はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

日本の仮想通貨市場、7月にXRPとMONAを買い増す動き 証拠金取引がトレンドに=JVCEA最新資料

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内仮想通貨市場動向
JVCEAが、仮想通貨交換業者18社の会員統計情報(国内市場データ)を公開。18年の下落相場を経て証拠金取引額が大幅増加、7月にはXRP(リップル)など一部アルトコインを買い増す動きが観測された。

国内仮想通貨市場動向

JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は10日、仮想通貨交換業者18社の会員統計情報を公開。取引高や口座数、各通貨の保有状況など、2019年1月~7月の国内仮想通貨取引データを公表した。

証拠金取引がトレンドに

国内の現物取引は、2018年12月から1月にかけて約3分の1まで減少、ビットコイン(BTC)が50万円台まで急騰した19年4月より再び増加傾向に移行し、5〜6月にかけてビットコイン価格の年初来高値更新と共に、19年のピークを迎えた。(参考図:bitFlyer BTCチャート)

一方、4月〜6月に行われたBTCFXの証拠金取引の出来高は、昨年水準と比較しても2倍以上にまで増加。18年から19年にかけて証拠金取引を行う流れが増加していることがわかった。

出展:JVCEA資料

市場の取引状況の推移から、18年の下落相場から仮想通貨市場に参入したユーザーが、現物取引では出来ない「ショートポジション」からでも入れる「証拠金取引」に一定数移行した現状が浮かび上がってきた。

ビットコイン市場は2017年末をピークに、約1年半に渡る長期的な下落トレンドが続き、ロングポジションの長期保有のパフォーマンスが低下傾向にあった。4月よりビットコインの現物価格が明確な上昇トレンドに転じ、上下共にボラティリティが激しい相場へと移行しており、18年中に基礎スキルを身につけたユーザーが、証拠金取引に対してより多くの資金を投じた可能性がある。

7月に一部通貨を買い増す動き

また、国内取引所の利用者保有状況から、国内取引所の取引推移が見えてきた。

まず、主要銘柄のビットコインは、現物の保有量が2019年1月より、ゆるい右肩下がりの推移を継続、19年6月には年初来の最低数量を記録した。

出展:JVCEA資料

6月はビットコイン価格が、149万円の年初来最高値を更新した月であり、一定数の保有者が一時的に利確に動いたことが影響したとみられる。

現物金額では、2019年4月よりビットコインの現物保有金額が増加、3月まで最も保有金額が多かったXRPを超えた。

しかし、この推移はビットコイン価格が続伸したことで、通貨あたりの金額が増加したことが理由にあがるとみられるため、注目すべきは各通貨の数量の推移にあると考えられる。

数量の推移から見た国内市場では、年初来高値を更新したタイミングで保有量が減少したビットコインに対し、劣勢に立たされていた一部のアルトコインの数量が増加傾向にあることがわかった。

出展:JVCEA資料

今回レポートされたアルトコインは、XRP、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン (MONA)、ライトコイン (LTC)の5通貨で、内3通貨(XRP、MONA、LTC)の3通貨の保有量が、年初比較で増加していた。

特にXRPとMONAは、今年7月に1年間で最も多い保有数量を記録しており、市場価格が低迷する中で、現物の保有量を増やす投資家が増加したことがデータからわかった。

CoinPostの関連記事

バイナンスの仮想通貨証拠金取引、日本人の利用を解禁か 
Binanceの仮想通貨証拠金取引で、禁止されていた日本人の利用を解禁する可能性が浮上した。取引に係る同意文に内容の変更が確認された。
SBI北尾社長「国際送金は、仮想通貨XRP(リップル)を使用する形で」|フィンサム2019
SBI北尾社長はフィンサムにて、デジタル決済および仮想通貨領域について熱弁。米Rippleと提携したマネーグラムのほか、デジタル決済マネータップの展望、STOによる資金調達など、多岐に渡る事業展開に言及した。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧