はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

グローバル版FTX、DeFiプライバシーアプリ利用者の口座を凍結か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

プライバシーサービスに対する禁止

暗号資産(仮想通貨)取引所大手FTX(グローバル版)が、トランザクションの秘匿化サービス「zk.money」にトークンを送付したアカウントの口座を凍結したことが明らかになった。

zk.moneyはイーサリアム(ETH)やダイ(DAI)のトランザクションを秘匿化できるサービス。イーサリアムのVPN(専用ネットワーク)を掲げるL2プライバシーソリューション「Aztec Network」上に構築されており、ゼロ知識証明をトランザクションのロールアップ(圧縮)に使用している。

出典:OurNetwork #133

zk.moneyはまた、「プライベートDeFi金利アグリゲーター」サービスとして、固定金利市場の「ElementFi」や分散型取引所の「Curve」等と連携したステーキング手段も提供しており、利用者は増加傾向にあった。

複数のユーザーの証言によると、FTXは「Aztec Connect、Aztec network、zk money」がハイリスクなミキシングサービスに該当するとして、ユーザーに使用を避けるよう促しているようだ。

業界をリードする第三者取引監視ツールにより、ユーザーがハイリスクなアドレスに接触しているかチェックされているため、ミキシングサービスを使用しないことを勧める。そうしない場合は、FTXのアカウントを危険にさらす可能性がある。

背景には、米財務省がミキシングサービス「Tornado Cash」を利用したウォレットアドレスを8月初旬に制裁リストに追加した経緯がある。

ミキシングサービスは、トランザクションデータを複数混ぜ合わせることによって、通貨の出所や保有者のアイデンティティを隠す。米財務省は、これまでハッキングにより資金が盗まれた際に、サイバー犯罪者がTornado Cashをマネロン(資金洗浄)に利用してきたことから、同サービスを制裁リストに追加したと説明していた。

関連:Tornado Cash制裁措置の影響、dYdXでブロックユーザーが急増

ソーシャルメディアでは、「FTXを利用したいならトランザクションの秘匿化サービスを直接使用しない方が良い」といったコメントが見られるが、プライバシー関連ソリューションを一緒くたに排除する対応に不満の声も挙がっている。

Aztec Networkの事業開発責任者であるJonathan Wu氏は、ユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく、アンチマネーロンダリング保護を導入できる可能性があると主張していた。

関連:グローバル版FTX、イーサリアムPoWフォークの対応方針を表明

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/09 月曜日
13:45
『優勝賞金は1ビットコイン』 ネットフリックス番組「House of Streams」
マルタで制作されたリアリティ番組「House of Streams」では、8人の人気Twitchストリーマーが共同生活を送る中、1ビットコインをかけて競う。出演者と視聴者とのリアルタイムな交流により、番組の内容も影響を受ける画期的な内容となっている。
11:25
神谷議員、米国のビットコイン準備金政策紹介 税制改正も要望
参政党の神谷代表が国会質疑で米国のビットコイン準備金政策を紹介した。また、仮想通貨税制改革を要望し、二重課税問題を指摘している。
11:00
Injectiveが「目的特化型ブロックチェーン」の成功例とされる理由|Four Pillars
汎用ブロックチェーンから目的特化型への移行が加速する中、「金融向けに構築されたブロックチェーン」Injectiveが注目を集めている。BlackRock BUIDLファンドのトークン化、2024年選挙先物市場、Mercuryoとの決済統合など、金融特化インフラを活用した実践的ユースケースを詳細分析。豊富なブロックスペース時代における差別化戦略の成功モデルを解説する。
10:44
米議員がトランプのビットコイン準備金令を法制化へ 大統領交代でも撤回困難に
米下院議員がトランプ大統領の戦略的ビットコイン準備金に関する大統領令を法制化する法案を提出。可決されれば将来の大統領による撤回が困難となり、画期的な政策の恒久化が実現する見込み。
09:45
Sui最大のDEX「Cetus」が復旧 320億円ハッキング事件受け体制立て直し
2.2億ドル規模のハッキング被害を受けた、仮想通貨Sui最大のDEX「Cetus」が完全復旧した。流出資金の多くを取り戻しておりセキュリティ強化などを行っている。
08:55
ステーブルコイン最大手テザー、サークル時価総額の5倍以上の可能性
USDTテザーCEOパオロ・アルドイーノ氏が、同社上場時の時価総額が5150億ドルに達し世界19位の企業規模になると発言。ライバルのCircle社IPO成功を受けた発言で、USDT供給量拡大を前提とした試算を公表。
07:20
ブラックロックがXRP現物ETFを申請したら? 米SECの『大手優遇』に中小が反発
VanEckら3社がSECの先着順無視に異議。ソラナ・XRP ETF申請を巡り、ブラックロック参入時の一括承認への懸念と公平性が議論に。
06:20
マイケル・セイラー、今週もストラテジー社のビットコイン購入を示唆
マイケル・セイラー氏がオレンジチャート投稿で今週も仮想通貨ビットコイン購入を示唆。ストラテジー社は8週連続でBTC購入継続し、総含み益は3兆円超に。
06/08 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、個人マイナーのBTC採掘成功や企業のETH・XRP・SOL購入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1450万円まで下落、米雇用統計とCPI発表を前に底値模索|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏の週次分析。ビットコインは米中関係悪化とトランプ・マスク対立により1500万円から1450万円まで下落。来週のCPI発表次第では10万ドル試す可能性。STH平均取得単価97,000ドル周辺がサポートと予想。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金持ち父さん著者キヨサキの株式市場暴落予測に高い関心
今週は、トム・リー氏によるビットコイン価格予測、企業による仮想通貨採用状況、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏による株式市場暴落予測に関するニュースが最も関心を集めた。
06/07 土曜日
13:25
ドイツ銀行、独自ステーブルコイン発行やトークン化預金を検討=報道
ドイツ銀行が独自ステーブルコイン発行とトークン化預金を検討中だ。カストディ企業トーラスとの提携やPartior出資などでもデジタル資産分野に進出を始めている。
11:20
9ヶ月で約1400億円の収益、トランプ大統領 仮想通貨事業で純資産56億ドルに=フォーブス報道
Forbes誌がトランプ大統領の仮想通貨資産を分析。ミームコイン「TRUMP」とWorld Liberty Financialで約10億ドルを獲得し純資産56億ドルに。
10:20
シンガポール金融管理局、仮想通貨企業の新規制ルールを明確化 混乱受けて
シンガポール当局が仮想通貨企業向け新規制の適用範囲を明確化した。海外のみにサービス提供する事業者は7月よりライセンス必須となる。ルール対象外となるトークンも挙げた。
09:00
モバイルゲームFIFA Rivals、6月12日リリース決定 アディダスと提携でNFT導入
アディダスと契約 ブロックチェーン技術を活用したモバイルサッカーゲーム「FIFA Rivals」が6月12日にiOSとAndroid向けにリリースされると、開発元のMythic…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧