
2種類の取引ペア追加
暗号資産(仮想通貨)取引所のBinance Japanは6日、ダイ(DAI)、トロン(TRX)の2銘柄について、日本円との取引ペアを11日17時より開始すると発表した。
新規取引ペア開始を記念し、6月11日から7月11日までの約1カ月間、これら2通貨ペアのメーカー手数料を無料とするキャンペーンを実施する。キャンペーンは取引開始と同時にスタートし、Binanceグループで新規ペアを取引する全ユーザーが対象となる。
トロンは2017年に設立された分散型プラットフォームのネイティブトークン。当初はエンターテインメント分野のデジタルコンテンツ配信に特化していたが、現在は分散型金融(DeFi)、ステーブルコイン発行、現実資産トークン化(RWA)など、多角的な展開を見せている。
ダイは米ドルにペッグしたステーブルコインで、暗号資産を担保として発行され、MakerDAOという分散型自律組織によって管理されている。
グローバル展開とサービス拡充
今回の新規取引ペアは、Binance Japanのユーザーのみならず、日本国外のBinanceグローバルユーザーにも同様に提供される。Binanceは現在、世界で2億7千万人の利用者を有する世界最大規模の暗号資産取引所を運営している。

Binance Japanは2023年8月に関東財務局登録の暗号資産交換業者として登録を完了し、取扱暗号資産は59種類と、国内の暗号資産交換業者では最多となっている(25年6月時点)。同社は今後も日本円建て取引ペアの拡充を進め、国内ユーザーの利便性向上を図るとしている。
関連:Binance Japanとは?取扱暗号資産数と主要サービスを解説