- メルカリが2018年内に仮想通貨交換業登録を目指す
- 累計1億、国内6000万強のダウンロード数を突破したフリマアプリである「メルカリ」が、仮想通貨決済の導入を予定しています。
日経FinTechの取材により、メルカリが仮想通貨決済などを導入するために、年内にも仮想通貨交換業登録を目指すことが判明しました。
メルカリが、2017年11月に設立した子会社メルペイを通じて2018年中にも仮想通貨交換業登録を目指すことが日経FinTechの取材で明らかになった。
メルペイは金融分野の新規事業を手掛ける方針を示していたが、事業の全容はこれまで明らかになっていなかった。
今後、ビットコインをはじめとする主要仮想通貨を決済手段としてフリマアプリ「メルカリ」に組み込む。
情報引用元:ITpro
メルカリが仮想通貨決済等の金融サービスを導入するため仮想通貨交換業登録を目指す
今までメルカリの子会社メルペイは金融の新規事業を展開する方針は示していましたが、詳細については発表していませんでした。
今回のニュースにより、ある程度具体的な方針が明らかになりました。
2013年7月に開始したフリマアプリである「メルカリ」は、累計1億、国内6000万強のダウンロード数を突破しましたが、今後はビットコイン等の仮想通貨決済を導入する予定です。
メルペイ代表取締役の青柳直樹氏(以下、青柳氏)は日経FinTechの取材で以下の様に述べました。
「現在の仮想通貨は投機的な側面が強い」
「(仮想通貨の)社会実装において、先鞭をつけたい」
ビックカメラなどの一部の店ではビットコイン決済は可能になっているものの、現状では仮想通貨決済は限られたものとなっています。
また、利用すると利確とみなされてしまう仮想通貨に対する税の仕組みも影響し、実際に通貨として使用する人は少ないと言えます。
しかしメルカリ等と言った大手企業が先んじて仮想通貨決済を実現する事で、今後仮想通貨が社会に受けれられていく下地が出来ていく事も考えられます。
ICOについても言及
青柳氏は「メルカリとしてのスタンスは決まっていない」としながらも、ICOについても日経FinTechの取材で以下のように言及しました。
「発行体が開発費用調達のためにトークンを発行しているのが現状。社会的なルールが定まった上で、投機的ではなく、社会的便益をもたらす責任あるICOが望ましいと考えている」
メルカリの子会社メルペイについて
メルペイ社は2017年11月、メルカリの金融関連サービス子会社として誕生しました。
メルペイ社の代表取締役の青柳直樹氏は元グリーのCFOです。
また、役員の中には元WebPayのCTOであり、更にはLINE Pay事業も経験している曾川景介氏等の名も連なっています。
メルペイ社は、決済だけではなく、資産の運用や融資、または保険や与信基盤等、総合的な金融サービスを提供するプラットフォームを目指して活動しています。