Symbol(XYM)、国外で取引開始
本日実施された仮想通貨ネム(XEM)の大型アップデートで誕生した新チェーン、Symbolのネイティブトークン「XYM」が海外取引所で取引を開始した。
中〜大手取引所で最も早く取引を開始したのは、香港に拠点を置くGate.io。XYMの取引価格は、取引開始30分たった時点で0.24ドル(約26.2円)前後で推移。出来高は約200万ドル(2.18億円)となっている。(時間:17日22時45分時点)
追記:18日7時時点
Gate.ioのXYM/USDTペアは、一時高値0.5873ドル(63円)を記録。7時時点では、0.45ドル(49円)で推移している。なお、現時点で、中〜大手取引所では、Gate.io以外の取引所のXYM取引開始は確認されていない。
追記:22日9時時点
Gate.ioのXYM/USDTペアは、一時高値0.5873ドル(63円)と前週比同水準を推移。現時点で、中〜大手取引所では、Gate.io以外の取引所のXYM取引開始は確認されていないが、大手データサイトCoinMarketCap等のデータサイトでリアルタイム価格データの配信が開始されている。
中規模以上の取引所で取引が開始されない背景として、XYMが独自チェーンで構築されていることから、ウォレット等の同期に時間を要している可能性も指摘されている。
Gate.ioは、CMCの取引所ランキング(Exchange Score)で19位で、20位は国内取引所のZaifが続く。日間出来高は458億円と出来高基準では中規模に位置する取引所だ。
Symbolのオプトイン対応のほか、上場を決定した取引所は中心の円で示されており、Gate.ioもこれに含まれる。
XYMは取引開始から間もないため、マーケットも価格を見極める段階にある。今後Binanceなどの世界的な取引所の取引が開始される可能性もあり、価格は乱高下する可能性もある。
日本の取引所の対応は、Symbol(XYM)の配布及び方法の詳細について「必要な法令上の手続きが完了次第公表する」との表現に留めており、通貨配布や取引に関する対応方針などの発表が待たれる状況だ。