はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国大手取引所BTCC創設者:4大仮想通貨以外を認めず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTCC創設者リー氏が4大仮想通貨以外を批判
新規仮想通貨設立のため無為なICOプロジェクトによって資金を集め、トラブルが絶えず頻発していることから、新仮想通貨への信頼度の低さを示しました。
ICOから引き起こされる詐欺について
今後も成長し続ける仮想通貨業界には、不正行為を取り締まる何かしらの規制を必要とするも、まだ十分な法整備が整っていないと指摘されました。

BTCC(中国の大手仮想通貨取引所)創設者であるBoddy Lee(以下Lee氏)が、信頼できる仮想通貨としてビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの4種を挙げました。

ロンドンで行われたブロックチェーンウィーク2018にLee氏が出席し、ビジネスインサイダーによるインタービューの場で仮想通貨に関する自身の見解やリスクについて言及しました。

Lee氏は、企業がICO(仮想通貨技術を使った資金調達)によって発行した仮想通貨は信用に値しないとし、これらの通貨には投資しないことを明らかにしました。

ビジネスインサイダーは、Lee氏の発言を以下のように引用しています。

私は仮想通貨投資に関して保守的な姿勢で取り組んでおり、多くのアルトコインには興味もありませんし、当然ICOに手を出す気もありません。

何よりリスクが高すぎるため、新たな仮想通貨に投資する気がありません。

来月、来年には見解が変わっているかもしれませんが、現段階ではおおよそ主張を変えるつもりはありません。

ICOへの認知は2017年半ばに急激に広がり、ブロックチェーン技術へ積極的な取り組みを示す会社が資金調達をする方法としてICOが主流となりました。

これまでに、ICOを通して総額40億ドル以上の資金が調達されています。

coinmarketcap.comサイトによると、仮想通貨業界には現在1491種類もの仮想通貨が存在しており、今後もICOによりその総数は増加していくことが見込まれます。

この資金調達方法はある地域を除いた大部分で規制されておらず、誰もがICOを計画し仮想通貨を発行することができます。

ICOへの法規制も未だ整備されておらず、数億という資金調達をするもののプロダクトを出さずに事業展開が滞ったままの例が後を絶ちません。

その一例にTezosプロジェクトが挙げられます。

TezosはICOによって232万ドルの資金調達に成功し、大きな注目を集めました。

現在は、創設者と他の取締役間で生じた内紛によりプロジェクトが滞り、現在投資家への払い戻しすらできない厳しい状況下にあります。

Tezosの創設者を相手取った集団訴訟がアメリカのいくつかの裁判所で起こっています。

Lee氏は、自身の仮想通貨への見解について以下のように述べています。

私はビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュの4種のみを有用な仮想通貨として認め、支持します。

この4つ以外に興味を示すつもりも、認めるつもりも、誰かに勧めるつもりもありません。

Lee氏は今後もICOによる詐欺プロジェクトがますます横行するだろうと予測しています。

Lee氏は、 不正行為をなくす上で規制は今後必要不可欠だと主張しています。

最近、BenebitというICOプロジェクトが多くの投資家を騙し、およそ4万ドルを騙し取ったことも記憶に新しいかと思います。

かつてICOのトップ市場であった中国と韓国は、不正行為への懸念が広がる中、ICOを全面的に禁止することを決定しました。

現在、世界的にもICO規制の風潮が高まっており、ICOで最大の市場を誇るアメリカではICO出資者への正式な勧告が規制当局によってなされました。

また、ジブラルタル(スペイン南海岸に位置するイギリス海外領土)では、不透明なICOプロジェクトの取り締まりに注力しています。

いずれにせよ、今後はテレグラムのような名の知れた企業による大型ICOも予定されており、仮想通貨市場は今後も確実に拡大していくでしょう。

BTCC Founder Recommends Only the Big Four Cryptocurrencies Bitcoin, Litecoin, Ethereum, and Bitcoin Cash are the only coins that Bobby Lee trusts.

Arnab Shome, January 25, 2018

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧