はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所バイナンス、「新型コロナウイルス」寄付など支援表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスが150万ドルの寄付を表明

仮想通貨取引所最大手のバイナンスが、中国で感染が拡大する新型コロナウイルスの脅威に対し支援活動を開始した。

バイナンスCEOのCZ氏は、26日、ツイッターに同社がコロナウイルス患者への支援として、150万ドル(約1億6300万円)の寄附を約束すると投稿。 その後も、次のような支援の様子をツィートし続けている。

・中国や日本など近辺諸国では空気感染を防ぐ「N95マスク」が品切れ状態が続く中で、8000超のマスクを購入し、武漢へ送り届けるロジスティクスを模索。 

・他国から約70,000枚のマスクの注文を追加。 中国のEコマース最大手やロジスティクス企業と連携中。 混乱を避けるために中国政府も我々の支援努力を調整中。

・バイナンスチームが慈善活動を推進していることを大変誇りに思う。 人々が回復するのを助けるために、自分たちの役目が果たせることを願っている。

ちなみに、この支援活動は、CZ氏自身も6日前に椎間板ヘルニアの手術を受けたばかりの状態を押して、行われているようだ。

なおCZ氏は今回、現場の支援活動に仮想通貨を使用することは、「現実的でない」としている。

支援に動く仮想通貨企業

独自の慈善団体も抱えるバイナンスは、2018年の西日本豪雨災害に対しても義援金として100万ドル(約1億1000万円)を寄付するとともに、仮想通貨関連企業にも支援を呼びかけた。 

今回バイナンスに続いて支援活動を展開しているのは、ブロックチェーンマーケティング会社のKrypitalで、中国の大手メッセージアプリWeChatで、武漢とその周辺都市への医療品の寄付活動を呼びかけている。 Krypital社によると、ブロックチェーンベースの寄付金専用ウォレットを作成し、USDTを受け入れることで、透明性と効率性の高い慈善活動が可能になるという。

1月24日時点では、20,000USDTの寄付が集まり、第一弾となる医療品購入が終了したと報告された。 なお、医療品は中国国外で購入されたものが送付されるという。 

複数の国や地域に感染が拡大する新型コロナウィルス

昨年12月に中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎だが、日本国内でも26日時点で4例目の感染者(武漢からの訪日客)が確認された。 これまでの死者は56人となり、患者数は世界で2000人を超えたと報告されている。

本来なら春節で賑わうはずの中国だが、感染の拡大を防ぐため、人口1100万人の武漢市は鉄道やバス、航空便など公共交通機関の運行を停止、同市は事実上封鎖された。 さらに、運行停止措置は25日には湖南省の主要都市全域に拡大。 また中国政府も国内の団体旅行はもとより、海外への団体旅行やパック旅行を事実上禁止する措置を決定している。

しかし、感染の拡大は止むことなく、感染が確認された国や地域は、アジアでは、日本、韓国、台湾、香港、マカオ、タイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、ネパール。 その他の地域では、フランスとアメリカ、カナダ、またオーストラリアでも感染が確認されている

 

各国政府も対応に乗り出しており、日米両政府はチャーター機による帰国支援対策を打ち出している一方、フィリピンでは武漢からリゾート地を訪れていた中国人観光客460人余りを、感染拡大防止を理由に強制送還の措置をとることが明らかになった。 香港政府は、最高レベルの警告にあたる「緊急事態」を宣言し、日本でも、安倍首相が明日の閣議で新型コロナウイルス肺炎を感染法上の指定感染症に指定する方針だという。

世界保健機関(WHO)は、24日、新型ウィルス肺炎を当該時点では「国際的な公衆衛生上の緊急事態に当たらない」との判断を下したが、発生地である武漢市では、感染拡大が深刻な状況にあり、市内の大半の病院で病床が不足しているため、1,000人の患者を受け入れ可能な専門病院を1週間で建設するための突貫工事も行われている。

一人ひとりが、自分にできることを

バイナンスやCZ氏のような寄付は個人のレベルでは現実的でないが、「自分の役割を果たす」ことの一つは、シンプルに自衛策としての手洗いうがいの励行やマスクの着用などが、最終的にはさらなる感染拡大を阻止する有効な方法だと指摘されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
16:03
ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
15:44
金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
13:55
Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
13:30
金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
13:05
仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
13:00
Secured Finance CEOが語るJPYC固定金利レンディングの挑戦|独占インタビュー
Secured Finance菊池氏が語るJPYC固定金利レンディングの全貌。日本円を世界の金利ベンチマークにする構想、RWA担保展開、x402対応など最新戦略を独占取材。
11:25
米SEC、今年度の仮想通貨含む執行件数が3割減 アトキンス委員長就任後は記録的低水準に=報告
米SECの2025年度執行件数が30%減の56件、金銭的和解額も45%減の8億ドルと記録的低水準に。トランプ政権下でアトキンス委員長が就任し、仮想通貨規制を大幅緩和。前政権の「執行による規制」から明確なルール作りへ方針転換。
11:02
アバランチ財務企業「AVAX One」、最大63億円規模の自社株買いを承認
仮想通貨アバランチの財務企業AVAX Oneは、取締役会が最大で約63億円規模の自社株買いを承認したと発表。また、購入規模を増やしたり、購入期間を延長したりしていく可能性があるとも説明している。
10:30
バイナンスジャパン、PayPayで暗号資産購入が可能に
Binance JapanとPayPayが連携サービスを開始。PayPayマネーから1,000円で暗号資産を購入可能に。入金手数料無料、24時間365日利用可能、PayPayポイントも使える新サービス。
10:20
ビットコイン続落、トレジャリー企業の売り懸念とFOMC利下げ不透明感で市場心理最悪に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは続落基調が止まらず、一時は7か月ぶりとなる8万5000ドル台まで下落。背景には、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社が、MSCIやナスダック100といった主要株価指数から除外される可能性がある。
10:05
コインベース、イーサリアム担保ローンを開始 最大約1.57億円まで借入可能
大手仮想通貨取引所コインベースがイーサリアム担保ローンサービスを開始。最大100万ドルのUSDC借入が可能に。Morphoプロトコル活用でBase上で運用。ニューヨーク州を除く米国ユーザーが利用可能。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧