はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン投資で最も重要な4原則」仮想通貨データ分析企業CEOが指南

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン投資に重要な四原則とは
仮想通貨データ分析企業CEOのMartínez氏は、購入時期や弱気相場の対応など、仮想通貨投資の長期トレードにおける重要な4項目を挙げ、その理由を徹底解説した。

ビットコイン投資に重要な四原則とは

仮想通貨データ分析企業CryptoDatum.io社のCEOであるGerard Martínez氏は、「長期トレードを行うビットコイン投資家向けマニフェスト」と題し、ビットコインやアルトコインの価格分析に関する見解を公表した。

Martínez氏は、仮想通貨への投資を行う際に、従うべきルールとして4つの項目を挙げている。以下がその4項目だ。

  • 参入時期:パラボリック(放物線)を描くチャート
  • BTC買い増しにのみ法定通貨を使う
  • 弱気相場で貯める
  • BTC建アルトで価値を最大に

(1) 参入時期:放物線を描くチャート

過去のビットコインのチャートを観察すると、複数回の強気相場を経験していることが確認できるが、その際に放物線を描きながら成長を見せるシーンが生まれている。(下図)

出典:Medium

Martínez氏曰く、この動きを見せた時は、価格が大きく上昇する傾向にあるとのことだ。それゆえ、このタイミングは要注目な場面であると伝えている。

また、強気相場の最中に、法定通貨と仮想通貨を頻繁にトレードし、賢くマーケットに打ち勝とうという戦略もあまり好ましくない。Martínez氏の経験上、(仮想通貨を)単純に保有し続ける手法の方が利益を上げやすいと実感したそうだ。

ただ例外も存在する、それがレバレッジトレードとボットを利用したトレードだ。

基本的に、既存の取引ではチャートなどを分析し、利益を得られる機会を模索する。現在、ビットコインのチャートの動きに説明がつかないことも多いが、それでも、ある程度想定がつく場面も散見される。その際に効率良くレバレッジをかけることで大きな収益につながることもある。ただそのリスクの高さには要注意だ。

またボットを利用した自動取引がマーケットを凌駕する可能性は否めないとし、注目する必要性があるのではないかとしている。

(2) BTC買い増しのため法定通貨を使う

ビットコインへの長期投資を考えているのならば、「法定通貨と取引する」という考えを捨てなければならないと、Martínez氏は話す。これは上述した(1)にも通じる点で、放物線的成長に逆らい利益を得ることが厳しいため、基本的には市場に参加し続け利潤を得るという思考が大切だとのことだ。

その他に、資金移動する際にかかる手数料や、(国ごとに異なるが)税金などが発生する機会も減少することも、(2)が挙げられる要因の一つだ。

(3) 弱気相場で貯める

弱気相場が続いている場面において、仮想通貨価格は下落するという事実が存在するが、資産価格が過小評価されうるというのも、事実の側面と言えるだろう。

Martínez氏は以下のように語る。

長期保有というビジョンを掲げている場合、仮想通貨市場の不安定さを味方につけることができれば、逆に大きなチャンスとなる可能性がある。

そのため、仮想通貨価格が低迷する中で仮想通貨を保有するという手法は、仮想通貨の価値を最大化させるために最適なツールにもなりうる。

ただ、この考え方において一番の課題は、価格が過小評価されているのか、あるいは、これ以上下落はするのかといったことに関して、どのように判断を下すのかという点だ。

この問題に対する解決策として、同氏は「ドルコスト平均法」を提案している。

ドルコスト平均法とは、定期的に継続し、一定額分の金融商品を購入し続ける投資手法のこと。これにより、平均取得単価を下げることが可能と一般的に言われている。

(4) BTC建アルトコインで価値を最大に

BNBなどの例外を除けば、基本的にアルトコインの価格は、ビットコインの価格変動に強い相関関係が見られる。そのためビットコインが下落すれば、その他のコインも追従する。

一方で、Martínez氏の考えによれば、(基本的には激しいラリーの後)ビットコイン価格が安定すると、ビットコインをアルトコインに変える動きを見せる傾向があるため、ビットコインの価値を最大化する絶好の機会とも捉えられるとしている。

またここで、Martínez氏が強調した点は、(2)のルール「法定通貨は使わない」により、アルトコインとの取引はビットコイン建のみで行うというものだ。

まとめ

Martínez氏が指摘した4つの事項をまとめると、放物線的成長に逆らわず、BTCをベースに取引を行うことが肝要という結論に至る。

この提案に対して、様々な意見が存在することが想定されるが、Martínez氏の提言に対して、一考する価値はあるのではないだろうか。

CoinPostの関連記事

2017年の仮想通貨バブルと根本的に異なる「3つの背景」 ビットコイン1年来の100万円目前に
ビットコインが2018年5月以来の100万円に近づく中で、2017年のバブルのような崩壊を懸念する声も。現市場における高騰要因から、2017年と異なる点を分析した。
仮想通貨イーサリアムの中・長期上昇要因を考察、大型アップデート「イスタンブール」など
2019年以降、好調に推移するイーサリアム価格。中・長期の上昇要因として、次回大型アップデートイスタンブールなど、直近でいくつかの好材料が挙げられる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧