はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日銀の黒田総裁、米フェイスブックの仮想通貨(暗号資産)プロジェクト「リブラ」に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日銀総裁、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」に言及
日銀・金融政策決定会合の結果を踏まえた記者会見で、日銀の黒田総裁が、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」とビットコイン(BTC)などの暗号資産の現状について、記者の質問に答えた。

日銀総裁、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」に言及

日銀・金融政策決定会合の結果を踏まえた記者会見で、日銀の黒田総裁が、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」について記者の質問に答えた。

記者

米フェイスブックが、2020年から新たな暗号資産(仮想通貨)を導入するとのニュースがあった。円やドル、国債などで裏付けして乱高下を防ぐ特徴があるとされるが、マネロン懸念も出ている。

黒田総裁は、現時点で暗号資産をどのように評価しているのか?

黒田総裁

暗号資産プロジェクト「リブラ」の報道自体は認識しているが、内容は十分承知しておらず、具体的なコメントは差し控える。

暗号資産は、支払い決済手段として価値を安定させることができるのか、技術上の安全性が確保されるのか。マネロン対策など、関連する諸規制の対応が十分なされるのかといった面で、従来から色々な議論がある。

日本銀行としては、どのようなものであれ、支払い決済手段として人々の信任を十分確保し得るのか。金融システムにどのような影響を及ぼし得るのか。 内外の関係当局と連携しながら、動向について注意深く見ていきたいと考えている。

リブラに対して各国から声明

「多くの人びとに力を与える、シンプルで国境のないグローバルな通貨と金融インフラになる」ことをミッションに掲げる仮想通貨リブラに関しては、6月18日に「ホワイトペーパー(事業計画書)」が日本語や英語をはじめ多言語で同時公開されたことで、日本のみならず、各国の経済ニュースでも大きくフォーカスされている。

英中銀のMark Carney総裁からは、公平な視点で評価するとした上で、世界最高水準の規制に準拠せざるを得ないとコメント、国際規制機関などと協力しながら慎重な審査を行なっていくとコメントを残した。

一方で、批判的な意見もある。米国会下院の金融サービス委員会 Maxine Waters理事長は19日、国家や国民におけるリスクを懸念、国会や規制当局の調査が終わるまで開発を停止するよう要求した。その背景には、GAFAとして影響力が肥大化するなかで、ユーザー生活にまで影響を拡大しているとの見方があり、「仮想通貨に係る様々なリスクに、各国の規制当局が真剣に向き合うことに警鐘を鳴らす事例だ」と危機感を露わにする声明を発表した。

IT大手の仮想通貨参入は、金融業界への参入との側面のほかに、データプライバシーへの影響が懸念されている。これまで、世界的なプラットフォーマーの活用事例がなかったことが、Facebookの参入で一気に表面化したことになる。

業界としては、利用障壁となるウォレットの普及や購入の複雑さなどが提言することで、ユースケースが大きく変わるとの見方もあるが、ボーダーレスに送金される仮想通貨において、Facebookの事例が(規制面なども含めて)どう決着するか、大きなターニングポイントとなりそうだ。

CoinPostの関連記事

藤巻議員、麻生大臣や国税当局と「仮想通貨税制」について議論|参議院財政金委員会
藤巻健史議員は、参議院財政金委員会で麻生大臣や国税当局に対し、現行の仮想通貨税制は「矛盾があり非合理的だ」として問題提起。租税法や国益の観点から、雑所得ではなく譲渡所得や分離課税が妥当だと主張した。
狙いは『数十億人が利用できる仮想通貨』フェイスブックがリブラの事業計画書を公表
Facebookが仮想通貨Libraの詳細を公開した。プロダクトの目的は『数十億人が利用できる仮想通貨』だという。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧