仮想通貨取引所大手バイナンスは25日、イーサリアム(ETH)とリップル(XRP)のオプション取引を開始したことを発表した。
同社は、4月にオプション取引の提供を開始。バイナンスを相手型とする相対売買としてビットコインオプションを提供していたが、新たに2銘柄をオプション取引銘柄に追加した。
オプションの種類はアメリカンタイプで、満期に関係なく契約を行使することができる。
オプション取引とは、将来の決まった期日にある資産を定められた価格(権利行使価格)で取引する「権利」そのものを売買する金融商品。取引を終わらせる方法は権利を売り払うか、期日に権利を行使するか放棄するかの2つとなる。リスクヘッジの手段として利用される。
また、今回の注目ポイントは、XRPのオプション取引が誕生した点だ。これまで主要な取引所でXRPに関連したオプション取引が提供されている事例はない。
仮想通貨関連のオプション取引は、米CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコインオプション取引が、Deribitなどではアルトコインのイーサリアムのオプション取引が提供されている。