バイナンス、旅行予約サイトと提携し仮想通貨支払いが可能なカードを発行へ
仮想通貨取引所バイナンスは、旅行予約サイトのTravelbyBitと提携、仮想通貨で支払いができるトラベルカードを発行することを予定していると発表した。
2020年ごろに利用開始を予定しており、ASEAN地域やオーストラリア、ヨーロッパなどで使えるようになる。
TravelbyBitのCEOであるCaleb Yeoh氏は手数料の高さが仮想通貨の普及への壁となってきたとし、続けて以下のように話した。
私たちTravelbyBitは仮想通貨を使いやすいものにし、アーリーアダプター(初期採用層)に報酬を与え、そして仮想通貨の普及が進む世界を見たいと考えている。
新しいカードはこれまでのプリペイド・デビットカードと同様に使用することができ、さらに飛行機やホテルの予約など、旅行関連の支払いで割引や特別料金を利用できるという。
カードにチャージできるのはBTC,BUSD,BNB,ONTの4種類でBooking.comやExpediaなどの大手旅行サイトでも使用することができる。
We've partnered up with @binance to launch a Crypto-Backed Travel Rewards Card!
— TravelbyBit (@TravelbyBit) 2019年11月28日
You will soon be able to enjoy exclusive travel deals when you book flights and hotels worldwide with $BTC, $BUSD, $BNB, and $ONT!
Register for early access: https://t.co/J8jjRCLxU0 pic.twitter.com/mDvcvp8Rv4
旅行産業への仮想通貨支払い普及への課題とは
一般に旅行中に現地で通貨を両替しようとすると高額な手数料が課せられることが多い。ボーダーレスに使用できる仮想通貨に対しては、旅行用途での支払い手段としても期待が集まるが、その一方で旅行サイト大手のExpediaは、仮想通貨支払いサービスを停止するなど思うように普及は進んでいない印象だ。
今後、仮想通貨自体がより多くの人々に保有されるようになれば、普及に向けた道が拓けていくだろう。