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仮想通貨専門ベンチャー投資企業創設者、米NY株式市場の悲観論とビットコイン価格に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米中貿易戦争の行方とビットコイン(BTC)価格上昇の可能性
仮想通貨投資企業の創設者が、米NY株式市場は最大10,000ドルまでの下落余地があると悲観論を唱え、ビットコイン価格への影響に言及した。背景にある米中貿易戦争の状況は目まぐるしく変動している。

米中貿易戦争の行方とビットコイン(BTC)価格上昇の可能性

仮想通貨専門のベンチャー投資企業、ハイゼンベルク・キャピタル社の創設者Max Keiser氏は、株式市場の状況とビットコイン価格上昇の可能性についてTwitter上で言及した。

米NY株式市場は、極端な脆弱性の兆しをみせている。現在の価格(25,000ドル)から最大10,000ドルまでの下落余地があり、その場合、(逆相関で)ビットコインは25,000ドル(約264万円)、ゴールドは3,000ドル(約31.7万円)に達する可能性がある。

これは、投資家がその資本を「日本円」などの安全資産とされる金融商品に移す可能性を踏まえた見解だ。

株式市場に対して、悲観的な意見を述べる者は他にもいる。

約2.5兆ドル(約264兆円)を運用しているUBS Wealth Managementは、リスクの高い資産の割合を減らすことを顧客に推奨した。投資管理会社のフィエラ・キャピタルもグローバル市場における景況感は不安定であり、投資家はリスクを減らす行動を取っていると述べた。

米中貿易戦争の影響

株式市場に対する悲観的な意見の背景には、中・長期化している米中貿易戦争がある。アメリカと中国は、相互に報復関税措置を実施し合い、緊張を高めているところだ。

先週金曜日に、アメリカのドナルド・トランプ大統領は「中国の代りを探す」ように米企業に呼び掛け、また中国の商品に対する関税を上げると発言した。

今年の10月1日から2500億ドル(約26兆4000億円)相当の中国製品への関税を現在の25%から30%へと増やし、9月1日と12月15日の期日を持って段階的に他の一部の輸入品への関税も10%から15%へ引き上げるという内容だった。

この声明により、アメリカの株式価格は2.6%下落した。投資家がリスクの高い資産を、より安全と考えられたゴールド、政府債権、日本円、そしてある程度ビットコインへと交換したためだ。

トランプの一連の発言の直後、東京や香港を含むアジア市場でも日経平均株価が2.1%、香港恒生株価指数が2.7%下落するなど、韓国、台湾、シンガポール、インドネシアをはじめとするアジア各国にも影響を及ぼした。

先行き不透明感も

しかし、今週月曜日には、米国が緩和姿勢を示したことでムードは一転した。

フランスで開催されているG7サミットに出席中のトランプ大統領は、中国が貿易交渉を再開させようと努力していることを賞賛。さらにその後、貿易戦争が解決の方向へ向かう兆しを感じさせるツイートを行なった。

「習近平主席と中国政府の代表者たちが「穏やかな解決」を望んでいることに敬意を表する。」「習氏が偉大な国を代表する素晴らしいリーダーであることの証だ。対話は続けられる」と、Marketwatch(

)を引用して語った。

引用された記事では、米国との貿易交渉を率いてきた中国の政治家の劉鶴氏が「貿易戦争からは誰も恩恵を受けない」「我々は、貿易戦争をエスカレートさせることなく穏やかな協力と協議のもとで解決することに前向きだ。」と語ったことについて言及されている。

このツイートの後にダウ・ジョーンズ工業平均は169ポイント、0.8%上昇した。S&P 500指数も0.7%上昇し、ナスダック総合指数は0.9%上昇した。また27日の日経平均株価も反発して開始された。

しかし、中国外務省の耿爽副報道局長は26日の記者会見で、交渉再開申し入れについては把握しておらず、もし米国が対中制裁を強化すれば「断固とした措置を取る」と、譲らない姿勢も強調した。

いずれにしても、トランプ氏の発言が制裁の強化から、交渉再開へと転じたのはわずか数日間のことであり、情勢はまだ不透明である。

もしこのまま無事に米中貿易戦争が解決へ向かい株式市場が安定すれば、一部投資家は再びビットコイン投機から離脱していく可能性もあるが、米中貿易戦争の推移はまだどちらに転ぶか分からない状況にある。

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