- 「XRP売却停止運動」について、リップル社CEOが異例の説明
- リップル社のCEO Brad Garlinghouse氏は、仮想通貨XRPに関するネガティブニュースについて、異例声明を発表した。
「XRP売却停止署名運動」について、リップル社CEOが異例の説明
リップル社のCEO Brad Garlinghouse氏は、直近のXRPに関するネガティブなニュースについて、異例の声明をSNS上で発表した。
XRPに関してはいつもFUDはあるものの、裁判や売却に関する二つのテーマに関しては、コメントせざるを得ないとして、ツイートを投稿した。
説明したテーマは以下の2点。
- XRP有価証券問題をめぐる米国の裁判
- リップル社による毎月のXRP売却
裁判に関して
裁判について説明したGarlinghouse氏は、集団訴訟の被告側の立場として、詳細は語らないとしつつも、9月19日までに会社から対応が発表されると言及。「SECの仮想通貨ICOガイダンスは法律ではない。明らかにXRPは有価証券に該当せず、UKの規制当局も有価証券ではないと判断している。」と強調した。
8月5日、リップル社に対して集団訴訟を起こしているXRP投資家グループは、新たな修正訴状を裁判所に提出した。新たな訴訟により、ここ1年ほど継続しているリップル社に対する裁判は新展開を迎えている。
今回の訴訟では、SECの新仮想通貨ガイダンスをもとに、XRPが未登録有価証券であると主張したもので、同ガイダンスが裁判に用いられる初の事例としても注目を集めた。
リップル社は、米時間9月19日までにこの訴訟に応じる必要がある。
リップル社の政府関係グローバル部門を統括するMichelle Bond氏も、先日公開したビデオで、英国の金融行動監督機構(FCA)の仮想通貨ガイダンスで定義されたトークンの分類法を取り上げ、XRPがユーティリティトークンとエクスチェンジトークンの両方の特徴を併せ持っていると述べていた。
XRP売却停止運動について
次にGarlinghouseは直近SNS上で、リップル社が毎月XRPを売却していることに対して、「XRP売却停止要請運動」が起きている状況について説明を行なった。
背景として、キャンペーンサイトchange.orgにて、リップル社のXRP売却停止を求める署名運動として、「Stop Ripple Dumping:XRP売却停止要請運動」が先月より行われている。(現時点で2447人が署名)
Garlinghouse氏はリップル社のXRP販売についてこのように話した。
XRPの販売はXRPの有用性を促進するものだ。例えば、リップルネットの構築や、XRPを利用する企業DharmaやForteの事業を支援するなど。
実際、リップル社は四半期ごとに、XRPの売却量を減らしている。
現に、BTCとETHのインフレ率に比べ、XRPのインフレ率は減少傾向にある。
最後に、Garlinghouse氏は「リップル社は四半期レポートを公開するなどで、企業の透明性と業界の基準を推進し続ける。我々の見解ではなく、『事実』である。」と語った。
I'm always struck by the questionable sources (i'm being generous here) spreading FUD about #XRP and @Ripple. Even more so over the last few weeks (Ripple's XRP sales, litigation etc)…. thus, I feel compelled to comment
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) August 27, 2019