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英ヘッジファンド、FCA認可の仮想通貨投資信託をローンチ|機関投資家の参入を促す狙い

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制準拠の仮想通貨投資信託をローンチ
英ロンドンを拠点にするヘッジファンド Nickel Asset Managementが、仮想通貨の投資信託をローンチ。裁定取引や自動取引システムを活用し、機関投資家の参入を狙っている。

仮想通貨の投資信託

英ロンドンを拠点にするヘッジファンド Nickel Asset Managementが、仮想通貨の投資信託「Nickel Arbitrage Fund」を正式にローンチした。

この投資信託は、仮想通貨市場のボラティリティ(価格変動)に注目しているベテラン投資家向けだ。Nickel Asset Managementは、今回のローンチに向けて5000万ドル(約54億円)の資金調達に成功している。

また、英国規制当局である金融行為規制機構(FCA)の認可も取得済みで、ファンドの運用業者(AIFM = Alternative Investment Fund Manager)として認証された。欧州連合(EU)の規則に準じ、機関投資家向けに、1億ドル超(約110億円)の資金管理が可能になる。

Nickel Arbitrage Fundでは、投資家に安定した収益をもたらすためにアービトラージ(裁定取引)も行う。ある取引所で購入した仮想通貨を他の取引所で売るという、取引所間の価格差を利用した売買も行うという。また、独自の自動取引システムを活用し、様々デジタル資産でポートフォリオを形成するという特徴を持つ。

このような投資手法について、Nickel Asset Managementのポートフォリオマネージャー Alek Kloda氏は、「デジタル資産やデリバティブ商品を世界中に存在する複数の取引所でトレードする限り、十分なスピードで質の高い取引を実行できれば、利益を生むことができる」と語っている。そして、これは流動性を高めることにもつながると説明した。

Nickel Asset Managementの創業者たちは、仮想通貨の規制が十分に整備されていないことを大きな問題と捉えており、そのことが仮想通貨の普及の障害になっているとみている。事前に規制当局の認可を取得できたことは、新たなサービスの追い風になるだろう。

CEOのAnatoly Crachilov氏は、機関投資家のポートフォリオにより多くのデジタル資産が加わるのは時間の問題だとみていると話す。そして「我々は機関投資家が利用したくなるような企業を目指す」と意欲を示した。

参考資料 : Finance Magnates

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