はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン市場、2連テザー砲の急騰後に暴落」週間仮想通貨マガジン|7/6〜7/12

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

週間仮想通貨マガジン|7/6〜7/12
仮想通貨市況に影響を与えた直近1週間のニュースを選別。bitFlyerの新規口座の受付再開やトランプ大統領の仮想通貨への言及。ビットポイントの資金流出事件など多くのニュースで溢れた。

過去1週間の重要ニュース

本記事では、市況に影響のあった過去1週間の重要ニュースをまとめて紹介している。

ビットコイン、主要アルトコイン前週比

コインチェックにおける、ビットコイン・アルトコインの週間比較は以下の通り。ビットコイン(BTC)は前週比約1.3%減。今週のBTC価格は暴騰落を見せ、1,233,130円となった。

1週間前

現在

7/6〜7/12のBTCチャート

A:米CMEがETH先物提供か|7/6

米大手デリバティブ取引所CMEが、イーサリアム(ETH)/米ドルのレートとイーサリアム(ETH)の現物取引価格のインデックスを提供するに当たり、データ収集先に米仮想通貨取引所itBitを追加することが明らかになった

米仮想通貨メディアThe Blockが入手した情報では、「これはイーサリアムの先物提供への準備だ」と話した。

CMEがイーサリアムの価格の信頼性向上へ着手

米大手デリバティブ取引所CMEがイーサリアム先物提供を準備中か|インデックス強化で市場に期待感
米デリバティブ取引所CMEが、イーサリアムのインデックスを提供するに当たり、データ収集先に仮想通貨取引所のitBitを追加することを発表。イーサリアムの先物提供開始への期待が高まっている。

B:米SECブロックチェーンデータ定期購入検討|7/7

米SEC(証券取引委員会)は、ブロックチェーンデータの定期購入を検討していることが明らかになった。

購入の目的については「リスク監視やコンプライアンスの改善、デジタル資産に対する委員会の積極的なポリシーの周知をサポートするため」とのことだ。

なお、購入するデータの条件として次の2点を挙げている。

  • 最低限ビットコインとイーサリアムブロックチェーンを含むもの
  • 6つの通貨(BCH、XLM、ZEC、EOS、NEO、XRP)のブロックチェーンのいずれを出来る限り多く含むもの

米SEC、技術理解に積極性示す

米SEC、主要仮想通貨のブロックチェーンデータの定期購入を検討|技術理解に積極性示す
米SECがブロックチェーンデータの定期購入を検討している。リスク監視やコンプライアンスの改善などを目的で、ビットコインやイーサリアムのほかXRPなども検討分野にリスト入りした。

C:XRPバンキングアプリのデザイン公開|7/8

リップル社VC部門が出資するスタートアップXRPL Labs社が、自身のツイッターで現在開発中のXRPバンキングアプリのUI(ユーザーインターフェース)を公開した

否定から一転 国際決済銀行が「中央銀行デジタル通貨」の発行に賛成の意を示す=FT

否定から一転 国際決済銀行が「中央銀行デジタル通貨」の発行に賛成の意を示す=FT
国際決済銀行が、中央銀行独自の電子通貨発行に賛成の意を示した。Facebookの仮想通貨リブラによって国際金融への影響を危惧したものだと見られている。

D:テザー砲でBTC高騰|7/9

9日には、半月間ほどで形成したペナント上抜けで130万付近(12,000ドル)まで急騰した。

背景には、100億円相当のステーブルコイン「テザー(USDT)」が発行されたことにある。

米規制当局と、テザー社およびBitfinexに関する裁判に関する最新情報は、以下の記事で詳しく解説している。

ビットコイン(BTC)140万円超えまで急回復、相次ぐテザー砲にクジラの影|仮想通貨市況
テザー砲の影響で大幅続伸の仮想通貨ビットコイン(BTC)が直近高値更新を目指す中、下落時の反発ラインなど今後の展望を探る。また、米NY連邦準備銀行が計測する「リセッション・インジケーター」指数が、2008年リーマン・ショック以来最大水準に達したことも明らかに。

E:ビットコイン(BTC)暴落|7/11

しかし、2日後の11日の仮想通貨ビットコイン(BTC)は、売りが売りを呼ぶ形で急反落を見せた。

上昇相場から一夜にして一転。143万円台から120万円まで、半日で20万円幅以上も暴落している。

仮想通貨市場全体が弱気目線に塗り変わり、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など、国内に上場する主要アルトコインも、軒並み一時-15%を超えるなど大幅全面安に。

コインチェック(7/11 15:00頃)

バイナンスの仮想通貨先物取引発表

大手仮想通貨取引所バイナンスのCEO CZ氏が、バイナンスの独自仮想通貨先物プラットフォームを正式に発表した。現在台湾にて開かれている大型仮想通貨業界カンファレンス「アジアブロックチェーンサミット2019」にて情報を公開した。

初めて明かされた先物取引所の名前は「Binance Futures」で、公開を今後数ヶ月以内に実施すると、CZ氏が明かした。最初にサービスを展開する先物ペアは「BTC/USDT」で、最大レバレッジは20倍(オープン時)に設定するという。

【速報】バイナンスの仮想通貨先物取引を正式発表|レバレッジは最大20倍

【速報】バイナンスの仮想通貨先物取引を正式発表|レバレッジは最大20倍
バイナンスのCZ氏が、先物取引所の立ち上げを正式に発表した。公開日時は数ヶ月以内で、最大レバレッジを20倍(オープン時)に設定している。

F:トランプ大統領、ビットコインとリブラを痛烈批判|7/12

米トランプ大統領は11日、仮想通貨ビットコイン(BTC)とフェイスブック主導の仮想通貨リブラに対して、Twitter上で初めて言及した。規制面の問題や、違法行為を助長する恐れがあるとして懸念を表明、米ドルだけが”本物の通貨”だとした。

一連のツイートは、仮想通貨に対する批判の語気を強めるものとなっており、内容については次の通りだ。

私はビットコインなど仮想通貨の支持者ではない。お金ではなく価格が不安定な上、資産価値の裏付けも無いに等しい。

規制の整っていない暗号資産(仮想通貨)は、麻薬取引や非合法取引など、反社会的活動を助長する可能性がある。

続けてトランプ大統領は「フェイスブックのLibraも立場と信頼性に欠ける」と語り、リブラに対しても否定的な立場を明確にした。

米トランプ大統領、仮想通貨ビットコイン(BTC)とフェイスブックのリブラを痛烈批判

米トランプ大統領、仮想通貨ビットコイン(BTC)とフェイスブックのリブラを痛烈批判
トランプ大統領が仮想通貨ビットコインとフェイスブック主導のリブラに対してTwitter上で批判した。規制面の問題に加え、麻薬取引など違法行為を助長するとして懸念を表明、米ドルだけが”本物の通貨”だとした。

米連銀総裁「ビットコインはゴールドのように価値貯蔵手段」

連邦準備制度理事会の総裁Jerome Powell氏は、米国会上院銀行委員会の公聴会にて、ビットコインについて証言。Powell氏は、ビットコインの本来のビジョンである「決済手段」を否定し、「価値貯蔵手段(ストア・オブ・バリュー)」であると指摘した。

ビットコインを決済手段として利用する人はほとんどいない。ゴールド(金)のように使っているのだ。

ビットコインは投機性の高い価値貯蔵手段。

このように、Powell氏はビットコインの価値貯蔵手段の特徴と、そのボラティリティを取り上げて言及した。

米連銀総裁「ビットコインはゴールドのように価値貯蔵手段」|米ドル準備通貨制度を弱める可能性も

米連銀総裁「ビットコインはゴールドのように価値貯蔵手段」|米ドル準備通貨制度を弱める可能性も
連邦準備制度理事会の総裁は米国会上院の公聴会にて、ビットコインをゴールドに比較した。仮想通貨が普及すれば国の準備通貨というシステムの必要性を無くす可能性を否定せず。

ビットポイント、35億円分の不正流出

国内大手仮想通貨取引所BITPointが、ビットコイン(BTC)など35億円相当の不正流出被害を発表した。流出したのは、ビットコイン(BTC)のほか、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの5銘柄。

仮想通貨取引所ビットポイントでハッキング被害、ビットコイン、リップル、イーサリアムなど35億円が不正流出

仮想通貨取引所ビットポイントでハッキング被害、ビットコイン、リップル、イーサリアムなど35億円が不正流出
国内大手仮想通貨取引所BITPointが、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など35億円相当の不正流出被害を発表した。他に流出したのは、BTCのほか、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコインの5銘柄。

CoinPostの関連記事

ビットコインFX有名トレーダー座談会|レバレッジ規制後の仮想通貨市場の変化と立ち回り
bitFlyer BTCFXのレバレッジ4倍規制後にどのような変化があったのか。今後の仮想通貨展望や2019,2020年末価格について、有名トレーダーの700ニキ、青ハチミツダルマ、MOONトレーダーの三氏に見解を伺った。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧