はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRPを介した国際送金、SWIFTより送金ボラが1/10に減少 リップル社が公式検証

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPはSWIFTの送金ボラティリティの1/10に

Ripple社は、仮想通貨XRPの国際送金における有用性とその効率について説明した。従来のSWIFTでの法定通貨による送金ボラティリティを10分の1にまで抑えることができるという。

CEOのGarlinghouse氏はFOX Businessの質問に答え、送金速度の遅い法定通貨と比較して、XRPの送金速度はボラティリティを極度までに緩和すると言及した。

「具体例として、ボラティリティの低い法定通貨×270,000秒(3日間)の送金時間 VS ボラティリティの高いXRP×3〜4秒とする。結果は、XRPのほうがボラティリティのリスクが低いことは誰もがわかる。」と説明した。

また、これらのボラティリティリスクについて、Ripple社は最新ブログで詳しく検証し、解説した。

Rippleの検証

検証の前提として用いたのが、決済ケースと相場状況の二点。

決済ケースでは、「米ドルとメキシコペソの為替レートと送金時のスポットレートの比較」と、「XRPにおける米ドルとメキシコペソの為替レートとXRPを送金で介し一時的に有する時間との比較」との2つを比較。前者はSWIFTを利用した場合の送金モデルを示しており、後者は、RippleのODL(旧xRapid)を利用に相当する。

相場状況では、XRPとフィアットのボラティリティで三つの相場状況で比較する。➀直近一ヶ月(9月1日〜10月1日) ➁XRPの上昇期間(2018年12月13日〜12月27日) ➂XRPの下落期間(2019年1月1日〜1月31日)の3期間だ。

出典:Ripple

「XRP=3-day Fiat」

「XRP=3-day Fiat」は、フィアットのみ(SWIFT式)の送金におけるボラティリティを、XRPの場合何時間経てば同じボラティリティが発生することになるかを計算。

この検証については、直近一ヶ月の期間(①)では2時間、上昇期間(②)は一時間、下落期間(③)は5時間との結果になったという。

「Fiat=1-minute XRP」

「Fiat=1-minute XRP」は、1分間のXRP(Ripple側の検証前提時間)送金ボラティリティを、法定通貨の場合最短で何時間で抑えられるかを計算。

結果、3つの相場状況において、順に①:1時間、②:2時間、③:1時間と算出。XRPの1分間の低ボラティリティに、フィアット送金では1〜2時間の送金速度に短縮しない限り、パフォーマンスが追いつくことはないとした。

「XRP 1-minute/Fiat 3-day」

「XRP 1-minute/Fiat 3-day」では、1分間のXRP送金に対する3日間のフィアットのボラティリティ割合で、フィアットによるボラティリティと比較して、わずかなボラティリティに留まるという。

これらの結論から、Garlinghouse氏が話すXRPのボラティリティは従来のフィアット送金と比較してボラティリティが「10分の1に留まる」を証明しているという。実数値ベースでは、最大でも8%にボラを抑えられており、10%に達することもなかったようだ。

「XRPを利用する送金企業は速度が非常に早いため、XRPのボラティリティを回避する必要もない。マネーグラムなどの企業もXRPを愛用している裏付けになる。」と説明した。

先日、Garlinghouse氏は、事業パートナーである米送金大手「マネーグラム」がODLをより多くの地域・市場へと拡大する事業計画を明かした。メキシコ市場で実利用されたODL送金の速さを体感したマネーグラムは、その恩恵を他の地域でも受けたいとしている。

参考:Ripple

CoinPostの注目記事

「仮想通貨XRP利用のODLを多くの地域で利用したい」大手マネーグラムが要請
マネーグラムが仮想通貨XRPを利用する送金ソリューションODL(旧xRapid)をより多くの地域・市場へと拡大したいと要請していることがわかった。メキシコ地域での実利用で速さを実感したためだという。
SBIHD子会社のマネータップとPayPayが提携 リップル技術を利用するチャージ事業で連携
SBIホールディングス株式会社は30日、マネータップとPayPayの提携を発表。リップルの分散台帳技術を利用するMoney Tapをインフラ活用することで、銀行口座から直接的なチャージを実現する。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧