はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リブラの事業計画表が初公開 メインネットローンチに必要な4つの目標点

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラのロードマップ初公開
「リブラ協会」は初めて仮想通貨リブラのロードマップを公開した。専用ウォレット「Calibra」のチームがメインネットローンチまでどのように関わっていくか、ノードの運営方法などが記載されている。

リブラのロードマップ初公開

「リブラ協会」は初めて、仮想通貨リブラのロードマップを公開した。専用ウォレット「カリブラ」のチームがメインネットローンチまでどのように関わっていくかに関して記載されている。

関連Calibraのビジネス開発ディレクター、国内カンファレンスbtokyoで語る

ロードマップには4つの目標点(マイルストーン)が記載されている。

1つ目の目標点では、リブラ協会はネットワークのフルノードを運営する(リブラ協会へ参画する)5社のパートナー参入計画から始まる。次点はパートナー数が25社に至った次点で、リブラのテストネットをローンチ、パブリックトランザクションへの移行を開始する。

重要な商品版リブラネットワークとなるメインネットの開始時期は、度々リブラ関連で言及されていた参画企業100社が条件となっている。ロードマップ上でも最後の目標点に設定されている。

リブラ協会も、「ノードを運営する企業の数によって、プロジェクトの成功が決まる。」としており、信頼かつ安全なネットワークの構築に、信頼度の高い企業が複数参加することが重要な役割を担うと考えている。

企業は、各自のリブラノードをクラウド運用型と自社運用型の併用で運営するほか、他にも多様性のあるノードの運営方法によってリブラのネットワークを分散化・非中央集権化するという。

なお、ロードマップの各段階では、「カリブラ」チームの関与が段階的に減少していく方向も示しており、最終的には関与値を1%に留め、リブラのネットワークを保全するという。これは、同チームも参画100社のうちの1社になることを示しており、開発こそ主導するフェイスブック社も、運用次点では自社の影響度を抑制する仕組みと考えることができる。

出典:Libra Association

メインネットローンチに向けては、「プレ・メインネット」というテスト運用段階を設けていることも明らかになった。この準備段階は、参加ノードのコミュニケーションの安定性などを試すなどの工程に相当する。

リブラ協会とカリブラ

昨日の国内カンファレンス「btokyo」に登壇した「カリブラ」のビジネス開発ディレクター キャサリン・ポーター氏は、リブラの立ち上げに関しては、規制当局や中央銀行との話し合いが必要と認識しつつも、限定的な地域からローンチする目標ではなく、グローバルの市場をターゲットにすると改めて明確にした。グローバル企業が参画するリブラ協会のメンバーはそれを支えていくと言及した。

リブラ協会の参加企業については、大手企業だけでなくNPOや大学など信頼できる機関から成り立ち、将来的には100社でオープンな環境を構築すると説明。日本の企業も大歓迎している。

さらにこのように、これからの課題点を羅列し示している。

各国における銀行・金融ライセンスの取得、ノード運営企業の認定、「リブラコイン」に関する詳細、規制当局との定期的な会議などがリブラ協会が着手するオブジェクトだ。

撮影:CoinPost

参考:リブラ協会

CoinPostの注目記事

トム・リー「Facebook主導のリブラは、ビットコインなど仮想通貨の上昇要因に」
Fundstrat社のトム・リー氏は、The Blockの独占インタビューの中で、ビットコインが本格的に普及するには、法的保護を含むインフラの整備が必要だと言及。リブラのもたらす好影響について見解を述べた。
Visa、Mastercardなど最大手決済企業、仮想通貨リブラ協会への正式参加を躊躇か
世界的決済大手4社が、フェイスブック社主導のリブラのプロジェクトへの参加を躊躇していることが分かった。リブラが各国の規制機関から反発を受けていることが背景にある。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧