はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

9日間停滞したビットコイン相場が急動意 3つの視点から上昇要因を解説|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

9日ぶりにビットコインが上昇
9日間停滞していたビットコイン相場に久しぶりの上昇が見られた。bitFlyerでは一時41万円まで上昇した今回の相場変動、その要因を探る。

9日ぶりにビットコインが上昇

ここ1週間ほど停滞していた仮想通貨市場が本日急動意し、ビットコイン価格は一時41万円(bitFlyer)まで急騰した。

直近のビットコイン価格は、1万円幅に収まるような狭いレンジで約9日間継続しており、久しぶりに動意づいたと言える。

上昇要因は?

考えられる上昇要因を3つの視点からまとめる。

テクニカル要因としては、昨年末から日足ベースで右下がりに続いていた強目のレジスタンスラインと、直近上値を抑えていたfib0.618のラインを上抜けたことが挙げられる。

同ラインは、17日時点でも上に抜ける動きを見せていたが、すぐにレンジ内に戻る動きに転じていたことから、明確に上抜けたのは(直近9日間で)今回が初めてとなるが、40万円前後は抵抗帯が多い上、fib0.5で一旦跳ね返され長めの上髭を付けており、依然として売り圧力の強さも確認できる。

なお、これら2度の相場変動時、BitMEX上で、計5,000BTC強のロスカットが発生している。

先行指標のイーサリアム

また、米CoinbaseのBTC/USDチャートとETH/USDチャートを比較すると、17日のBTC一時上昇局面では、イーサリアムが10分ほどビットコインに先行して上昇していることがわかった。

予期せぬ上昇を伴ったビットコインは、レンジ内に戻る動きを見せたことで反落、一方でメジャーアルトの中で一際大きな上昇率を記録したETHは勢いを継続、18日の10時時点で前日比9%高の好調な推移を維持している。

イーサリアム相場の好調な推移の背景には、JPモルガンが発行を発表した独自通貨「JPMコイン」が、JPモルガン社とイーサリアム・エンタープライズ・アライアンス(EEA)によって開発されたエンタープライズ・プライベートブロックチェーン「Quorum」上で動作することが明らかになったほか、米規制当局CFTCに対し、イーサリアムの仕組みと市場に関する意見書を提出されたことが要因にあげられる。

また、開発状況も好調で、先日には3度目の『仮想通貨イーサリアム 2.0』進捗状況を公開、「シャーディング」の開発段階であるフェーズ1に着手したことが明らかになっている。

期待感高まるイーサリアムに連動した相場変動が、ビットコイン価格の重要ポイントで後押ししたことになる。

ファンダメンタルズ要因

また、米国のワイオミング州において、新たに3つの仮想通貨関連法案が可決された。実際に可決された点ももちろんだが、この法案可決が、米国の仮想通貨業界における転換点になり得るほど、重要なものになるとの見方が相次いでおり、相場の上昇要因の一つに挙げられる。

重要な点は以下の3点で、詳しい内容は、記事から確認することができます。

  • ブロックチェーン企業が、企業向け非貸付型の予備寄託機関(銀行)に資産を預けることが可能に
  • トークン化された株式の発行を認める
  • 州政府では初めて、仮想通貨を財産として認めた

CoinPost関連記事

米国初「仮想通貨を財産として認める」法案がワイオミング州で可決
米西部のワイオミング州が先月に続き、さらに2つの仮想通貨関連法案を可決した。仮想通貨の直接的保有を州政府では初めて財産として認めたほか、ブロックチェーン業界に対して友好的、かつ米国の仮想通貨事業が変わる法整備が次々に進められている。
▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

金融庁のビットコイン市場に対する姿勢に変化、業界の自粛ムードに雪解けの兆し|仮想通貨市況
仮想通貨市場 ●BTC価格は揉み合いでレンジ内を推移 ●金融庁の姿勢に変化、業界自粛ムードに雪解けの兆...
仮想通貨バイナンスコインがBTC建ての「最高値」を記録|3つの高騰理由とは
時価総額トップ10に位置し、ICOから現在までに9,600%以上のROI(投資利益率)を達成しているバイナンスコインの価格がBTC建てで高騰している。投資家の関心を集めている理由とは。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/16 火曜日
19:12
Pudgy Penguins CEO、ミームコイン関連イベントでPENGUの日本戦略発表
暗号資産取引所MEXCのベンチャー部門であるMEXC Venturesは7日、「From Doge to Pengu: The Evolution of Memes」を開催した…
18:00
Superteam Japan代表が語るソラナエコシステムの日本展開戦略|独占インタビュー
ソラナエコシステムの日本展開を牽引するSuperteam Japanが、設立から1年3か月で世界トップクラスの実績を達成。コミュニティGDPで世界1位、ビジネスコンペ「Brea…
17:00
米SECアトキンス委員長、仮想通貨企業に訴訟前に「違反通知」を追加へ=報道
米SECアトキンス委員長が仮想通貨企業などへの執行措置前に警告段階を設ける方針を表明した。ゲンスラー前委員長の方針から転換し、トークンの多くは証券ではないとも改めて述べる。
15:20
Pudgy Penguins、日本で大型イベント開催|MEXC Venturesとの連携で世界展開を加速
人気NFTプロジェクトPudgy Penguins、東京でWebX2025イベント開催。MEXC Venturesと連携し、日本展開でグローバル戦略を加速。2027年IPO実現目指す。
14:50
MiCAの監督格差問題 仏・墺・伊が共同でEUの規制強化を要請
フランス、オーストリア、イタリアの規制当局がMiCA施行後の各国による監督格差を問題視し、EUの仮想通貨規制の強化を求める共同声明を発表した。EUパスポート制度の課題と3カ国の規制当局による4つの改善提案を解説する。
11:36
FOMC控え様子見基調の仮想通貨相場、デリバティブ市場は強気傾向
明日のFOMC会合を控え、市場の95.9%が25bp利下げを織り込む中、ビットコインは115,206ドルで小幅上昇。デリバティブ市場ではコール優勢の展開が続き、ETF流入も好調。利下げサイクル開始への期待が暗号資産(仮想通貨)市場の追い風となるか注目が集まる。
10:56
ロビンフッドが非上場企業投資ファンド「RVI」を計画 個人投資家の参加機会拡大へ
仮想通貨・株式取引のロビンフッドが米国で未上場企業への投資機会を個人投資家に提供するファンドの設立を計画している。SECに登録届出書を提出し、NYSE上場を目指している。
10:30
クレディセゾンのベンチャー部門、70億円超のWeb3ファンドをローンチ
クレディセゾンのベンチャー部門は、ブロックチェーンのスタートアップ対象のファンドOnigiri Capitalのローンチを発表した。トークン化RWAのソリューションを開発する企業に投資する。
10:12
コインベース支援のL2「Base」、独自トークンの発行検討を開始
仮想通貨取引所コインベース支援のL2「Base」は、ネットワークトークンの発行検討を開始。これまではガス代にイーサリアムを使用し、独自トークンの発行予定はないとしてきた。
09/15 月曜日
17:40
Web3インフラの進化はグローバル取引を変える|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で「グローバル取引の絶対基盤: 世界を繋ぐインフラ戦略」をテーマとしたパネルセッションが開催され、Web3インフラの重要性と発展に向けた課題、そして10年後のグローバル取引の展望について活発な議論が交わされた。
15:00
人工知能と人間の創造性、消費者アプリの活用事例|WebX2025トークセッション
WebX2025で専門家が人工知能エージェントの可能性について徹底議論。創造性や、人間の仕事を消滅させる可能性、安全性や開発上の課題などを多角的に話し合った。
12:25
イーサリアム財団がプライバシー強化ロードマップ発表 3つの重点分野で取り組みへ
イーサリアム財団が包括的プライバシー構築のロードマップを発表。仮想通貨イーサリアムのネットワークが世界的な決済レイヤーになることを前提に3つの重点分野に取り組む。
10:00
アジア仮想通貨規制の現状と課題:香港・台湾の最新動向と地域連携の必要性|WebX2025
大型Web3カンファレンス「WebX」で、「アジアにおける規制フレームワークと今後の見通し」をテーマとしたパネルセッションが開催された。このセッションでは、香港と台湾の最新の規制動向から、仮想通貨規制におけるアジア諸国の国際協力まで、活発な議論が展開された。
09:55
「ビットコインは毎日最高値更新する必要はない」アーサー・ヘイズが語るBTC長期投資の真価
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、各国の金融緩和政策を背景にビットコインの長期的上昇を予想した。4年サイクルよりもマクロ見通しが要因になるとしている。
09/14 日曜日
16:00
DeFiが抱える最大の課題は? トークン化時代見据えソラナ財団らが議論|WebX2025
WebX2025でソラナ財団やBNBチェーンからDeFiの専門家が集いパネルセッションを行った。現在の課題やトークン化などの潮流、今後の各プロジェクトの展望を議論した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧