はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム時価総額がディズニー超え──仮想通貨の投資資金、ビットコインからアルトへ CoinPost週次データレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4月第4週の市場動向

4月第4週の暗号資産(仮想通貨市場)。ビットコイン(BTC)のドミナンスは一時50%台になり、2年ぶりの低水準に入った。BTC価格は26日以降50,000ドルから反発したものの、アルト銘柄の騰勢がビットコインを上回った格好だ。

出典:CoinMarketCap

イーサリアム(ETH)は引き続き上昇を維持し、2,500ドルの節目を突破すると30日には30万円を突破。3日時点では3,000ドル目前を推移している。

イーサリアムは、①カナダの証券取引所で取引されるETF(上場投資信託)が相次いでいる(計4商品):詳細、②7月に予定される大型アップデート「ロンドン」ハードフォーク:詳細、③Uniswap『V3』のローンチ直近:詳細、④NFT・DeFi市場の活況さ、⑤イーサリアム2.0など投資家が意識する材料が多くある。

詳しくはこちら

出典:CoinMarketCap

ETH価格の上昇を受け、イーサリアムの時価総額は37兆円(3,400億ドル)規模に到達。株式とは異なるため、単純比較はできないものの、様々な資産クラスの市場価値を比較するAssetDash上ではディズニーやP&Gなどを抑え、24位に浮上した。(ビットコインは6位)

出典:AssetDash

時価総額TOP20の騰落率上位

  • XRP(XRP):[46.44%]
  • ドージコイン(DOGE):[34.97%]
  • シータ(THETA):[31.27%]
  • ユニスワップ(UNI):[30.87%]
  • イーサリアム(ETH):[29.09%]

仮想通貨取引所の現物出来高が過去最高を更新

CoinPost提携メディアThe Blockのデータによると、仮想通貨取引所における月間の現物取引量が170兆円(1.58兆ドル)に到達。過去最高水準を記録した。

大手仮想通貨取引所バイナンスが74.3%の出来高を占めた。現物取引量は前月比から49%増加した格好だ。

ビットコインのオンチェーンデータ

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物のOI(未決済建玉)は以下の通り。

マイナー収益は1800億円突破

4月におけるビットコイン採掘業者(マイナー)の収益は17億ドル(1,860億円)を記録。前月比から若干減少したが、歴代2位の月間収益となった。

またマイナー収益の内、14.51%が取引手数料から来たもので、2018年1月以来となる高水準となった。

イーサリアムのオンチェーンデータ

ETH2.0 ステーキング額

ETH2.0へのステーキング額は、市場の価格に左右されることなく、堅調な伸びを見せた。

ステーキング額:410万ETH

出典:CryptoQuant

マイナーの月間収益も過去最高

イーサリアムの続伸に伴い、4月におけるイーサリアムマイナーの月間収益も2ヶ月連続で過去最高を更新した。

また、イーサリアムのオンチェーン取引量やアクティブアドレス数、並びに新規アドレスの発行数も同様に過去最高を更新している。

関連: イーサリアム最高値更新、高騰背景は

DeFi(分散型金融)

DeFi(分散型金融)プロトコルのTVLは前週比で90億ドル(約9,700億円)近く減少したが、それでも過去の推移からすれば、依然として高水準を維持している。

TVL(Total Value Locked)は、DeFiプロトコルへ預入れされた仮想通貨資産の総ロック額を指す。

出典:DeFi Llama

関連:DeFi(分散型金融)とは? 特徴と仕組みを初心者にもわかりやすく解説

UNI、CAKE前週比推移

  • Uniwap(UNI):40.27[26.1%]
  • PancakeSwap(CAKE):39.70[44.6%]

NFT上位銘柄:前週比

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

NFT(非代替性トークン)関連銘柄の騰落率は以下の通り。(2日時点)

  • THETA(THETA):11.50[15.3%]
  • Chiliz(CHZ):0.55[30.2%]
  • Enjin Coin(ENJ):2.72[-28.9%]

クリプト指標

                    
日程 指標
5/3頃 米CME、個人投資家向けのビットコイン先物を提供へ
5/5 Uniswap 大型アップグレードV3のリリース
5/8 Cardano 「Alonzo」テストネットローンチ予定
5/8 DFINITY Genesisベータ版メインネットローンチ

米CME、個人投資家向けのビットコイン先物を提供へ

2021/05/03頃

米デリバティブ取引所CME(シカゴマーカンタイル取引所)が、より小規模のビットコイン先物を提供する。

新たな先物取引商品は、ビットコインの10分の1を一契約にしたマイクロビットコイン先物で、ビットコイン価格の上昇で1契約の金額が高くなった先物取引に対応する。

規制当局の審査を経て、5月3日からの提供を予定している。

関連:ビットコインETF申請を受理、米SECが審査開始

Uniswap 大型アップグレードV3のリリース

2021/5/5

2021年5月5日、DEX(分散型取引所)Uniswapが新たなバージョンとなる「V3」を正式にローンチ予定であることを発表。 2021年4月24日時点では、UniswapのチームはV3のホワイトペーパー(事業計画書)を発表。

V3のローンチに伴い、ガス代改善や流動性強化など、複数の新機能を実装する予定で、主な変更点は以下通りとなっている。

  • Optimism L2(セカンドレイヤーの導入)
  • Concentrated Liquidity positions(LP関連)
  • フレキシブルな手数料

関連:Uniswapの大型アップグレードV3、リリース予定が決定

DFINITY Genesisベータ版メインネットローンチ

2021/5/8

2021年5月8日午前2時頃、クラウドコンピューティングプラットフォームの提供を行うDFINITYは、プロジェクトの分散化を目的としたGenesisベータ版のメインネットローンチを発表。

重要ファンダ情報などのクリプト指標カレンダーは、CoinPostアプリ(iOS)、TAOTAOアプリ(iOS/Android版)で好評配信中。

関連:クリプト指標導入「CoinPostアプリ」の使い方をトレーダー目線で解説|寄稿:Bit仙人

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
12:00
金価格に合わせて動く仮想通貨とは?市場の広がりとこれから
金(ゴールド)トークン市場が急成長。パクソス(PAXG)・テザーゴールド(XAUt)の時価総額・取引量、金価格の見通し、国内発行の金連動型仮想通貨ジパングコイン(ZPG)を解説。デジタルゴールド投資の最新動向。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧