トランプコイン実用化へ
ブルームバーグが30日報じたところによると、トランプ大統領の関連ミームコイン「トランプ」が新たな後押しを受ける見通しだ。
トランプ氏の就任直前に同トークンを発行したFight Fight Fight LLCは、クラウドファンディングサイトRepublic.comの米国事業買収に向けて交渉中であることが、事情に詳しい関係者の話で明らかになった。
買収が実現すれば、同社は投資家にトランプ関連トークンでの取引を促す一方、暗号資産(仮想通貨)関連スタートアップの資金調達を支援する可能性があるという。
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Fight Fight Fight LLCは、トランプ氏の長年の友人でプロモーターのビル・ザンカー氏が率いる企業であり、今年1月の大統領就任式の3日前に「$TRUMP」トークンを発行した。
同社とトランプ・オーガニゼーション系列のCIC Digital LLCは、合わせて同トークン供給量の80%を保有しており、3年間のロックアップ期間が設定されている。両社はトークンの取引活動から得られる手数料収入も受け取る仕組みとなっている。
Republic.comは2016年設立のクラウドファンディング・プラットフォームで、認定投資家と個人投資家の両方に中小企業への投資機会を提供している。株式やファンドなど実物資産(RWA)を表すブロックチェーン上のトークンも取り扱っている。モルガン・スタンレーやギャラクシー・デジタル、バイナンスのベンチャーキャピタル部門などの支援を受けている。
「$TRUMP」は発行以来、ピーク時から約90%下落するなど価格変動が激しく、投機的な要素が強いとの指摘がある。一方、Fight Fight Fight社は同トークンの実用性拡大に取り組んでおり、一部のサイトでは決済手段として利用が始まっている。
関係者によると、Republic買収が実現すれば、同社はトランプ・ミームコインで補助金を発行したり、投資家がスタートアップへの投資や手数料の支払いに同トークンを使用できるようにする可能性があるという。
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