- 中国の決済プロバイダーがRippleNetに参加
- 中国の決済サービスプロバイダであるLianLianが、リップル社のブロックチェーン技術で国際間取引を助長するRippleNetに参加しました。
中国の決済サービスプロバイダであるLianLianが、リップル社のブロックチェーン技術で国際間取引を助長するRippleNetに参加しました。
中国決済プロバイダーがRippleNetに参加
2月7日にLianLian Payが、既存の顧客に向けてブロックチェーン上で同日に国際間取引を完了させるリップル社のxCurrentソリューションを採用することを明らかにしました。
このxCurrentは、仮想通貨XRPを使用するxRapidソリューションとは、別物です。
LianLianのCEOであるArthur Zhu氏は、表明で以下のように語りました。
「RippleNetを使用すると、既にサポートしている19通貨でブロックチェーン基盤の即時決済を行うことができ、サービスの向上に繋がるのです。」
リップル社は、LianLianとの提携によって、既存のRippleNetメンバーは中国市場にアクセスする事が可能になると言及しています。
2003年に設立されたLianLianは、中国人民銀行によって認可されている電子送金会社です。提携銀行を通じて、JD.comなどのEコマース上で消費者の第三者的決済ツールとして機能します。
ニュースによると、LianLianはRippleNetに追加された最新のメンバーとなっており、現時点でxCurrentソリューションを使用する提携先が100以上に達しています。
Ripple Blockchain Network Adds China Payments Provider
Feb 7, 2018 by Wolfie Zhao
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
リップル社CEO将来中国市場に参入する際は中国人民銀行を含む現地のパートナーと連携すると語りました。
リップルCEO「中国市場参入時は中国人民銀行と組むべき」
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年2月5日
リップル社CEO将来中国市場に参入する際は中国人民銀行を含む現地のパートナーと連携すると語った。
また中国が他の国と同様クロスボーダー決済を解決する必要に迫られていることは間違いないと言及しました。https://t.co/gU4cDhruYb
このことからも、リップル社CEOの中国に関しての一連の発言は、今回の発表を意味していた可能性が高いと見られます。
またこの提携による一番大きな利点は、既存のRippleNetメンバー(SBIなども含む100行以上)は中国市場にアクセスする事が可能になる事でしょう。
中国政府は仮想通貨には厳しい姿勢を取っており、最近では他国の仮想通貨関連企業へのインターネットアクセスを禁じるファイアーウォールの構築に乗り出すなどしていますが、デジタル資産XRPを利用するxRapid決済だけではないブロックチェーンクロスボーダー決済を提供するリップル社との今後の動きが注目されます。
また上記でも述べられているように、中国人民銀行と実際にパートナーとして連携を目指している場合、仮想通貨市場からだけでなく、金融業界全体からリップル社に大きな注目が寄せられることは間違いないでしょう。
LianLianPayについて
LianLianPayは、世界中の業者や顧客向けの送金サービスを提供している企業です。
また直接的には今回の提携に関係ありませんが、同社の戦略的パートナーにはApple社とPayPal社の記載が公式HPトップにあります。
LianLianPay