はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国仮想通貨格付けの評価基準に不透明性の指摘 ビットコインの下位評価に疑問符

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国政府の仮想通貨格付けでBTC低い理由とは
中国産業情報技術省CCIDが公開する月次仮想通貨ランキングに基準の不透明性を疑問視する指摘が出ている。各プロジェクトをみる基準にもなり得る指標に、その重要性を投げかけた。

中国政府の仮想通貨格付けでBTC低い

中国では、仮想通貨の取引やICO、マイニングなどの業務が全面禁止されてはいるが、中国産業情報技術省CCIDは月に一度、仮想通貨の格付け順位を発表している。格付けはあくまでもパブリックチェーンの技術を評価するものと、公式では言及されているが、仮想通貨に関連した技術の評価となる。

評価するカテゴリーとしては、基本技術・応用性・革新性との3つの範疇で点数をつけられ、合計数値を基準にランキングが作成される。

しかし、中国政府がこの評価報告をどのような問題解決に用いるか、あるいはどのように国内社会に影響を与えるか、目的は全く判明できない。なお、これらの基準は中華系のブロックチェーンが上位表示されているとした指摘や、そもそもの評価基準が適当ではないとの意見も多く聞かれていた。

現在のドミナンスで70%近くシェアを獲得するビットコインも上位に表示されたことがないことは不当ではないか、と同格付けの評価基準の不透明性を仮想通貨メディアEWNが指摘した。

関連中国・仮想通貨格付け最新版(第13回)

これまでの13回の月次ランキングでは、ビットコインは一度も上位10にランクインした事例はなく、最高位で11位となる。これでも上位に上がってきた数値となるが、最低位で19位となる。上位10の常連プロジェクトには、EOS、ETH、GxChainなどがあり、時価総額で50位を下回るアルトコインもある。

ビットコインは上位にあるべきか

EWNの社説では、CCIDの評価カテゴリー、常連1位のEOSには決済手段以外にもdAppsなどの用途があると認めながらも、一部の通貨と比較してビットコインは上位に表示すべきであると、プロジェクトランキングの評価基準に疑問符を投げかけた。最も良いブロクッチェーンプロジェクトとしても表記していいと訴えている。

その根拠として、EWNはベンチマークCoinMetricsのデータを取り上げた。ブロックチェーンアクティビティレベルや、トッププロジェクトのトレンドにおいても、ビットコインは全ての要素において、1位と指摘している。(イーサリアムは2位)取引高や安全性などでも他の通貨とは一線を画しているとの指摘だ。

CoinMarketCapの仮想通貨健全度のランキングにおいては、ビットコインがAで3位、S級のETH(1位)とEOS(2位)に続く。このように異なるベンチマークによっては、評価の仕組みも、結果も異なるが、ビットコインがここまで過小評価されていることに対して、問題視している。

多くの非仮想通貨投資家を含め、メジャーな仮想通貨投資家もビットコインのみ注意を払っているようだと、EWNは指摘。あくまでも仮想通貨市場で一つの指標となる中国(国営機関)が公開する仮想通貨ランキングに、より明確な評価基準と解説の必要性を投げかけている。

参考資料:EWN社説

CoinPostの注目記事

ビットコイン強・アルトコイン弱の流れはいつまで続く?カイザー氏がBTCドミナンスを予想
ビットコイン(BTC)のドミナンスがどこまで伸びるか。仮想通貨の強気派として知られるマックス・カイザー氏が、ドミナンス推移にコメントした。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/05 水曜日
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。
10:35
FTXのサム前CEO巡る裁判、控訴審理に向けた聴聞会を開催 「公正な判決ではなかった」と主張
仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOを巡る裁判で、控訴裁判所で聴聞会が行われた。トランプ米大統領がCZ氏に恩赦を与えたこともあり、サム氏の裁判の注目度が高まっている。
10:25
NIPグループがビットコインマイニング拡大、月産160BTC見通し
Ninjasイン・パジャマス親会社のNIPグループがビットコインマイニング事業を拡大し、計算能力11.3EH/sを達成する。月間生産量は160ビットコインに増加し、世界約12位の上場マイナーとなる見込みだ。
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。
06:45
ソラナ保有企業フォワード・インダストリーズ、10億ドルの自社株買いプログラム承認
仮想通貨ソラナを財務資産とするフォワード・インダストリーズが10億ドル規模の自社株買いプログラムを承認した。2027年9月まで有効で、同社のSOL戦略への確信を示すものとしている。
05:55
米上場セカンス、保有ビットコインから970BTC売却で債務削減 
株価大幅安 米ナスダック上場のIoT半導体メーカーのセカンス・コミュニケーションズは4日、保有ビットコインから970BTCを売却し転換社債の50%を償還したと発表した。7月7日…
05:35
ビットコインが10万ドル割れ、2500億円以上のロスカット発生 6カ月ぶりの安値
ビットコインが11月5日に6カ月ぶりに10万ドルを下回り、一時99,954ドルまで下落した。過去24時間で16億ドル超相当のポジションが清算され、イーサリアムも年初来上昇分を帳消しにした。
11/04 火曜日
18:06
リミックスポイント、ビットコイン追加取得 新株予約権の残存分は消却
リミックスポイントは10月31日に約5億円分のビットコインを追加取得。累計1,411BTC・214億円規模に達し、第25回新株予約権を全て消却、希薄化型ファイナンスを終了した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧