はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米投資会社CEOがビットコイン価格予想を上方修正 背景には二つの理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米投資会社CEOが今後のBTC価格の展開を予想
Novogratz氏が、ビットコイン(BTC)価格の展望を上方修正した。過去最高値更新の可能性を見ており、その背景に二つの理由があるとみている。なお、上昇までには一定期間の価格調整期間も考えたほうがいいという。

米投資会社CEOが今後のBTC価格の展開を予想

米投資会社CEOのMichael Novogratz氏は、ビットコイン価格が200万円を突破する可能性があるとの予測を、ブルームバーグでのインタビューで語った。

Novogratz氏は、6月27日のインタビューにて、ビットコイン市場の主流マネーが中国やアジア圏にあるとした理由を元に1万ドルと1万4000ドルの間で、一定期間安定した価格推移をしていくと見ていた人物だ。この短期間に起きた心境の変化にはなにがあるのか?

市場が再び上向くと見る理由には2つのニュースがあるという。

一つ目が、マイクロソフトがビットコインを利用した身分管理ソリューションの開発を進めている点。また二つ目にNasdaqなどが出資を行うErisXが、ビットコインのデリバティブ商品の提供にあたり規制当局の認可を得た事例を挙げた。

なお、価格急進の前には、前回もあげた1万ドルから1万4000ドルの間の価格調整時期が存在するとみる見方には変化がないとした。

また、ErisXやBakktなどからビットコインデリバティブ商品の提供が現実的になってくる中、新たな機関の市場参入がおきることで、2017年末に記録したバブル相場の最高値を超えてくると考えているという。

また同氏は金とビットコインとの比較も行い、ビットコインの市場規模が現在1600億ドルであるのに対し、金市場が8兆5000億ドルである点を指摘。それゆえビットコインがゴールドを席巻するまでの道のりは、まだまだ長いだろうとの考えを示した。

ErisXの認可取得

仮想通貨取引所ErisXは今月2日、米CFTCより「清算機関ライセンス(DCO)=クリアリング」を取得したことを、公式に発表。このライセンスの取得により現物決済の仮想通貨先物商品を第三者カストディアンなどの機関に頼らずに自社提供することが可能となった。

ErisXはクリアリングライセンスの取得前より、の「指定契約市場ライセンス(DCM)」をすでに取得したことから、実質的に先物商品の提供自体は可能な状況にあったが、自社システムを利用した提供を目指していた。

今回のDCMライセンス取得によって、現物決済ビットコインの提供が現実的に。BakktやLedgerXと共に規制下で取引される新たな先物の提供が多く控える状況となった。

ErisXは、ナスダックやフィデリティ等の米大手企業や日本のマネックスグループから30億円以上の出資を受けた仮想通貨取引所で、4月にもBTC、BCH、ETH、LTCとの4つの現物取引サービスも機関投資家に向けに提供を開始している。

指定契約市場(DCM)とは

指定契約市場として認定された取引所は、先物商品とオプション商品を自主認定する権限を持つ。例として、以前CMEとCboeがビットコイン先物を開始する際も自主認定を利用し、サービス開始直前にCFTCに商品の申請を行なっている。(事前申請が必要ない)

もちろん自主認定にも制限があり、CFTCのルール・商品取引法を違反してはいけないが、指定契約市場にはその権限が付与されているため、新たなコントラクトの追加ハードルが低く、CFTCに認定される可能性が高いという。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

CoinPostの関連記事

ビットコイン(BTC)短期トレンドが再転換、過去の再現なら次の大幅調整までに平均150%のリターンか|仮想通貨市況
米Blocktown CapitalのCEOや著名アナリストPeter Brandt氏が仮想通貨ビットコイン(BTC)相場を分析。「30%の大幅調整を経て、今年の11月頃まで”押し目”が来ないかもしれない」などと言及した。
ビットコインFX有名トレーダー座談会|レバレッジ規制後の仮想通貨市場の変化と立ち回り
bitFlyer BTCFXのレバレッジ4倍規制後にどのような変化があったのか。今後の仮想通貨展望や2019,2020年末価格について、有名トレーダーの700ニキ、青ハチミツダルマ、MOONトレーダーの三氏に見解を伺った。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのBTC年内20万ドル到達予測やDOGEのETF上場計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週FOMCの焦点は? テクニカル的な買いがビットコイン相場を押し上げる可能性|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による今週のビットコイン週次レポート。米雇用統計の大幅下振れとインフレ鈍化を受けFRB利下げ期待が高まり、BTC円は8月23日ぶりに1700万円を回復した。来週のFOMCでは年内3回の利下げ織り込みと政策金利見通し下方修正が焦点。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|新経連の仮想通貨税制改正提言に高い関心
今週は、トークン化されたポケモンカードのブーム、ナスダックのトークン化株式の取引承認申請、一般社団法人新経済連盟の仮想通貨税制改正提言に関する記事が最も関心を集めた。
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。
08:40
イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達
Cryptoquantの最新レポートによると、イーサリアムは機関投資家の需要拡大により強固な上昇サイクルを示している。
07:10
ポリマーケット、90億ドル評価で資金調達検討 チェーンリンク提携も
予測市場プラットフォームのポリマーケットが90億ドル評価での資金調達を検討している。競合のカルシも50億ドル評価での調達を進めており、両社の成長が加速している。
06:30
WLFI、トークンバーン提案で99%の賛成票を獲得
ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻し・バーン提案を発表した。現在99.57%の賛成票を獲得し、流通量減少によるパフォーマンス改善が期待される。
06:10
ジェミニがナスダック上場実現、ウィンクルボス兄弟はビットコイン100万ドル到達を予想
ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミニがIPO上場を果たした。株価は28ドルから40ドル超に上昇し、ビットコイン100万ドル予想も発表した。
05:45
テザー社、米国規制対応ステーブルコインUSATを発表
テザー社が米国規制準拠のドルステーブルコインUSATを発表。ホワイトハウス仮想通貨評議会の元高官ボー・ハインズ氏がCEOに就任。
09/12 金曜日
16:00
AIと仮想通貨がもたらすサイバー空間の新たな脅威|WebX2025で語られた国家安全保障・金融リスク
大型Web3カンファレンス「WebX」では「クリプト・サイバーリスク: 国家安全保障、金融、Web3」をテーマとしたパネルセッションが開催され、金融犯罪や仮想通貨犯罪を助長すると同時に防止にも役立つという二面性を持つテクノロジーの使用に焦点が当てられた。
14:52
GateグループCEOのハン博士がCEX・DEX市場動向を解説、今後の日本展開計画も明らかに|WebX2025
Gate.ioのリン・ハンCEOがWebX 2025で登壇。世界3,600万ユーザーを抱える同社がCEXとDEXの市場分析を発表。2030年までのビットコイン価格予測や日本でのライセンス取得、2025年中の日本市場参入計画について言及した。
13:55
ギャラクシー・デジタル、800億円相当のソラナを取得 ノボグラッツCEOは「ソラナシーズン」と評価
「ソラナシーズン」とみなすギャラクシー・デジタルは過去24時間で231万SOLを取得。フォワード・インダストリーズへの16.5億ドル投資参加に関連する動きか。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧