はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン(BTC)ドミナンスは実質90%」出来高も含めた仮想通貨市場シェアを算出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの実質ドミナンスは90%か
ブロックチェーン分析企業Arcane Cryptoは、投資家の市場判断指標であるビットコイン(BTC)などのドミナンスを計測するときに、「時価総額/総時価総額」の算式だけではなく、全通貨の出来高(流動性)も考慮する必要があると指摘した。

ビットコインの実質ドミナンスは90%か

ビットコイン(BTC)一辺倒な相場を経て、データサイトCoinMarketCapのBTCドミナンス(時価総額のシェア)は70%弱に達しているが、ビットコインのドミナンスが実質的に93%近くあると主張する新たな報告書が公開された。

そのように指摘するブロックチェーン分析企業Arcane Cryptoは、仮想通貨のドミナンスを計測するときに、「時価総額/総時価総額」との算式だけでなく、全ての通貨の出来高(流動性)も考慮する必要があると指摘している。

これは、単純な時価総額からの算出では、正確な市場シェアを測れないとした指摘である。

流動性を加えた計算を行なった結果は、9割以上占めるレベルに達するという。これは、ビットコインは現在一般的に認知・利用されているドミナンスと比較して、約20%も高い水準に相当する。

Arcane Cryptoの研究員が算出に利用した基準は2つ、それらの数値をもとに計算を行なった。1つはCoinMarketCapで、もう1点はBitwiseが指定した信頼できる取引所10社の出来高だ。出来高と時価総額の算出で値動きがないステーブルコインは計算対象外になった。

流動性を踏まえた計算となると、多くのアルトコインは市場のドミナンス持たず、ビットコインと競争する能力に欠けていると指摘した。

これらの調査結果を報告した上で、ドミナンスは投資家の市場判断指標になるとした一方で、プロジェクトを評価する基準には適していないと説明した。異なるブロックチェーンプロジェクトにはそれぞれのソリューションを提供することが、ドミナンスからは判断できない基準であると、同分析企業は結論付けた。

参考:Forbes

CoinPostの注目記事

仮想通貨出来高水増し問題、低信用度の取引所の水増し高が再び増加=CryptoCompareの最新報告
CryptoCompareの最新レポートで、信用度の低い取引所の出来高水増し額が19年に入り拡大していることがわかった。bitFlyerやKrakenなどは、信頼度で最高位を獲得。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/15 月曜日
13:22
英国、2027年に仮想通貨規制を本格導入へ 政治献金も禁止方針
英国財務省が2027年施行予定の仮想通貨規制案を策定中。英国金融行動監視機構の監督下で取引所やウォレット企業に透明性基準を義務付け、消費者保護を強化。仮想通貨による政治献金も禁止へ。
10:50
ストラテジー、ナスダック100指数への残留決定 ビットコイン買い増しの意欲示す
世界最大のビットコイン保有企業ストラテジーのナスダック100指数への残留が決定した。セイラー会長はビットコイン追加購入への意欲を示唆している。
10:41
日銀30年ぶりの0.75%利上げ見込み 仮想通貨市場への影響は?
日本銀行が12月19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げる方針。30年ぶりの高水準となる利上げが、円キャリートレード巻き戻しを通じてビットコインなど仮想通貨市場に与える影響を分析。米FRBのQT終了による影響緩和の可能性も解説。
10:10
2025年末までに済ませておきたい仮想通貨に関する税金と確定申告への準備|Gtax寄稿
仮想通貨の税金の仕組みと、年末までにできる節税対策を解説。損益圧縮やふるさと納税・iDeCoの活用法、確定申告に向けた取引履歴・経費の整理ポイントをまとめています。
08:50
米SEC、個人投資家向けの仮想通貨保管ガイドラインを提示 姿勢転換示すか
米証券取引委員会が個人投資家向けにビットコインなど仮想通貨を保管する方法に関して推奨事項を提示した。ウォレットの選び方やカストディアン選定の注意点を解説している。
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧