はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

価格変動しない仮想通貨にバイナンスやフォビが出資|保有者への手数料還元も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BinanceやHuobiが出資するユニコン企業によるステーブルコインTerra
Binance(バイナンス)を含む世界最大の仮想通貨取引所4社も投資を行う、新しいeコマース(オンライン商業取引)ベースの新たなステーブルコイン「Terra」が発表されました。

韓国のユニコンベンチャーの新規事業

価格が変動しない仮想通貨ステーブルコインへの投資は、仮想通貨業界で最も人気のあるプロジェクトになりはじめている。

Binance(バイナンス)を含む世界最大の仮想通貨取引所4社も投資を行う、新しいeコマース(オンライン商業取引)ベースの新たなステーブルコイン「Terra」が発表されました。

「Terra」の発行先は、約14億ドルの資金調達に成功した韓国のユニコン企業TMON(TicketMonster)であり、TMONは過去に、計4千万ユーザーを顧客に持つ複数のeコマースベンチャー企業と「Terraアライアンス」を立ち上げる様です。

TMONの創設者兼CEOのDaniel Shin氏はCoindeskの取材にて、このアライアンスについて以下のように述べました。

我々は、AlibabaやAmazonならぬアジアにおける独自多様なeコマースを通して、Terraの一般消費者層への普及を目指している

大口投資によるラウンド

複数のメディアによれば、Terraの3200万ドル(約35億円)の資金調達ラウンドは、Binance LabsやOKEx、Huobi Capital、Upbitの親会社DunamuやArrington XRPが率いたものだったようです。

TMONアライアンスが誇る圧倒的ユーザー数による、同ステーブルコインの普及のビジョンをより明確にしている点などが、Binanceなど大手取引所がTerraに投資を行った理由であると思われます。

Binance Labsの責任者を務めるElla Zhang氏は、

過去に様々なステーブルコインが作られたが、Terraの場合は、TMON社が持つ「消費者向け戦略」に基づいて、独自の『価格安定プロトコル』を構築しようとしていることが既存のステーブルコインに差を付けているポイントである。

と、言及しました。

また、Shin氏は、クレジットカードのように「経済デジタル決済システム」の機能を果たす仕組みを持つTerraは、今まで通常のクレジットカードの決済手数料の年度売り上げにおける大きな費用を削減できると説明しました。

新たな仕組み:2トークン・システム

Terraプロトコルは 「terra」と「luna」という2つのトークンが利用されるとのことです。

まず、投資を行った企業には計4億lunaトークン(総発行量10億)が割り当てられ、Terraネットワークの資金担保となることです。

これらのlunaトークンは、テザーのUSDTのように、法定通貨に準拠するための準備金に充当されます。

そして、terraトークンは、消費者が日常で利用する決済手段となり、需要に応じて都度発行され、一回の決済につき、わずかな手数料がlunaトークンの保有者へ支払われる仕組みを取っています。

この新たな仕組みに関して、CEOのShin氏は

lunaは、Visaやマスターカード(の会社の株式)に類似した非中央集権型証券となるだろう。Visaとマスターカードの株価は年々上昇している。

と言いました。

また、USDTやTrueUSDのように、アルゴリズム上で需要に応じて流通量を増やすことも可能であり、しかもterraを使うユーザーには新発行のterraを割引で購入でき、つまり消費者が買い物するときに店舗からディスカウントがもらえるという仕組みとなるようです。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/27 土曜日
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
12:25
国内衣料上場企業ANAP、15億円で109BTC追加購入
衣料品販売のANAPホールディングスが15億円で仮想通貨ビットコインを追加購入し、総保有量が1346BTCに達したと発表した。
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧