はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Googleトレンドから考察する「ビットコイン価格」、関心度の大底が示唆する注目ポイント|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Googleトレンドから考察する「ビットコイン価格」
2月8日に37万円を下回っていた仮想通貨ビットコイン価格は、2月19日に約44万円をマーク。短期間で7万円幅高騰した反動で、本日は反落しているものの現時点では一定の強さも見せている。確定申告時期の納税売りの影響と、Googleトレンドから浮かび上がってきた注目ポイントを探る。

金融市場と仮想通貨

2019年2月21日(木)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。

日付 NYダウ 日経平均 BTC価格
2/14(木) 25,543ドル(+117) 21,139円(-4) 39.6万円
2/15 (金) 25,439ドル(-103) 20,900円(-239) 39.5万円
2/18(月) 25,883ドル(+443) 21,281円(+381) 40.8万円
2/19(火) 21,302円(+20) 43.0万円
2/20(水) 25,891ドル(+8) 21,431円(+128) 43.5万円
2/21(木) 25,954ドル(+63) 21,460円(+20) 43.4万円

本日の仮想通貨(ブロックチェーン)関連株で目立っていたのは「マネーフォワード(3994)」で、前日比6.29%高。

株式会社マネーフォワードが運営する個人向けお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』は、2019年2月に利用者数が750万人を突破したことを発表した。

『マネーフォワード ME』は、銀行やクレジットカード、ECサイト、証券など2,650以上の金融関連サービスから入出金履歴や残高を取得し、自動で家計簿を作成するサービスだ。

同社は昨年12月、マネーフォワードの子会社「マネーフォワードフィナンシャル」が、2019年春の仮想通貨交換サービスの提供を目指すと発表。神田社長は、「金融庁から出た質問表に返答して、やり取りをしている。本申請をしてから2カ月で登録といわれているが、まだ本申請には至っていない。3月末までには登録を取ってサービスインしたい。」などと抱負を述べている。

また、コインチェックを運営するマネックスグループと「アーンアウト条項」を締結しているセレス(3696)が、好決算であったことが相場を後押しし、3.77%高と堅調に推移した。

「アーンアウト条項」をでは、契約上の売却額に追加して、コインチェックが今後3年間で計上する税引後当期純利益の相当額の50%分から訴訟費用などを差し引いた額が、売却時のセレスの持分比率に応じて、セレス側に支払われることになるため、コインチェックの業績次第では大きなリターンを享受できることになる。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

ビットコイン価格は、4,000ドル(44万円)の心理的節目で反落。本日は仮想通貨市場全体が反落しているが、今の所急落は見せていない。短期的には過熱感もあり、下目線優勢の状況か。

また、本日深夜2時からbitFlyerのメンテナンスが行われる。過去には、BitMEXなどのメンテナンス時間に仕掛けられたこともあるため、警戒するに越したことはない。

投資家の市場関心度を検索ボリュームで示す「Googleトレンド」を確認すると、直近の価格上昇で、「ビットコイン」の検索ボリュームが上昇していることが確認できる。 検索数のピークは、やはりBTC価格が最高値の220万円を付けた2017年末で、2ヶ月後に半額になったBTC価格に比例して、検索ボリュームも半減しているが、今回注目したいのは以下の図(6ヶ月チャート)となる。

出典:googletrends

着目すべきは、黒の点線部分で、直近半年間に計5回(9/30、10/7、11/2、2/1、2/17)に渡って大底「25/100」を試すも、過去半年間で一度もこれを割り込んでいない点だ。

「25/100」を試した時期をBTC価格と比較すると、9/30、10/7はいずれも70万円を超えているほか、2月上旬は40万円を割り込んでいることから、相関性はあるものの完全比例しているわけではないことが分かる。

仮想通貨の検索件数は、市場の関心度に直結するため、BTC価格チャートと合わせて確認する限り、一般投資家の関心が薄れている間に大口が買い集めていた可能性もあり、今後も底値圏の「25/100」水準は、トレンドを測るための一つの指標となり得るかもしれない。

確定申告の影響は

ただし、ファンダ要因として、確定申告が始まっていることで、日本の確定申告時期は、2月18日(月)〜3月15日(金)、米国の確定申告(Tax Return)期限は、2019年4月15日となっており、特に締め日の直前は一定の売り圧力が強まる可能性は考えられる。昨年は実際、相場にも影響が出ており、同時期は、過去1カ月でビットコイン価格は40%超値下がりしていた。

2018年3月ににブルームバーグが報じたところによれば、仮想通貨アナリストで、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者「トム・リー」氏の見解について、以下のように紹介している。

現在、仮想通貨からドルへと、大量に資金が流出しており、仮想通貨の売り圧力は、米国の「確定申告期限(2018年4月17日)」を過ぎれば、緩和される可能性がある。2017年の仮想通貨バブルを経て、250憶ドル(約2.6兆円)とみられるキャピタルゲイン税が生じたことで、保有通貨の一部を売却しており、相場の下落を招いている。

実際に2018年4月中旬以降のチャートを振り返ってみると、3月下旬に約70万円の短期底を付けてから、G20における仮想通貨議題への期待もあり反発。同時期には80万~90万円で推移するなど騰勢を強めていたほか、米国市場でも確定申告期限となる4月17日の3営業日前に急反発を見せていた。

TradingViewのBTCUSDチャート(2018年前半のチャート)

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
06:45
米バンガードが仮想通貨ETF取引を解禁、5000万人超の顧客にアクセス提供へ
ブルームバーグが報じたところによると、世界第2位の資産運用会社バンガードは12月3日から仮想通貨を主に保有するETFとミューチュアルファンドの取引を許可。遂に長年の保守的姿勢から転換。
06:25
米下院共和党が仮想通貨の「ディバンキング問題」を追及、チョークポイント2.0報告書を公開
下院金融サービス委員会の共和党議員が12月2日、バイデン前政権による仮想通貨業界への組織的な銀行サービス拒否を批判する53ページの報告書を公表した。ストライクCEOの口座閉鎖事例なども議論を呼んでいる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧