はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

金融庁、暗号資産の課題について議論するラウンドテーブルを開催 4つのテーマが公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金融庁が第2回暗号資産ラウンドテーブルについて公表
金融庁は、国際協調の新しい段階に向けて国内外の関係当局、国際機関間で議論や経験共有のための機会を提供。暗号資産に関する投資者保護及び市場の廉潔性に関する国際的な連携・協調など、4つのテーマが扱われた。

金融庁が暗号資産に関する第2回監督・監視ラウンドテーブルを開催

金融庁は、暗号資産に関する第2回監督・監視ラウンドテーブルを開催したことを金融庁のホームページで公表した。

ラウンドテーブルは国内外の規制当局を含む関係者の間で、暗号資産(仮想通貨)に関連する課題について議論を交わす場として開催されており、去年の9月に第一回が行われている。

開会にあたっては金融庁の氷見野金融国際審議官が挨拶を行なっている。

氷見野氏は挨拶にて、フェイスブック社が開発を主導する仮想通貨リブラについて触れ、リブラが成功するかについては現時点では分からないものの、リブラが各国の規制当局や中央銀行に対して警鐘を鳴らす役割を果たしているのではないか、と指摘している。

同ラウンドテーブルは内容は非公表であるため、具体的な議論の内容は明らかではないが、金融庁の発表によると、以下の4つのテーマで話し合いが行われたことが公表されている。

(ⅰ)暗号資産に関する最近の技術的な進展と課題

(ⅱ)暗号資産取引プラットフォームの規制及び監督

(ⅲ)投資者保護及び市場の廉潔性

(ⅳ)マルチステークホルダーが関与するスキーム等に関する国際的な連携・協調

暗号資産に関する監督・監視ラウンドテーブルは、去年に開催されて以来、2回目の開催となる。

1回目の議題は以下の通り。

(ⅰ)暗号資産に関する技術的な進展と課題、

(ⅱ)暗号資産取引プラットフォームの監督、

(ⅲ)国際協調が可能な分野、

(ⅳ)投資者保護及び市場の公正

前回のラウンドテーブルと比べると、今回のラウンドテーブルにおける議論のテーマはより具体的な内容となっていることが分かり、規制の整備が進んでいる中で、議論が発展していることを窺わせる。

金融庁の取り組みについて

金融庁に関しては、先日に、日経新聞と共同で開催したフィンテック・レグテックサミットのFINSUM2019が閉幕したばかりで、同サミットにおいても、開幕の挨拶からブロックチェーンやリブラに言及がされるなど、ブロックチェーン技術がサミットにおけるメイントピックの一つであることが強く印象付けられるようなサミットであった。

また、サミットでは、金融庁の遠藤俊英長官が、来年の春にブロックチェーン技術に基づく型金融システムの課題や今後の更なる活用可能性を議論する場として、ガバナンスフォーラムを開催すると発言している。

なお、本ラウンドテーブルは同じく金融庁の開催するブロックチェーン・ラウンドテーブルとは別のイベントであり、本ラウンドテーブルでは暗号資産(仮想通貨)に関する規制の議論が主であるのに対し、ブロックチェーン・ラウンドテーブルでは、ブロックチェーンの技術的な面に焦点を当てて、議論が行われている。

CoinPostの関連記事

金融庁共催「フィンサム2019」閉幕、仮想通貨・ブロックチェーンへの言及を総括
金融庁共催のFINSUM2019が閉幕した。登壇した金融庁長官、麻生大臣から暗号資産の重要性について言及が相次ぐなど、政府関係者のスタンスを含め、業界内外の関心度の高さが浮き彫りとなった。
金融庁長官、仮想通貨に関連したグローバル対応やブロックチェーン国際会議の主催に言及|フィンサム2019
金融庁長官は東京で開催中のFIN/SUM2019にて、暗号資産に関連したグローバル対応などを進めるとともに、G20議長国としてブロックチェーンラウンドテーブルなどの国際会議を主催する」などと言及した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/07 月曜日
12:21
イーロン・マスク、新政党でビットコイン支持示唆 法定通貨への懸念表明
イーロン・マスク氏が新政党「アメリカ党」でビットコイン支持を表明。「法定通貨は絶望的」と発言し、暗号資産への姿勢を鮮明に。トランプ氏との対立から第3政党設立へ。2026年中間選挙で限定的な議席獲得を目指す戦略も明らかに。
12:15
UAE当局、トンコインによるゴールデンビザ取得プログラムを否定=報道
アラブ首長国連邦当局がトンコインのステーキングでゴールデンビザを取得できるプログラムを否定した。当ビザの要件で仮想通貨投資家は対象外と表明している。
12:07
ビットコイン高値圏で推移、取引所の流入・流出比率は3年ぶり低水準に
ビットコインは109,060ドルで小幅上昇。取引所流入・流出比率が0.9まで低下し、2023年弱気相場以来の最低水準を記録。昨年11月の米大統領選以降、約20万BTCが取引所から流出し、残高は280万BTCと7年ぶりの低水準となった。これは投資家の長期保有志向の強まりを示しており、短期投機から長期価値投資へのシフトが鮮明になっている。
09:22
米シークレットサービス、過去10年間で犯罪関連の仮想通貨580億円相当を押収
米シークレットサービスが過去10年間で4億ドル相当の仮想通貨を押収した。米国では豚解体詐欺による銀行破綻も発生しており捜査当局は仮想通貨が関連する犯罪への対処を進める。
07/06 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧