はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「マイクロソフトもビットコイン投資を」マイクロストラテジーのセイラー氏がプレゼン実施

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン戦略を提案

米マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は2日、IT大手マイクロソフトのサティア・ナデラCEOと取締役会に対して行った、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)に関するプレゼンを公開した。

「マイクロソフトのビットコイン戦略」という資料をもとに約3分間、マイクロソフトがビットコインに投資すべき理由を説明。セイラー氏は、マイクロソフトは次のテクノロジーの波を逃す余裕はないと主張している。

関連今週もビットコイン追加購入、2200億円相当 米マイクロストラテジー 

セイラー氏がマイクロソフトに対し、ビットコイン投資を提案することは事前に伝えられていた。同氏自身が先月に、プレゼンを行うことに同意したと明かしていた。この背景には、マイクロソフトの年次株主総会に向け、「ビットコインへの投資評価」が議決項目の1つになっていることがある。

関連マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ

今回のプレゼンでは、ビットコインの時価総額が金融資産の中で7位に位置し、最も速く成長している資産であることなど、ビットコインの魅力を説明。また、21世紀最大のデジタルの変革は資本の変革であるとし、ビットコインはデジタル資本であると主張した。

出典:資料

ビットコインの魅力を説明した上で、セイラー氏は「マイクロソフトはデジタル資本を活用すべきである」と提案。そして、ビットコインは、企業がバランスシートで所有できる中で、最もパフォーマンスが高く、他の資産と相関性が低い資産だとした。

また、マイクロストラテジーがビットコイン戦略を採用した2020年8月以降、ビットコインの価格は、マイクロソフトの株価の10倍超パフォーマンスが優れているというデータも紹介。

他にも、ビットコイン戦略を開始して以降マイクロストラテジーの株価は、マイクロソフトらの「マグニフィセント・セブン」よりもパフォーマンスが高いことも指摘している。

出典:資料

関連ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

ビットコイン戦略の効果

このようにセイラー氏は、他にも米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏が仮想通貨に肯定的であることなども紹介し、マイクロソフトにビットコイン戦略を推奨している。

そして、従来のやり方に固執して国債を購入したり、自社株買いや配当を行ったりするか、未来を受け入れてビットコインに投資する革新的な金融戦略を選択するかを迫った。その上で、後者を選択すれば、例えば年間1,000億ドル(約15兆円)を投資することで、投資家のリスクを軽減し、成長を加速できると主張している。

セイラー氏は、ビットコイン戦略を採用することでマイクロソフトの株価は155ドル(約2万3,000円)から584ドル(約8万7,000円)上乗せできる可能性があると説明。また、同社の時価総額を1兆ドル(約150兆円)から4.9兆ドル(約730兆円)増加させることができるとも分析した。

なお、マイクロソフトの取締役会は以前、ビットコイン投資についてはすでに評価済みで、セイラー氏の提案は不要であり、投資への反対を推奨するとの意見を表明している。

関連ビットコイン投資、マイクロストラテジーが中小企業に示す新たな道

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/27 火曜日
17:50
【ビットコイン・ドージコイン他】月1万円で今いくら?|ドルコスト平均法の実績シミュレーション
過去に仮想通貨を買い始めていたら今いくらになっているのか、積立投資の利益をシミュレーション。ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナ、ドージコインの利益を算出しました。
15:30
ブラックロック「BUIDL」ファンド徹底解説|29億ドル突破の仕組みとメリット
ブラックロックのトークン化ファンドBUIDLが29億ドル突破。米国債裏付けデジタル資産の仕組み、投資方法、パートナー企業、市場シェア40%の成長要因を徹底解説。2025年注目のRWA投資戦略とリスクまで解説。
13:45
ビットコイン金融『Avalon』に戦略投資、YZiラボ主導
YZi Labsがビットコイン基盤のオンチェーン資本市場を構築するAvalon Labsに投資。同社のBTC担保ステーブルコインUSDaはDeFiLlama第2位のCDPプロジェクト。
13:15
コインベースに集団訴訟、顧客データ漏洩に伴う株価下落で「重大な損失」
米暗号資産取引所大手コインベースが、2024年12月発生のデータ漏洩事件の開示遅延により集団訴訟に直面している。これはインドで発生した従業員による不正行為に由来し、米司法省も調査に乗り出している。
12:26
アルトコインは売り優勢、ヴァンス米副大統領講演のビットコインカンファレンスに市場の関心
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン10.8万ドル台で高値維持。今週ラスベガス「ビットコイン2025」で現職副大統領として初めてヴァンス氏が講演する。機関投資家の仮想通貨ETF流入は週間33億ドルの最高記録を達成し、JPモルガンのETF解禁発表とともに市場の関心を集めている。
11:30
イーサリアムがキャッシュレス社会のリスクに対応可能=ヴィタリック
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、危機の際にETHがデジタル決済システムの代替となる可能性を提示した。北欧のキャッシュレス社会見直しを受けている。
10:50
ビットコイン暗号化への影響は? グーグル研究で暗号解読に必要な量子ビット数が激減
グーグルの量子コンピューター研究で、RSA暗号の解読に必要な量子ビット数が従来の20分の1の100万個未満で可能と判明。仮想通貨ビットコインの楕円曲線暗号も同様の影響を受ける可能性浮上。
10:15
テキサス州ビットコイン準備金法案、上下院協議委員会で最終調整へ
テキサス州議会で仮想通貨ビットコイン準備金設立法案SB21の上下院協議委員会が設置。先週下院可決後、修正案調整のため両院メンバーが協議中。
09:53
SBI VCトレード、モナコインやエンジンコインの取扱廃止を発表
SBI VCトレードは仮想通貨モナコインを含む3銘柄(ENJ・MONA・FCR)の取扱を2025年6月25日メンテ終了後に廃止する。対象銘柄の出庫は7月23日まで可能。
09:44
「ビットコイン2025」開催 米副大統領やメタプラネット社長も出席、ビットコイン法など議題に
米国ラスベガスで開催される「ビットコイン2025」にヴァンス副大統領ら政府幹部が出席。ルミス議員のビットコイン法案も議題となり業界注目のカンファレンスだ。
09:15
ビットコイン現物ETF、週次出来高が年初来最大規模に
米国の仮想通貨ビットコインの現物ETFにおける先週の出来高は250億ドル。この週はビットコインが最高値を更新しており、週次出来高としては年初来最大規模となった。
08:15
The Blockchain Group、ビットコイン保有戦略強化へ 100億円超社債発行で
欧州初のビットコイントレジャリー企業The Blockchain Groupが約90億円の転換社債発行を完了。新たに590BTC取得予定で、保有総額は1437BTCに拡大する見通し。
07:50
「ビットコインは容易に裕福になれる手段」金持ち父さん著者キヨサキ
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、仮想通貨ビットコインは容易に裕福になれる手段であるとXに投稿。0.01BTCの保有だけでも2年後に非常に裕福になれる可能性があると主張した。
07:15
ドバイ、XRP基盤の不動産トークン化で160億ドル市場を目指す
ドバイ土地局が中東初の不動産トークン化プラットフォーム「Prypco Mint」をXRPレジャー上で開始。最低2000ディルハムから投資可能、2033年に160億ドル市場目指す。
06:30
ビットコイン急落で短期トレーダー苦戦、長期保有者は保有量拡大=アナリスト
ビットコイン11万1000ドル割れで大規模ロング清算発生、1.8億ドル相当が強制決済。一方で長期保有者の実現時価総額280億ドル突破、押し目買いで保有量増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧