Swell2019 Garlinghouse氏発言
本日よりRipple主催の「Swell 2019」が開幕。(コインポストも招待を受けました)
オープニングスピーチでCEOのGarlinghouse氏はXRPの送金優越性や、世界金融で起きている変革について見解を語った。
「xCurrent・ODLを含むリップルネットは最も効果的な送金手段であるが、数年前からRippleではすでにそれを利用して送金を行なっていた」と説明、SWELLの参加人数からみても、リップルに興味がある人は年々増加と話した。
今のブロックチェーンはただの発想やビジョンではなく、様々なテストや研究が行われており、「Ripple社においては、デジタルアセット(仮想通貨)における実用性も確実に拡大している」と言及した。
デジタルアセットについては、仮想通貨XRPとそれを利用するODL(旧xRapid)を介した米ドルとメキシコペソ間の送金事例を取り上げ、従来のノストロ口座ベースの送金システムの摩擦を削減し、スピードを大幅に改善することに成功したと発表した。
以下Swellに参加している方が撮影したビデオだ。
First part of second video about #XRP #SwellbyRipple #ODL pic.twitter.com/tDZFWJh1Rp
— 𝙒𝙞𝙡𝙘𝙤 𝘷𝘢𝘯 𝘽𝙤𝙭𝙩𝙚𝙡 🛡⚡🚀 (@nuonrg) November 7, 2019
世界での変革
続けて、Garlinghouse氏は今年の金融変革・イノベーションについても話した。
フェイスブック主導の仮想通貨リブラ、JPモルガン独自のステーブルコイン「JPMコイン」、および中国のデジタル人民元を取り上げ、デジタル金融の加速を指摘。「フェイスブックが公開したホワイトペーパーは、Rippleの早期構想に類似する部分も見られ、一方で異なる部分も多々ある」と言及した。
異なる点としては、直接消費者にリーチしようとすることや、銀行と競争する点などが該当するという。
Garlinghouse氏によると、フェイスブック社とは異なり、Rippleは既存の金融業・規制者と提携することが可能で、実際多くの金融機関(本日の発表では300社以上)と提携しており、規制者との会話も行なっていることが強みであり、フェイスブック社は信頼面で赤字を抱えている状況にあると指摘した。