ApeCoin(APE)の概要
エイプコイン(ApeCoin:APE)は、BAYCを制作している「Yuga Labs」が発行、自律分散型組織「ApeCoinDAO」が運営する、ERC-20規格の暗号資産(仮想通貨)だ。
ApeCoin DAOのネイティブ・ガバナンストークンとして機能し、人気NFT(非代替性トークン)「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」保有者への無料配布(エアドロップ)も実施されている。
BAYCは、大手NFTマーケットプレイスOpenSeaで上位の人気と取引量を誇るプロジェクトで、保有者には限定ディスコードやコミュニティへの参加権が付与されている。またNBAスターのステフィン・カリー選手や著名ラッパーのスヌープ・ドッグもBAYCを保有していることで定評がある。
エイプコインはバイナンス、コインベースやクラーケンといった大手取引所が取り扱いを開始しているほか、FTXも米ドル建の現物ペアと無期限先物取引を提供する。
ユースケース
BAYCと提携してP2Eゲームを開発するWeb3.0大手のアニモカブランズは22年3月17日、ブロックチェーンゲーム「Benji Bananas」内で、エイプコインを利用したNFTの購入に対応したことを発表。
また、米老舗ニュースマガジンの「TIME」は3月20日、ユーザーのデジタル版購読で、ApeCoinによる支払いへの対応を開始することを発表している。