はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米国最長の政府シャットダウン、Bakktのビットコイン先物やETFの審査に影響は|米弁護士が解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米シャットダウン、ETFやBakktへの影響とは
米歴史上で最長の政府シャットダウンが原因で、CFTCとSECは大きな機能弊害を受けている中、注目されているBakktの先物とVanEck版ETFに関する影響を、米弁護士が解説する。

米シャットダウン、ETFやBakktへの影響とは

今も継続している米国政府行政部の部分的閉鎖(予算案の否決によるシャットダウン)は本日で28日目、すでに米歴史上における最長のシャットダウンとなっており、影響を受けている政府機関は、SECやCFTC、内国歳入庁、環境保護局や運輸保安庁などが挙げられる。

シャットダウンとは米国においては決して珍しいことではないが、これまでの閉鎖期間は2週以上も続いたのは限られている。以下のように歴史上のシャットダウン期間を簡単にリストアップする。

  1. 1980年:1日
  2. 1981年:1日
  3. 1984年:1日
  4. 1986年:1日
  5. 1990年:3日
  6. 1995年:5日、21日
  7. 2013年:16日
  8. 2018年1月:3日
  9. 2018年〜19年:28日(現在も継続中)

今回のシャットダウンによる予算不足が原因で、CFTC(商品先物取引委員会)とSEC(証券取引会)は人員不足となり、現在CFTCの審査を待っているBakktのビットコイン先物申請や、SECの最終決定を控えているVanEck版ビットコインETFの期限の懸念点に対し、仮想通貨界隈で信頼されている、米政府に詳しい弁護士Jake Chervinsky氏は公式ツイッターアカウントで説明を行なった。

政府閉鎖の影響で、SEC は昨日、全ての行政訴訟を中止していると公式で発表した。

SECに関わる業務は現在基本すべて中止されており、CFTCに関しても同じような状態である。

政府閉鎖とはいえ、ETFの最終期限は法律で定められたものであるため、2月27日以降延期となることは不可能だ。

「SECは最も重要な機能を果たすことは可能である」と明言しているため、すでにSECは『自動承認』という、期限が過ぎてもSECの判断がなければ自動的に承認されたこととなる場合を避けるために、いくつかの申請に審査結果を下している。

また、昨日SECが発表した行政訴訟中止通告はETFの審査プロセスには影響はない。

つまり、仮に2月27日以上に閉鎖が続いていても、VanEck版のビットコインETFは自動承認となることはないと弁護士は見ている。

さらに、Bakktに関しては、審査の最終期限がないため、CFTCが機能復旧をしない限り、無限に延期されることは可能だと、Chervinsky弁護士は15日に説明を行なった。

▶️本日の速報をチェック
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPostの関連記事

米ドルと米国債券に加え仮想通貨ビットコインの値動きも反映する「ETF」の申請書がSECに提出される
米投資運用ファンドが新たにビットコインに関連するETFの申請が行われていた事が判明した。 注目点はUSDと米国債券に加え、ビットコインにも準拠している点で、これまでのビットコイン単一の指数とは異なるETFとなる。
昨年2月の歴史的大暴落|「VIX指数」の市場操作疑惑で米SECとCFTCが本格調査へ
米規制当局は14日、市場心理を示すVIXに関する不正を調査していると報告した。昨年2月に発生した世界同時株安で、人為的な介入操作があり、投資家が数千億円規模の損失を被った可能性があるとしている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
16:30
MEXC、毎月の準備金監査を導入 Hackenを独立監査人に任命
暗号資産取引所MEXCがブロックチェーンセキュリティ企業Hackenを独立監査人に任命し、毎月の準備金監査を導入。初回報告は11月末に公開予定。マークルツリー方式による検証の仕組みも解説。
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧