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テザー(USDT)|投資情報・リアルタイム価格チャート

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11/09 (土)
テザー社の新事業、70億円規模の中東原油取引に資金提供 
ステーブルコインUSDT提供のテザー社が中東での原油取引に約70億円の資金提供。貿易金融事業への参入で新たな収益源を開拓している。
CoinPost
10/31 (木)
「ステーブルコインの成長が短期国債の需要増加に寄与」=米財務省
米国財務省は、ステーブルコインの急速な成長により、米国短期国債の需要が増加した可能性が高いと指摘。ステーブルコインの担保として約18.4兆円相当の米国債が保有されている現状に触れ、金融安定性への懸念から規制の必要性を強調した。
CoinPost
10/26 (土)
テザーCEO、米政府捜査の報道を否定
ステーブルコイン発行企業テザーのパオロ・アルドイーノCEOは26日、米国の連邦検察当局が同社を調査しているとのWSJ報道内容を否定した。
CoinPost
10/08 (火)
中国株大幅上昇、仮想通貨からの資金移動加速か 政府の景気刺激策受け=報道
中国政府の景気刺激策を受け、一部の中国人投資家が仮想通貨から株式市場へ資金を移動している可能性。USDTの取引価格にディスカウントの傾向が見られる。
CoinPost
10/05 (土)
仮想通貨取引所コインベース、欧州でUSDTなどのステーブルコイン廃止へ MiCA法準拠で
大手仮想通貨取引所コインベースは10月4日、年末までに欧州連合(EU)域内で規制に準拠していない「ステーブルコイン」の上場廃止を行うと発表した。
CoinPost
10/02 (水)
仮想通貨相場上昇の燃料になるか ステーブルコインの時価総額が今年最高額に
ビットコインなどの仮想通貨相場上昇の1つの目安となりうるステーブルコインの時価総額が今年最高額に。USDTは過去最高額になっていることなどをCryptoQuantが指摘している。
CoinPost
09/27 (金)
注目の新興仮想通貨10選、セクター別主要銘柄と重要ファンダを解説【2024年下半期版】
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
CoinPost
09/13 (金)
USDT発行企業テザー、ブラックロックを上回る収益
米ドルステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社は2024年第2四半期の財務証明書で、同社は今年上半期の純利益が史上最高の52億ドルに達したと報告した。USDTの準備金として保有する米国債からの収益が大きく貢献している。
CoinPost
08/24 (土)
【参加費無料】優勝賞金150万円相当、WebX Poker Rushが8月25日に開幕
賞金総額15,000USDT。WebX2024の開催を記念し、暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostとLePokerによる画期的なコラボレーションにより、今年のWebXカンファレンスで初のポーカートーナメントが実現する。
CoinPost
08/20 (火)
テザー、L1ブロックチェーンAptosでUSDT発行へ
Aptosへの資金流入増やす狙い ステーブルコインを発行するテザー社は、ステーブルコインUSDTを高速L1ブロックチェーン「Aptos(アプトス)」に導入する予定。これは、Ap…
CoinPost

テザー(USDT)の概要

テザー(USDT)は、米ドルの価値に1:1で連動するステーブルコインです。つまり、1ドル=1USDTに安定するように運営されています。

開発したのはテザー社で、USDTは2015年にローンチされました。USDTは、ステーブルコインの時価総額では1位の座を長期に渡って維持しています。

テザー社はビットコイン支持者らが創設。創設の目的は法定通貨をデジタル上で使えるようにすることです。同社はUSDT以外にも、ユーロに連動する「EURT」、中国人民元に連動する「CNHT」などのステーブルコインも発行しています。

ステーブルコイン「USDT」

USDTは、24年5月時点で時価総額世界第3位の仮想通貨です。これは仮想通貨全体の順位で、ビットコイン、イーサリアムに次ぐ順位を維持しています。

ドルと価値が連動するように発行・運営されているため、市場に循環しているUSDTは、全てドルや現金同等物によって裏付けられているとテザー社は説明しています。また、時には他の資産を裏付けに使っているとも述べています。

USDTなどのステーブルコインにとって、裏付け資産が100%所持されているかは非常に重要です。裏付け資産がないと、ユーザーの償還に即座に応じられない事態が起こりえます。

テザー社を巡っては過去に、裏付け資産のないUSDTを発行しているとの疑惑がありましたが、現在は公式ウェブサイトで裏付け資産の金額を常に公開しており、四半期ごとに監査企業に調査もしてもらって、透明性向上に努めています。

5つの注目点

1.ステーブルコインで時価総額1位、増え続ける供給量

上述した通り、USDTはステーブルコインの中では時価総額が1位です。24年5月現在でUSDTの時価総額は1,100億ドル(約17兆円)。ステーブルコインで時価総額2位のUSDコイン(USDC)は330億ドル(約5兆円)で3倍以上の差があります。

1USDTは1ドルになるように運営されているため、米ドルの時価総額と供給量はほとんど一致しています。USDTは発行が一時的に落ち着いたり、供給量が減少したりすることもありますが、長期間で見れば増え続けています。つまり、それだけ需要を維持しているということです。

2.テザー社の業績好調、23年の純利益はゴールドマン・サックスの8割

USDTの発行元であるテザー社は業績が好調です。24年1Q(1月から3月)のグループ全体の利益は45.2億ドル(当時のレート約7,053億円)で、これは過去最高だったと説明しています。

この利益に最も貢献しているのは、ステーブルコインの発行・運用で保有している米国債。決算発表では、直接・間接的に保有する米国債は900億ドル(同約14兆円)相当で、ここから前例のない利益を得たと述べています。また、同社はビットコインも購入・保有しています。

23年の純利益を巡っては、米大手投資銀行ゴールドマン・サックスの同年の純利益の78%に及ぶとのデータが公開されました。テザー社の社員の人数は約100人で、4.9万人のゴールドマン・サックスと比べると、一人当たりの利益率が相対的に高いことが判明しています。

3.仮想通貨取引での高い需要、支払いでの利用も進む

ステーブルコインであるUSDTには、多くのユースケースがあります。代表的な用途は、仮想通貨取引における基軸通貨としての役割です。海外の取引所では、USDT建てで多くの銘柄の取引ができるようになっています。

また、仮想通貨としての特徴を有しているため、相場が急落した際、現金化する代わりに資産の逃避先としてUSDTが使われることがあります。ほかにも、取引所間での資金の移動を迅速に行うことができるため、アービトラージトレード(裁定取引)に使うことも可能です。

さらに、USDTは米ドルの価値に連動していることから、米ドル以外の法定通貨を(米ドルに対して価値が高いときに)USDTに交換することで、FXスタイルの取引もできます。

ほかにも、支払いに使いやすいこともステーブルコインの大きな特徴の1つ。過去にはスイスのマクドナルドやアルゼンチン・ブエノスアイレスの中央市場にUSDTが導入されたことが明らかになっています。

4.ユーザー体験の向上へ、マルチチェーンに対応

テザー社は、USDTを発行・利用できるブロックチェーンを増やすように努めています。24年5月現在でイーサリアム、ソラナ、アバランチなど、多くの著名なチェーンで使用できるようになっています。

USDTの発行量の首位はトロン(TRX)ブロックチェーン。Tether社の公開情報によると、約590億USDTがトロンで利用されています。

公式サイトでは、チェーンごとの循環量を公開。これはテザー社の透明性を高める取り組みの一環です。

5.テザー社が新部門創設、USDT超えて最先端技術提供へ

業績が好調なテザー社ですが、24年4月には、ステーブルコインを超えた包括的な幅広いインフラ・ソリューションを世界で提供していくとして、事業部門を4つに再編する計画を発表しました。

取り組む分野としては、個人・コミュニティ・都市・国のニーズに適応する持続可能なソリューション、ビットコインマイニング、人工知能(AI)インフラ、分散型通信プラットフォームを挙げています。

ステーブルコインについては、「テザーファイナンス」という部門で運営すると説明。これはデジタル資産サービス部門で、従来からのステーブルコイン製品と金融サービスを提供し、今後は資産トークン化プラットフォームなどの金融インフラにも取り組んでいく予定だと述べています。

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