として初めてヴァンス氏が講演する。機関投資家の仮想通貨ETF流入は週間33億ドルの最高記録を達成し、JPモルガンのETF解禁発表とともに市場の関心を集めている。
11:30
イーサリアムがキャッシュレス社会のリスクに対応可能=ヴィタリック
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、危機の際にETHがデジタル決済システムの代替となる可能性を提示した。北欧のキャッシュレス社会見直しを受けている。
10:50
ビットコイン暗号化への影響は? グーグル研究で暗号解読に必要な量子ビット数が激減
グーグルの量子コンピューター研究で、RSA暗号の解読に必要な量子ビット数が従来の20分の1の100万個未満で可能と判明。仮想通貨ビットコインの楕円曲線暗号も同様の影響を受ける可能性浮上。
10:15
テキサス州ビットコイン準備金法案、上下院協議委員会で最終調整へ
テキサス州議会で仮想通貨ビットコイン準備金設立法案SB21の上下院協議委員会が設置。先週下院可決後、修正案調整のため両院メンバーが協議中。
09:53
SBI VCトレード、モナコインやエンジンコインの取扱廃止を発表
SBI VCトレードは仮想通貨モナコインを含む3銘柄(ENJ・MONA・FCR)の取扱を2025年6月25日メンテ終了後に廃止する。対象銘柄の出庫は7月23日まで可能。
09:44
「ビットコイン2025」開催 米副大統領やメタプラネット社長も出席、ビットコイン法など議題に
米国ラスベガスで開催される「ビットコイン2025」にヴァンス副大統領ら政府幹部が出席。ルミス議員のビットコイン法案も議題となり業界注目のカンファレンスだ。
09:15
ビットコイン現物ETF、週次出来高が年初来最大規模に
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFにおける先週の出来高は250億ドル。この週はビットコインが最高値を更新しており、週次出来高としては年初来最大規模となった。
08:15
The Blockchain Group、ビットコイン保有戦略強化へ 100億円超社債発行で
欧州初のビットコイントレジャリー企業The Blockchain Groupが約90億円の転換社債発行を完了。新たに590BTC取得予定で、保有総額は1437BTCに拡大する見通し。
07:50
「ビットコインは容易に裕福になれる手段」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインは容易に裕福になれる手段であるとXに投稿。0.01BTCの保有だけでも2年後に非常に裕福になれる可能性があると主張した。
07:15
ドバイ、XRP基盤の不動産トークン化で160億ドル市場を目指す
ドバイ土地局が中東初の不動産トークン化プラットフォーム「Prypco Mint」をXRPレジャー上で開始。最低2000ディルハムから投資可能、2033年に160億ドル市場目指す。
06:30
ビットコイン急落で短期トレーダー苦戦、長期保有者は保有量拡大=アナリスト
ビットコイン11万1000ドル割れで大規模ロング清算発生、1.8億ドル相当が強制決済。一方で長期保有者の実現時価総額280億ドル突破、押し目買いで保有量増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧