はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

上位100通貨の市場感情分析ツール『トムソン・ロイター市場心理指数』が公開される

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

トムソン・ロイター市場心理指数を公開
国際ニュース通信社のロイターは13日、MarketPsych Data社と連携し、上位100仮想通貨を対する仮想通貨市場の新たな感情分析ツールであるTRMI仮想通貨感情パッケージ(TRMI 3.1)を公開することを発表した。
仮想通貨市場における感情分析
『トムソン・ロイター市場心理指数』では、機械学習と自然言語処理を用いて、仮想通貨TOP100の取引に影響する「市場参加者の行動」を左右し得るニュースサイトやSNSにおけるセンチメント分析に役立てることが出来る。
センチメント分析とは
市場参加者のマーケットに対する強気や弱気などの市場心理を調査して、それを元に行なう相場の分析のこと。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨市場のセンチメント分析ツール

国際ニュース通信社のロイターは6月13日、MarketPsych Data社と連携し、仮想通貨市場における「上位100通貨」に対する新たな感情分析ツールを公開することを発表しました。

ロイターは2018年3月にも、400以上の仮想通貨関連ニュースやメディアサイトからデータを分析し、ビットコイン市場の感情データを示す『トムソン・ロイター市場心理指数(TRMI)』を公開しています。

今回公表された、TRMI仮想通貨感情パッケージ(TRMI 3.1)は、2000ものニュースサイトと、800ものSNSからリアルタイムでデータを取得するとされており、”興奮”や”希望”といった人間の感情を自然言語処理や、機械学習を用いて分析されるようです。

ロイター社で投資顧問部門の国際責任者を務めるPradeep Menon氏は、仮想通貨の高まりについて、以下のように述べました。

「ロイター社の仮想通貨調査によると、仮想通貨はメインストリームに受け入れられてきており、数ヶ月のうちに取引を始めたいと考えている金融機関も増えてきた。」

具体的に、2018年4月に公開されたロイターの調査では、3〜12ヶ月の間に、仮想通貨取引を検討している金融機関は約20%に及ぶと記述されました。

仮想通貨市場における感情分析の必要性

MarketPsych Data社は、行動ファイナンスに基づいて、分析やコンサルティングを行なっており、現代の心理学を国際金融市場に応用する企業です。

一般的な経済学では、人々が合理的な判断を行うことが前提であるのに対し、行動ファイナンスは、人々が必ずしも合理的な判断を行うとは限らないと言う前提の上に成り立っています。

まだまだ未熟でボラティリティが高い仮想通貨市場は、合理性よりも、メディアの情報や業界内の著名人の発言などによって、激しく変動する場合もあるため、多くのメディアやSNSからリアルタイムで市場の感情分析を行う「TRMI3.1」は、効果的な分析方法であると言えるでしょう。

さらに、公開されたプレスリリースでも、以下のように記述されました。

「仮想通貨の価値は、オンラインでのコミュニケーションや情報によって大きく左右されるため、仮想通貨市場における取引の洞察は、既存の金融サービス資産と違い、非常に独特であると言える。」

CoinPostの関連記事

仮想通貨時価総額ランキングTOP50|将来性と最新ニュースを徹底解説
ビットコイン、リップル、モナコインなど仮想通貨(暗号通貨)の「仮想通貨時価総額ランキングTOP50」です。通貨の特徴などポイント解説、前週比の相場変動まで一覧表で掲載。最新の海外ニュースや2017年仮想通貨ランキングもあるので、将来性の確認や参考投資情報としてお役立て下さい。
ビットコイン チャート・価格・相場・最新ニュース一覧
ビットコイン(Bitcoin/BTC)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ビットコインとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧