はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

富士通、オンラインでの取引相手の信用度判定にブロックチェーン導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

富士通、取引相手の信用度判定に新技術開発
富士通研究所は、オンラインで取引する相手の信用度を判断できる技術を開発するため、ブロックチェーンを活用することを発表。近年のオンライン取引の増加に合わせ、より安全に取引ができるような仕組みを目指す。

ブロックチェーンを活用し、取引相手の信用度を判定

IT大手の富士通の子会社である富士通研究所が、ブロックチェーン技術を活用し、オンラインで取引する相手の信用度を判断できる技術を開発したと発表した。

近年インターネット技術が発達し、オンライン上で顔が見えない相手との取引が増えてきている。今回発表された技術開発は、相手の本人情報を確認できるようにすることで、より安全に取引ができるようにすることが目的だ。

オンライン上での取引が増加すれば、当然その相手が信頼できるのかどうかの判断は重要になる。マッチングサービスなど、信用を元にしたビジネスを展開する企業も増えているため、相手の信頼度を判断できる技術は確かに必要だ。

しかし相手の本人情報が偽装されていれば、その技術も全く意味がなくなってしまう。富士通研究所の新技術「IDYX(IDentitY eXchange)」はその課題にも取り組んでいる。

IDYXの仕組み

IDYXとは、実際に取引をした相手からの評価やこれまでの取引実績などを組み合わせて、信用度が判断できる本人情報を流通させる技術だ。ブロックチェーン技術の改ざんへの耐性を活用し、信頼度の高いデータを記録する。

また各ユーザーの関係性をグラフで提示する仕組みになっていて、何人のユーザーから信用されているかなどの情報を基準に、信用度スコアをつける。たとえ他のユーザーと結託し不当に評価が高められていても、グラフを見てそれ以外の他のユーザーとの関係性が薄いことを示すことによって、詐称の可能性に気づけるようになっているという

大手IT企業の過度な個人情報の収集が問題視されている今、ユーザー本人も一部の情報を開示するだけで取引ができる仕組みになっており、安心してサービスを利用できる点にも注目したい。

富士通研究所は、同じくブロックチェーン技術を活用したクラウドサービス「FUJITSU Intelligent Data Service Virtuora DX データ流通・利活用サービス」の新機能として、2019年度中にIDYXのローンチを目指している。これから金融を始めとする様々な分野で実証実験を進めていくという。

CoinPostの関連記事

ソニーと富士通がブロックチェーン活用した試験データ管理システムを開発|試験結果や証書の不正防止を実現
富士通とソニーが合同で重要書類のデータ管理を目的としたブロックチェーンシステムを1ヶ月間試用することが朝日新聞の報道で判明。入国管理局への提出が必要な教育データや証書を分散化して管理する。
富士通:IoT向け仮想通貨技術「IOTA」を新たな標準プロトコルに採用
IOTA財団は24日、公式ツイッターで「富士通はIOTAを新たな標準プロトコルにする準備が整った」と発表。仮想通貨のIOTAは、様々な分野でプロジェクトを推し進めている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/05 日曜日
11:30
ビットコイン1700万円台後半に回復、米政府機関閉鎖で逃避資金流入|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1775万円周辺まで反発。米政府機関閉鎖による逃避資金流入と利下げ期待の復活が支援材料に。ドル建て12万ドル回復で史上最高値更新の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|自称「IQ276」投資家のBTCへの全財産転換に高い関心
今週は、自称IQ276の投資家によるビットコインへの全財産転換、米政府閉鎖による仮想通貨ETF承認手続き停滞、バイナンスによるビッグトレンド分析に関する記事が最も関心を集めた。
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧